茶芸館のような台湾茶のドリンクスタンド「京盛宇」!旅の記念にキュートなボトルはいかが?!

茶芸館のような台湾茶のドリンクスタンド「京盛宇」!旅の記念にキュートなボトルはいかが?!

更新日:2018/07/23 15:18

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア
1年を通して温暖な台湾には、街のいたるところにドリンクスタンドがあります。台湾の人たちにとっては自動販売機のような存在で、いつでもどこでも気軽にのどを潤せるスポットとしてかかせない場所となっています。

多くの店がさまざまな味のドリンクを揃えて競う中、台湾茶に特化し、本格的な茶器を使ってお茶を淹れるスタイルの店も!進化したドリンクスタンド「京盛宇」でおいしい台湾茶を飲んでみませんか。

斬新な販売スタイル

斬新な販売スタイル

写真:吉川 なお

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台湾の街中に点在するドリンクスタンドはほとんどがチェーン店で、それぞれが独自のオリジナルドリンクを揃えています。「京盛宇(ジンションユー)」はそれらと一線を画し、台湾茶に特化して、店頭で本格的な茶器を使って茶を淹れるという茶芸館方式を採っています。

『獨特而完美的台湾茶芸体験(独特で完璧な台湾茶体験)』という独自の販売スタイルは業界初の斬新な試み。「100%台湾産茶葉とその場で淹れたて」をモットーに、日々本格的なお茶を提供しています。

出来上がりまでは大体5分ほど。ドリンクスタンドならではの素早い仕上がりは、茶芸館でゆっくりする時間がない忙しい旅行者の方にもぴったりです。

店名に込めた思い

店名に込めた思い

写真:吉川 なお

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「京盛宇」という店名には、台湾茶に対する思いが込められています。

数の多さを表す量詞である「京」は、茶の苗木を植えてから飲むまでの過程でおいしいお茶を育む無数の要素が組み合わさることを意味し、器を意味する「盛」は現代人の生活習慣に合ったお茶文化を広める土台、上下四方の空間を表す「宇」はお茶の栽培に適した台湾の土地、気候を表しています。

台湾の自然と風土が育てたお茶を伝統の茶文化に即して提供する、これが「京盛宇」のコンセプトとなっています。

旅の記念になるオリジナルボトル♪

旅の記念になるオリジナルボトル♪

写真:吉川 なお

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台湾茶の奥深さを象徴するように、メニューは清香系列、熟香系列、特殊風味、特調系列というカテゴリーで全21種類。阿里山烏龍、凍頂烏龍、阿里山金萱 、杉林渓烏龍、文山包種、東方美人などおなじみのものから、白毫茉莉煉乳ナイ茶、蜜香貴妃煉乳ナイ茶などミルクとブレンドしたオリジナルティーまで多種多様なラインアップです。

店のおススメは阿里山金萱、熟香阿里山烏龍、蜜香貴妃茶!それぞれの特徴が書かれている日本語メニューも用意されているので、それも参考にして選びましょう。

飲みたいお茶が決まったら、ホットかアイスかを選択します。ちらっちらっと目に入り、気になっていたレジ横に置かれている「京盛宇」というロゴ入りの細長いボトルはお持ち帰り容器のサンプル。夏場はアイス、冬場はホットを注文するとこのボトルに入れてもらえます。

実はこのボトル、台湾女子の間でオシャレ〜♪と密かなブームになっています。シンプルだけど超キュート!と評判で、これ欲しさにお茶を購入する人も。繰り返し使え、旅の記念にもなる点も高ポイントです。

1杯1杯急須で丁寧に

1杯1杯急須で丁寧に

写真:吉川 なお

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メニューに書かれた価格は、巷のドリンクスタンドと比べると少々お高め。しかし、オーダーしてから目の前で繰り広げられる光景を見たら、その価格にも納得されるのでは?

なんと、お茶の淹れ方は「工夫茶」と呼ばれる作法そのもの!茶芸館でかしこまって行う作法を熟練のスタッフが手慣れた手つきで披露します。

まずは茶葉の計量から。茶通しを使って天秤に移し、セットされている分銅と同じ重さに量ったあと、蛇口から出るお湯をビーカーに入れて、茶壺(急須)にかけて全体を温めます。温めることによって香りや味が持続し風味も増すのだとか。そのあと茶葉を入れてお湯を注ぎ、その湯でビーカーを温めます。

ホットは、そのビーカーにお茶を注ぎそれを容器に移して完成ですが、アイスの場合はここで大きな氷の塊が登場します。ビーカーにこの氷塊を入れ、その上にお茶を注ぎ冷やします。

この氷で冷やす技術も「京盛宇」の自慢のプロセス。氷の溶け具合とお茶の濃度はすべて計算ずくで、まさにプロの成せる技と言えます。

このように、オーダーされたお茶は1杯1杯丁寧に淹れられて、お茶の種類に応じて一番おいしいタイミングで容器に移されます。芳醇な風味の中にほのかに甘さがある極上のお茶が、淹れたての状態で持ち帰れるなんてうれしいですね。

一緒にお土産もゲット!

一緒にお土産もゲット!

写真:吉川 なお

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ドリンクスタンドでありながら、お土産が買えるのもお茶専門店のいいところ。黒を基調にしたセンスのいいパッケージの商品がたくさん並んでいます。贈答用に箱詰めされたものの他に、自宅やオフィスで簡単に飲めるティーパックもあり、台湾で飲んだ思い出の味が、日本で飲みたいときにサッと再現できちゃいます。

台湾茶に魅せられたら必ず欲しくなってしまう茶道具も販売しています。わざわざ専門店に足を運ばなくても、お茶を買ったついでに手に入るなんて一石二鳥ですね。

観光のお供に「京盛宇」♪

本格的台湾茶を気軽にテイクアウトできる茶芸館のようなドリンクスタンド「京盛宇」。現在、台北市内には新光三越台北駅前店地下3階、誠品敦南店地下1階、松山文創園区内の誠品店3階、CITYLINK 松山車站店西口1階に4店舗あり、新北市の三井アウトレットパーク林口にも出店しています。

亜熱帯の台湾の街歩きに、のどを潤すドリンクは必需品!観光のお供に「京盛宇」の淹れたて台湾茶を是非どうぞ!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/17 訪問

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