更新日:2013/10/02 14:47
海外でワイナリー巡りを楽しむポイントは、オリジナルの製造工程の見学、テイスティング、オーナーがこだわった眺めや庭園などがありますが、「高畠ワイナリー」では、その殆どが楽しめます。
ピノノワールが両サイドに栽培されているプロムナードを抜けると、美しい庭園とお城のような入口が!ここが山形だと忘れてしまうほどヨーロッパ調です。
建物に入ると、製造工程がその使用機器と一緒に紹介されており、無料で自由に見学できるので、ふらりと立ち寄ってもOK!
青空の下に広がるガーデンには、ワイナリーで買ったワインやチーズなどを食べられるピクニックランチテーブルなどもありますので、家族や友人など仲間と一緒に気軽に寄ってみたいという旅には、おススメのワイナリーの1つです。
「高畠ワイナリー」のテイスティングは、無料のフリー形式です。
店内にいくつも置かれているコップを自由に取って、山形ならではのフルーツワイン、賞を取ったワイン、季節のワインなど、店内のワインの説明を見ながら、ご自身のペースで何度でも試飲することが可能です。
ノンアルコールのコーナーもありますので、クルマで立ち寄ってもドライバーだけが何も試飲できないということがなく、みんなで楽しむことができるのも魅力です。
また、漫画「神の雫」で取り上げられた金賞受賞ワインなど高額なワインも安価でテイスティングできることもあるようですので、テイスティング用に用意されてないワインでも、購入を迷うようでしたら遠慮せず相談してみましょう。
テイスティングコーナーから続く、おみやげ売場。
自社製造の葡萄が練りこまれた珍しいパスタやスパイス、その場でいただけるチーズやハム、シフォンケーキなどのスイーツ類、お漬物…と、その厳選された品揃えと工夫された商品には、誰もがウキウキしてしまうでしょう!
写真の地元で採れたフルーツを使ったスイーツは、「高畠ワイナリー」のある地域出身の児童文学家「浜田廣介」の絵本「泣いた赤鬼」をテーマにフルーツがカッティングされたオリジナルケーキの1つで、おみやげにしても喜ばれそうな凝ったデザイン。
このような可愛いオリジナルスイーツから本格的なソース類まで、ワインと一緒に送っても、重さに関係なくクールでも送料が500円均一なのも嬉しい魅力です!(2013年9月時点の情報で、冬季は交通事情によって変わる可能性もありますので、関連メモのリンク先にてお確かめください)
街中に、葡萄畑とは別にワイナリーを営む「酒井ワイナリー」は、ハーブや季節の花たちに囲まれた、日本で最も古い歴史あるワイナリーの1つとして有名です。
テレビ東京系列の「大人の極上ゆるり旅」でも紹介された、そのワインへのこだわりと情熱は、入口にある昔のワイン製造過程で使われた樽からもうかがえますが、昔ながらの、ろ過機を一切使わないノンフィルターワインが特徴です。
ワインだけではなく、手作りのもろみ味噌や、珍しいはちみつ、県産葡萄ジュースなど気の利いた商品や、可愛いカフェも併設されています。
「酒井ワイナリー」のテイスティングは、1本ずつ醸造工程やぶどう品種のこだわりなど会話を楽しみながらカウンターでゆっくり試飲できます。
家族経営で自社畑栽培のぶどう100%ワインを買えるのは、国内では大変貴重ですが(一般的には国産原料100%の国産ワインですら良く選ばないと手に入らない)ぶどうの自家栽培から行うこだわりの会話を聞きながらのテイスティングは、ナパやソノマのワイナリーを想わせるほど本格的です。
また、大抵のワインは、瓶詰めする前に、澱を取り除くための濾過処理を行いますが、この時、澱とともに香りや旨味も一緒に取り除かれてしまうのです。「酒井ワイナリー」では、澱を自然に沈殿させることで、上澄みだけをすくってボトリングするという一手間をかけ、無濾過のワインを製造し、深く芳醇な香りと味わいを保っています。
ワイン好きの友人やご夫婦で、とっておきの自分たちのための1本をみつけるワイナリー巡りなどに、おススメのワイナリーです。
今回ご紹介しました山形の2つのワイナリーはいずれも駅から歩いて行くことができます。
予約すれば、ワイナリー農園や製造工程のファクトリー見学もできますし、秋には、収穫祭、新酒の出荷と楽しみが続きます!
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