写真:ザーカー 久美子
地図を見るアメリカ南部テキサス州ヒューストンは、国内で2番目に広大な面積を誇る都市です。その大きさは、なんと東京23区の倍以上!そのため、観光スポットが点在しているのですが、中心街は、縦長で碁盤の目のように区画され、それを貫くように路面電車「メトロレール (Metro Rail) 」が走っており、散策するのにとても便利なエリアです。
19の博物館や美術館のある「博物館地区 (Museum District) 」は、中心街の南に位置するのですが、そこへ行く前にまず訪れたいのが、中心街の北にある「ヒューストン観光案内所 (Houston Visitors Center) 」。無料の地図や割引クーポン券、お土産が手に入ります。質問は、気軽にスタッフへ尋ねてみましょう。
それでは、おススメの4つの博物館をご案内します。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る観光案内所の斜め向かいにある「サムヒューストン公園 (Sam Houston Park) 」には、19世紀〜20世紀初めにかけて建てられた10の家や教会、文化遺産協会の「博物館ギャラリー (Heritage Society Museum Gallery) 」があり、かつてのヒューストンの風景を今に伝えています。
1847年に建築された「ケラム・ノーベルハウス (Kellum-Noble House) 」は、公園ができる以前からこの場所にあった最も古いレンガ造りの家で、所有者のザヴァイア・ノーベル夫人 (Mrs. Zerviah Noble) により開かれたヒューストンで最初の私立学校のひとつでもあります。建物内は「歴史的建造物ツアー (Historic Structure Tours / 有料 ) 」に参加すると見学できます。
「博物館ギャラリー」では、19世紀初頭〜20世紀半ばにかけて使われた道具や工芸品、資料など2万3000点にのぼる品を展示しています。館内には、実際にあったスーパーマーケット「ダンカン・ジェネラルストア (Duncan General Store) 」が再現されています。この店では、食品〜棺桶まで取り揃えていたそうですよ。
入館無料なので、観光案内所とあわせて、ぜひ見学してくださいね。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る「博物館地区」の南に位置する「ヒューストン自然科学博物館 (Houston Museum of Natural Science) 」は、ヒューストンで最も人気の高い博物館で、蝶の楽園「コックレル・バタフライセンター (Cockrell Butterfly Center) 」とプラネタリウム、3D映画館が併設されています。
100年以上の歴史を誇るこちらの博物館には、15の展示ホールのほか、様々な特別展が開催されています。
石油の街・ヒューストンならではの展示ホールといえば、石油と天然ガスについて知識を深められる「ウィス・エナジーホール (Wiess Energy Hall) 」。
石油採掘を体感したいならエレベーター型映画館「ジオベーター (Geovator) 」へどうぞ。地表にある油井(ゆせい:石油を掘る井戸)からおよそ2000m地下へ。作業工程が360度のプラズマスクリーンと音響で、リアルに再現されています。ぜひ、石油探しの旅にでかけてみてください。
「宝石と鉱石のカレンホール (Cullen Hall of Gems and Minerals) 」では、約2000カラットの巨大ブルートパーズから金塊まで、およそ450種類の鉱石と、美しい細工を施された宝石が展示されています。世界的にも貴重な鉱石が放つ輝きは、高尚な美術品のよう!必見の展示ホールです。
毎週木曜日の午後2時〜閉館までは無料で入館できるので、この機会をどうぞお見逃しなく。
※「ウィス・エナジーホール」は、2016年7月現在改装中です。詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る自然科学博物館から2区画北にあるのが、年間100万人以上の家族が訪れる「ヒューストン子ども博物館 (Children’s Museum of Houston) 」。愛らしいお城のような外観が印象的な博物館です。
遊びながら学べる14の展示ホールのうち、ダントツ一番人気が「キッドトロポリス (Kidtropolis) 」。カラフルでキュートな街には、市役所やテレビ局、スーパーマーケットやレストランがあり、20以上の仕事体験やショッピングができます。入口でもらえるキャッシュカードを使って、お金を貯めたり使ったりと、楽しみながら経済についての知識を得られます。
夏休みなどのピーク時にはたいへん混みあうので、入館の際にファストパスを手に入れておくと、スムーズに入場できますよ。
中庭にある「フローワークス (Flow Works) 」では、水力発電や水路、氾濫原(川に運ばれた堆積物でできた平野)といった水力の仕組みを、実際に水にふれながら学習することができます。
毎週木曜日の午後5時〜8時は、入館無料です。家族でたっぷり遊んでから、ディナーはいかが?
写真:ザーカー 久美子
地図を見る子ども博物館の南に位置するのが、今年2016年に20周年を迎える「ヘルス博物館 (The Health Museum) 」。全米にある身体や医学に関する博物館のうち最も来館者数の多い博物館です。
この博物館の目玉といえば「アメージング・ボディーギャラリー (Amazing Body Galley) 」。ドラえもんのスモールライトで小さくなって、体内を探検するような展示ホールです。7m近い長さを有する肋骨は、まるで巨大な鳥かごのよう!
科学に興味のある方には、白衣を着て科学者体験ができる「デベイキー細胞研究所 (DeBakey Cell Lab / 料金別途) 」の参加がおススメ。7つある研究室で、DNAや酵素、微生物について研究します。7歳〜大人まで参加可能です。
毎週木曜日の午後2時〜7時は、無料で入館できます。
そうなんです。今回ご紹介した「博物館地区」にある3つの博物館では、木曜日の午後からは入館無料!効率よくお得に博物館めぐりをしてくださいね♪
木曜日の午後に博物館へ行けないけどお得に見学したい、という方には「ヒューストン・シティパス (Houston City Pass) 」を。NASAでおなじみ「ヒューストン宇宙センター (Space Center Houston) 」や自然科学博物館、子ども博物館を含む7ヶ所の人気観光スポットのうち5ヶ所に入場できるチケットで、なんと約半額に!9日間有効なので、ゆっくり観光したい方にもぴったり。ウェブサイト、または、7つの観光所にて購入できます。
ヒューストンならではの4つの博物館を、ぜひリーズナブルに見学してくださいね☆
〈一旅一首〉
アウトドア用品としてアメリカのスーパーで売っている拳銃が
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(2023/12/10更新)
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