写真:かとう とも
地図を見る鹿児島県の中心部、天文館の山形屋の近くにある「柳川氷室」。一見、昭和の香りが漂うシンプルで風情のある氷屋ですが、夏には1日中長蛇の列ができています。というのも、ここの氷屋で美味しいかき氷を販売しているからです。
ガイドブックなどには載らず、宣伝もしていないのに、ただただ口コミだけで人気が広がっている「柳川氷室」のかき氷。美味しい・大きい・安いの3拍子が揃ったこのかき氷を食べるために並んでいる人は地元の人が多く、中には仕事の途中か帰りに立ち寄ったと思われるスーツ姿の人たちもチラホラいて、老若男女、世代や性別を問わず沢山の人がいます。
かき氷は氷屋の店頭で販売しているので、食べる場所は脇にベンチ椅子が1つあるのみで、他にはありません。地元の方達はその場で立ったまま食べたり階段に座って食べている方がほとんどなので、皆の真似をして食べるのをお勧めします。
写真:かとう とも
地図を見る鹿児島の大地は火山噴出物が堆積してできたシラス台地によってできているのですが、このシラス台地で濾過された天然水「大重谷源水」は名水として焼酎づくりなどにも使われています。
「柳川氷室」の氷は、この「大重谷源水」を使用して6日間かけてじっくりゆっくり凍らせた氷です。不純物がなく、新鮮でキラキラ透明なこだわりの自家製氷で作る「柳川氷室」のかき氷は、氷が普通のかき氷と全然違いきめが細かくフワっとしていて、口に入れると一瞬でとけてしまいます。かき氷を食べている時にありがちな、頭がキーンとすることもなく、見た目はかなり大きいかき氷ですが、あっという間に食べる事ができます。
写真:かとう とも
地図を見る「柳川氷室」のかき氷の美味しさもさることながら、ボリュームもすごく、手渡されてビックリ。子供の顔ぐらいの大きさがあるんです!こんなに食べれるかなと食べる前は不安になるんですが、フワフワで口溶けの良い氷は普通のかき氷と違い全然重くなく、まるで雪を食べているような食感。小さな子供でもあっという間にペロリと1つ食べ終わってしまいます。
写真:かとう とも
地図を見るもう1つ驚きなのは、ほとんどのかき氷が1つ¥250〜という安さで買える事。ミルクをかけてもプラス¥50で¥300で食べる事が出来て、とってもお財布に優しいんです。
種類も豊富で、おなじみのイチゴやメロンだけではなく、コーヒーやキャラメル、カシスオレンジなど色々な種類があります。中でも是非試していただきたいのが、「くろず」のミルク掛け。200年以上黒酢造りが受け継がれていて有名な鹿児島県福山産の黒酢を使い、さっぱりとした酸味が特徴のかき氷です。酸味にミルクの甘みがプラスされ、ヨーグルトのような不思議な味が楽しめます。
安くて種類が豊富なので、その場で2つ食べてしまう人もいます。1日に何度でも通いたくなってしまう「柳川氷室」。地元の人たちに愛され、リピーターが絶えないのが頷けます。
いかがでしたでしょうか。美味しい・大きい・安いの3拍子が揃った「柳川氷室」のかき氷。暑い夏には並んででも何度も通いたくなってしまいます。店の手際がよく回転率が早いので、並んでいる人数の割には思ったより長い時間並ばずにすみます。
地元の人が大事にしている場所なので、歩行者の邪魔はしない・食べた後のゴミは片付けるなどの最低限のマナーをしっかり守って美味しく食べましょう。
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(2024/9/9更新)
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