写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る汁なしの台湾ラーメンをなぜ皿台湾を呼ぶのだろう?という疑問は、提供されるとすぐに解けます。丼ではなく平皿にどーんと盛られているから「皿台湾」なのですね。2袋分ほどもありそうなもやしの山で、奥に隠れている麺はほとんど見えないほど。この山をかき分けて食べ進むことになります。
実際に食べて驚くのが、このもやし炒めのクオリティ。家ではなかなか作れない、プロならではのシャキシャキ食感です。ニラと豚ひき肉も、もやしの食感を邪魔せず、かつ「もやしばっかりで物足りない」とはならない絶妙な量でさすがのひとこと。定期的に思い出しては食べたくなる味です。
なお、この「皿台湾」は、2012年に開催された「なごやめし博覧会」で、「新名古屋めしコンテスト」の敢闘賞を受賞しています。テレビや雑誌といったメディアに取り上げられることも多く、少々アクセスが悪い立地であるにもかかわらず行列ができる人気店となっています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る皿台湾と並んで常連の人気を集めているのが、人生餃子の自家製チャーシュー。豚肉本来のうまみが感じられるしっとりとした仕上がりで、濃いめのタレとよく合います。年末にはお正月用に買い求める人も多く、2015年末にはなんと165本分ものチャーシューが予約されたとか(1本87本、ハーフ156本)。大きなかたまり肉がカウンターに積み上げられているのを見ると、チャーシュー丼を追加せずにはいられないはず。写真はチャーシュー丼(小)にチャーシューを1枚追加トッピングしたものです。テイクアウトもできますので、食べきれなさそうな場合でもぜひ注文してみてください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る人生餃子にある汁なし麺は、皿台湾だけではありません。皿コーン台湾、皿さんらー台湾、皿かれー台湾、皿たんたん麺など気になるメニューがたくさん。写真は皿たんたん麺で、あざやかな紫キャベツが目を引く一品となっています。もちろん、「皿」ではない丼のラーメンもありますよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る皿台湾とチャーシューが人気を集めているお店ですが、店名は「人生餃子」。名前からして特別においしい餃子が食べられそうなイメージです。が、こちらの餃子はとっても普通。家で手作りしたような普通の餃子で、お店のメニューにも「最高に普通の餃子」のひとことが添えられています。こだわりの詰まった唯一無二の餃子ではなく、「普通がいちばん」という人生観に裏打ちされたような餃子です。そうは言っても、この焼き色は家庭では出せませんね。
ちなみに、餃子を始めどのメニューもビールにぴったりなのは言うまでもありませんが、ビール好きにうれしいのが生ビールがキリン・ハートランドであること。ハートランドを採用している中華料理店は滅多にありませんので、そのポイントでもレアなお店だと言えるでしょう。
人生餃子は名古屋市の中心部からは外れた中川区にあり、最寄駅である地下鉄六番町駅からも徒歩10分以上かかるので簡単にリピートするのが難しい立地です。しかし、うれしいことにチルド麺が販売されているので自宅でも食べることができます。製造しているのはスガキヤなのですが、麺もタレも驚きの再現性!もやし炒めをシャキシャキに仕上げることができれば、お店と同じとはいかないまでもかなり近い見た目と味を楽しむことができます。
このチルド麺はスーパーでの取り扱いもあるので、お店に行けない方も運が良ければ見つけることができます。要冷蔵なので持ち運びが難しいですが、お土産にも喜ばれること間違いなしなので、名古屋旅行には保冷バッグをお忘れなく。
こちらの人生餃子は中川区八剱町にあり、キャッチフレーズは「八剱ROCK」。大人気店でありながら支店はなく、八剱町の一店舗を大切に切り盛りされているまさにロックなお店です。
土日のランチタイムは行列になることも多いので、平日に行けるならラッキー。平日のランチタイムは少しお得なセットもありますので、思い切って足を延ばしてみてください。名物・皿台湾と自家製チャーシュー、後悔はしないはずです!
この記事を書いたナビゲーター
一番ヶ瀬 絵梨子
お酒とおいしいものが大好きな、名古屋在住の関西人。2児の母。ヨソ者目線で、名古屋の魅力をフカボリ中です。名古屋観光検定(上級)。フェリーやLCC、民泊を使い、家族で格安に旅する方法を探すのが得意。その…
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