気迫みなぎる西海の鬼。ホレるぜアニキ・高知「長宗我部元親像」

気迫みなぎる西海の鬼。ホレるぜアニキ・高知「長宗我部元親像」

更新日:2019/05/24 13:20

タケモト スグルのプロフィール写真 タケモト スグル 美術館バカ、感動写真家
古くからパブリックアートとして認知されている芸術があります。銅像です。ありがたき巨匠の芸術を全国各地で見る事ができます。ところが抽象的な姿に感動を得る方は少ないのではないでしょうか? ここでは、高知県桂浜に立つ「長宗我部元親 初陣の像」と巨匠「濱田浩造」をご紹介すると共に、「長宗我部元親」の魅力に触れたいと思います。

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濱田浩造「長宗我部元親 初陣の像」

濱田浩造「長宗我部元親 初陣の像」

写真:タケモト スグル

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高知、土佐といえば? 思い浮かぶのは幕末の志士でしょう。坂本龍馬、武市半平太、岡田以蔵など、多くの人物が浮かびます。中でも坂本龍馬は特別で、桂浜の上竜頭岬に立つ「坂本竜馬像」は一大観光名所です。

土佐のミケランジェロ「本山白雲(もとやま はくうん)」によるその竜馬像も感動の芸術作品ですが、今回ご紹介する銅像は竜馬像とは違います。浜より車で約10分、若宮八幡宮(※)近くに立つ「長宗我部元親初陣の像(ちょうそかべもとちか ういじんのぞう)」です。

濱田浩造「長宗我部元親 初陣の像」

写真:タケモト スグル

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とにかく理屈抜きにカッコいい。圧倒的な存在感に加え、フィギュアの域の躍動感があります。高知はもちろん、日本全国レベルでイチオシの銅像です。

濱田浩造「長宗我部元親 初陣の像」

写真:タケモト スグル

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作者は高知市出身の銅像作家「濱田浩造(はまだこうぞう)」です。1940年に生まれ、長宗我部元親像のほか、多くの歴史上の人物銅像を生み出し(※)、2001年に病気で亡くなりました(享年62歳)。各作品の素晴らしさを見るに、大変残念でなりません。

※若宮八幡宮は元親の初陣戦勝祈願の地といわれている
※高知県内に現存する歴史上の人物の銅像 全43体中 過半の25体が濱田浩造の作

四国の覇者

四国の覇者

写真:タケモト スグル

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この銅像の人物、長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)は戦国時代の武将です。1539年、土佐の大名で岡豊城主の国親(くにちか)の子として生まれました。長身、色白で大人しく、「姫若子(ひめわこ)」と揶揄されましたが、22歳の初陣で目覚ましい活躍を見せ、「鬼若子(おにわこ)」と称されるようになりました。直後の父の死去で家督を相続。15年で土佐を統一し、10年で四国の大部分を平定しています。

四国の覇者

写真:タケモト スグル

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その後、織田信長と対立。大規模な長宗我部討伐軍が編成されましたが、渡海の日に「本能寺の変」が勃発し、難を逃れています(※)。更に秀吉とも対立。なかなかにして血の気の多い英雄です。

四国の覇者

写真:タケモト スグル

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※ 本能寺の変の要因の諸説として、元親が関係する四国征伐回避説(四国説)があります。明智光秀と妻を通じて同族であったため、討伐の回避に信長を討ったという説です。真意は??ご当人に伺いたいものですね。

戦国BASARA

戦国BASARA

写真:タケモト スグル

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一大英雄と言うべき長宗我部元親。ところが、坂本竜馬らに比べて知名度がありません。一因は大河ドラマでしょう。竜馬はもちろん、大名クラスの伊達政宗、武田信玄、前田利家らに加え、一家臣に過ぎない直江兼続でさえ主役ながら、元親にはいまだオファーがありません。

ところが近年、特定分野で知名度が急上昇しました。その分野とは「ゲーム」です。「戦国無双(コーエーテクモ)」に次いで登場した「戦国BASARA(カプコン)」により強い個性を獲得し、爆発的人気へとつながりました。

戦国BASARA

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ゲーム中の称号は「西海の鬼(さいかいのおに)」。野郎ども(家臣)からは「アニキ!」と呼ばれ、慕われています。初代BASARA公式の人気投票では3位を獲得するなど主役級の人気です(1位伊達政宗、2位真田幸村)。

戦国BASARA

写真:タケモト スグル

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団塊ジュニア世代からすれば、元親は「暗殺と入札で安々と四国を平定する武将(信長の野望 全国版)」として一部に人気がありましたが、現在の人気はそれを大きく大きく上回るものです。

※ 戦国BASARAは戦国時代を舞台とするアクションゲームです。キャラの立った若い戦国武将が、奇抜なファッションに身を包み、人間離れの技で敵をなぎ倒します。「歴女(れきじょ)」を生むきっかけとなりました。特徴は、個性で勝負するところです。従来の歴史ゲームのようなパラメーター勝負ではありません。いわば、「世界に一つだけの花」世代のゲームと言えるでしょう。史実を無視する部分も多々あり一部にアンチもありますが、そこは従来の時代劇と同じと考えることができます。新生時代劇と考えれば納得いくのではないでしょうか。

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アニキの目 アニキの胸 アニキの腕

アニキの目 アニキの胸 アニキの腕

写真:タケモト スグル

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そのキャラ設定の下、あらためて元親像を見てみましょう。

アニキの目、アニキの腕、アニキの背中・・・。

アニキの目 アニキの胸 アニキの腕

写真:タケモト スグル

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ホレるぜアニキ。

交通アクセス

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アニキへのお目通りには、大きく2つの方法があります。1つは車、1つは公共交通機関+徒歩です。

交通アクセス

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オススメは車。JR高知駅より30分弱の距離にあります。場所の詳細は写真にリンクされている地図をご覧下さい。

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公共交通機関+徒歩の場合は以下の通りです。
(高知駅からのルート)

1)路面電車
「高知駅前」駅より乗車、「はりまや橋」駅で下車。所要時間約5分、運賃200円です。(徒歩であれば約15分)

2)バス
「はりまや橋」駅近くのバス停「南はりまや橋」より、「桂浜」行きか「みませ」行きバスに乗ります。本数は1時間に2本程度です。その後、「南海中学校通」バス停にて下車。所要時間約20分、運賃480円。

3)徒歩
現地まで歩きます。徒歩で約10分の距離です。詳細な場所は写真にリンクされている地図をご覧下さい。

※ なお、帰路のバスは1時間に1本程度しかありません。特に終バスには注意して下さい。

2014年11月時点の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

おしまいに

今回は、高知県の桂浜に立つ「長宗我部元親 初陣の像」と「濱田浩造」、そして戦国BASARAについて触れました。それぞれ漢(オトコ)のドラマです。

感動を心にカメラをその手に。アニキの気迫を全身で受け止め、カメラに収めてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/11 訪問

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