写真:堀内 京子
地図を見る朱色と白が鮮やかな社殿が目を惹く釜蓋神社は、雄大な東シナ海と開聞岳を望める番釜海岸にあり、入江の岩礁が突き出た場所に建てられています。正式名称は、射楯兵主(いたてつわものぬし)神社と言います。
神社の起こりは遙か昔、天智天皇が御領を訪れたことに由来します。天皇の接待のためにたくさんの米を蒸していると、突如すさまじい突風が起こり、米を蒸していた釜蓋が遠く離れたこの地まで吹き飛びました。地元の人々が釜蓋を拾い上げて、釜蓋大明神として大切に祀ったのが始まり。
古来より武の神様として崇められて、色々な伝説が残っています。戦前は、戦場で敵の砲弾に当たらず無事に帰還出来るようにと、多くの出兵者やその家族が参拝に訪れたそう。女子サッカー五輪前には澤選手と福元選手が参拝に訪れて、見事にメダルを獲得!サッカーの中村俊輔選手は神社のお守りを身に付けて大活躍!と話題になりました。
写真:堀内 京子
地図を見る境内に幾つかのパワースポットがあり、拝殿内の天井に描かれた大迫力の龍の絵は携帯電話の待受画面にすると運気アップが期待出来るとか。拝殿横に祀られた寿石(ことぶきいし)を撫でながら祈願すると、良縁や子宝にご利益があるそうですよ。
観光客が訪れる理由にはユニークな参拝方法にも秘密が。釜蓋を頭に乗せて祈願する参拝スタイルがテレビや雑誌で紹介されて話題となり、参拝者が続々と増えています。木で造られた釜蓋は1人用と2人用があり、大きなサイズの2人用はずっしりと重くバランスを取るのがかなり難しいかも。カップルで仲良く頭に乗せて参拝すると、2人の距離がぐっと縮まることでしょう。
写真:堀内 京子
地図を見るそれでは、いよいよ釜蓋を手に取って参拝しましょう。
まずは頭にそっと釜蓋を乗せてバランスの良い位置でキープ。そのまま手を外して歩き、鳥居から約10メートル先の賽銭箱を目指します。歩くと頭から釜蓋がコロンと落ちそうになりますので、バランスを取りながら進んでくださいね。まっすぐ前を見ながらゆっくり歩くのがコツですよ。
賽銭箱に近づいてきたら、ゴールまであと少し!賽銭箱前の階段が最後の難所になりますので気を抜かずに一歩ずつ進みましょう。無事に到着したら、釜蓋を取ってお参りを。もし、途中で落としてもご安心ください。最初からやり直せば、何度でも再チャレンジが出来ます。釜蓋を落とさずに参拝できると、開運や厄除けのご利益が期待できるそうですよ。
写真:堀内 京子
地図を見るさらなる運気アップを願う方は、釜蓋願掛け投げ入れをどうぞ。手のひらに乗るミニサイズの釜蓋(有料)を神社下の海辺に置かれた釜へ投げ入れます。距離は約3メートルですが、目標の釜が小さいので意外と難しく、なかなか入らないかも。
参拝後の休憩には神社裏手にある「希望の岬」がオススメ。目の前に東シナ海が広がる絶景ビュースポットになり、薩摩富士と称される開聞岳が望めます。釜蓋をデザインしたベンチが設置されていますので、美しい景色を眺めながら寛がれてください。
釜蓋神社をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
願いを叶えたい!運気をアップしたい!そんな時にはパワースポットを巡る旅へ出かけてみませんか。近くの番所鼻自然公園には、幸運のシンボルと呼ばれるタツノオトシゴを鑑賞できる「タツノオトシゴハウス」もあります。下記関連MEMOからぜひご覧ください。
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(2024/10/15更新)
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