親戚の家に来たみたい!仏のゲストハウス「シャンブル・クグース」滞在で、「美しい村」巡りを楽しもう

親戚の家に来たみたい!仏のゲストハウス「シャンブル・クグース」滞在で、「美しい村」巡りを楽しもう

更新日:2016/07/26 10:30

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
フランスの中世の巡礼路の一つ「ル・ピュイの道」の中でも重要な位置を占める山間のコンク村から、わずか17キロメートルの集落にあるゲストハウス「シャンブル・クグース」は、まるで親戚の家で休日を過ごすような心地よい滞在が楽しめます。

広大な芝生の庭に囲まれ、敷地内で採れる食材を使った朝食に、手作りケーキで午後のティータイムを過ごせるひとときが、心に残るものとなるはず!近郊の観光も相談に応じてくれます。

広大な敷地のお宿は、400年前の修道院の建物を利用

広大な敷地のお宿は、400年前の修道院の建物を利用

写真:Hiroko Oji

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フランスの巡礼路の一つ「ル・ピュイの道」途上にあるコンク(Conques)村は、美しい中世の村としても人気があり、山間に石造りの素敵な家並みが広がります。しかし、公共交通機関では訪れるのが難しく、鉄道の最寄り駅は30キロメートルほど離れたロデツ(Rodez)駅。駅からバス便があるものの、日帰りでは利用不可能な運行になっています。コンク村で宿泊するならOKなのですが、ホテルが満室の場合もあり、そんな時でもコンク村を訪れることができる格好のお宿が、コンク村とロデツ駅のちょうど中間にあるのです。その名も「シャンブル・クグース(Chambres d’Hotes Cougousse)」!

シャンブル・クグースでの滞在は、先ず、ロデツの鉄道駅へのお迎えから始まります。列車の到着時間を知らせておくと、笑顔溢れるオーナーがホームまでお出迎えをしてくれます。20分ほどのドライブで到着するのは、400年前の修道院だった建物を改装して、居心地よく保たれている石造りのお宿です。

建物の前に広がるのは、緑が美しい広大な芝生の敷地で、クルミやオレンジの木・ラヴェンダーの花などが咲き乱れるお庭、その一角に食材を栽培しているスペースがあります。

一人でもゆったりしたダブルベッドのお部屋でのびのびと!

一人でもゆったりしたダブルベッドのお部屋でのびのびと!

写真:Hiroko Oji

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客室は全部で3部屋。そのうちの一つをご紹介しますと、分厚い石造りの壁が素敵な趣の、ゆったりしたお部屋の中央に、大きな寝心地よいダブルベッドが置かれています。このお部屋には、テーブルセットやパラソル&昼寝用ベンチの置かれたテラスが付いており、その前は緑の芝生が広がる、のびのびした空間!テラスの前を小さな木の植え込みが囲っているので、誰にも邪魔されることなく自由気ままな時間が過ごせます。

室内にはテレビやテーブルセット、たくさんのハンガーが用意された大きなクローゼット、色々な種類の紅茶のティーバッグが入った入れ物に電気ポットなどが備わっていて、不自由なく過ごせます。浴室はヨーロッパではよくあるようにシャワーのみでバスタブは付いていませんが、使い勝手がよく清潔そのもの。ドライヤーや乾燥機もセットされているので、洗濯物を乾かすのも大丈夫!

毎日午後のティータイムは、家族のように

毎日午後のティータイムは、家族のように

写真:Hiroko Oji

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到着日は、オーナー専用のテラスへのお誘いがあり、ウェルカムドリンクと手作りのケーキやガレット(クッキーのような焼き菓子)で、またはこの地方特産のワインなどで歓迎してくれます。この建物に同居している友人二人もオーナー夫妻に合流し、楽しい会話が弾みます。会話は、フランス語が多いのですが、英語でも通訳してくれるので、フランス語ができないからと言って困ることはほぼありません。到着日だけでなく、滞在中は、午後のひとときをこのように過ごすことができるので、まるで親戚の家にお泊りに来ているような気持ちにさえなってきます。

※ 写真の右の二人がオーナー夫妻(ジャノット&クラウディット)、左二人が同居の友人、4人でおもてなししてくれます。

朝から自家製&手作りのメニューでエネルギー補給

朝から自家製&手作りのメニューでエネルギー補給

写真:Hiroko Oji

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旅先での楽しみの一つでもある朝食は、このお宿ご自慢の手作りメニューが並びます。お庭で採れたトマトやキュウリ、新鮮な卵、果物、クルミなどのナッツ類、毎朝焼かれるクグロフやケーキも絶品の味で、ヨーグルトやバケットも並びます。楽しい会話付きで、朝から栄養補給はバッチリ!お腹も心も大満足で、観光にお出かけできますよ。

自転車は乗り放題で、隣村まで快適サイクリング

自転車は乗り放題で、隣村まで快適サイクリング

写真:Hiroko Oji

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シャンブル・クグースのお宿があるのはバス通り沿いなのですが、このバスの本数が一日1本のみ!おまけに土・日・祝日は運休という全く不便なロケーションなので、レンタカーで来るのが一般的なようです。しかし、ご安心ください!レンタカー利用でない泊り客には、希望すれば駅まで送迎してくれ、また、滞在中は自転車を無料で貸し出してくれます。この自転車を利用して、近隣の美しい村々へお出かけができるのです。

また、自転車ではちょっと遠いかも?という距離にあるコンク村やベルカステル村と言った人気のある「美しい村」へは、同居している友人の時間が合えば、車で連れて行ってくれ、観光案内もしてくれるので、相談の価値おおありです。

お土産のTシャツも記念に!

ホテルに泊まるとなかなか味わえないような交流が楽しめるのが、このようなお宿の嬉しい所です。

たっぷりこの地を楽しんで、チェックアウト手続きを済ませた後、「記念に」と言って渡してくれるのが、お宿の名前の入ったTシャツ!素敵な思い出と共に、お宿を後にするときには、もう少し滞在を延ばしたい気持ちになり、またいつか再訪したい思いに駆られることと思います。皆さんも一度、この温かい雰囲気に浸ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/06−2016/07/08 訪問

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