まるで青空美術館!ポーランド・グダニスクの「旧市街」は、ただ歩くだけで幸せ気分

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まるで青空美術館!ポーランド・グダニスクの「旧市街」は、ただ歩くだけで幸せ気分

まるで青空美術館!ポーランド・グダニスクの「旧市街」は、ただ歩くだけで幸せ気分

更新日:2016/08/18 14:29

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ エアライン勤務

世界には歩いているだけで魅了されてしまう風景があります。バルト海沿岸の都市グダニスクの旧市街もその1つ。1000年以上の長い歴史を誇り、ハンザ同盟の自由都市として16〜17世紀に黄金期を迎えたこの街には、その頃の華やかな街並みが今でも息づき、世界各地から訪れる人々を魅了しています。数あるヨーロッパの街並みの中でもとび抜けて美しいグダニスクの旧市街。あなたも一度そぞろ歩きしてみてはいかがでしょう?

まさに色の洪水!目にも鮮やかな建物群

まさに色の洪水!目にも鮮やかな建物群

写真:たぐち ひろみ

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10世紀末に誕生してから、ポメレリア、ドイツ騎士団、ポーランド、プロイセン、再びドイツと、さまざまな政権の支配を受け、激動の歴史をたどってきたグダニスク(=グダンスク)。その一方では、一大貿易都市として繁栄と衰退の両方を経験してきました。第二次世界大戦の攻防戦で大半が破壊され、ほぼ廃墟と化してしまった旧市街ですが、戦後、資料をもとにみごとに復元され、現在ではポーランドを代表する美しい街並みのひとつに数えられています。

旧市街の目抜き通りは、「ドゥーガ通り(Dulga)」。かつて国王の凱旋パレ―ドが行われたメインストリートです。「高い門(Brama Wyżynna)(写真左奥)」から、反対側の「緑の門(Zielona Brama) 」まで延びる全長500mの道で、通り沿いにはロココ様式の「ウプハーゲン邸(Dome Uphagena)」をはじめ、かつて上流階級が住まっていた華やかな邸宅が並びます。

この通りに入ってなにより驚くのが、その色彩の豊かさ! ピンク、ブルー、グレー、赤、グリーン、ベージュ、赤茶、濃茶、白・・・北ヨーロッパ独特のパステルカラーに彩られた家々がずらりと建ち並ぶ姿は、まるで屋外美術館のようです。ポーランドの数ある旧市街の中でも、グダニスクのそれはきわだつ美しさ。眺めているだけで幸せな気分になる景色です。

名前がどうにも不釣り合い!美しすぎる「大武器庫」

名前がどうにも不釣り合い!美しすぎる「大武器庫」

写真:たぐち ひろみ

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高い門からドゥーガ通りに入りすぐ左折した通り、「トカツカ通り(Tkacka)」にあるのが、このピンク色の煌びやかな建物。「大武器庫(Wielka Zbrojownia)」という名が示すとおり、かつては大砲や弾丸などが保管されていた物々しい場所なのですが、オランダ・ルネサンス様式の流れをくむというその姿は、あくまで優美! 旧市街の中でもイチオシのみどころです。 

実は元の建物は戦争で破壊されてしまたため、こちらは1945年の再建とのこと。残念ながら、見学は外観のみですが、空の青とのコントラストが何とも絶妙で、建築ファンでなくともいつまでも眺めていたくなる美しい建物です。

観光客で賑わう、旧市街の中心地「ドゥーギ広場」

観光客で賑わう、旧市街の中心地「ドゥーギ広場」

写真:たぐち ひろみ

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ドゥーギ通りを進むと、その先は「ドゥーギ広場(Dlugi Targ)」。有名な「ネプチューンの噴水(Fontanna Neptuna)」のある旧市街の中心部です。噴水の中央にあるブロンズ像「海の守護神(ネプチューン)」は、17世紀からここに立ち、港町グダニスクを見守っています。

広場の周囲には、16世紀建造で現在歴史博物館になっている「旧市庁舎(Ratusz Głównego Miasta)」、白亜の美しさに目を奪われる元ギルド本部の「アルトゥール館(Dwór Artusa)」、通りのもう一方の入口となる「緑の門(Zielona Brama)」 など、秀麗な建造物が建ち並んでいます。カフェやレストランも多く、広場に面したテラス席は観光客にとても人気です。

食事をするなら、ぜひ雰囲気満点な運河沿いのレストランで!

食事をするなら、ぜひ雰囲気満点な運河沿いのレストランで!

写真:たぐち ひろみ

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風光明媚なグダニスク旧市街のなかでもイチオシなのが、「モトワヴァ運河(Stara Motlawa)」沿いの散策路。ここには数えきれないくらい沢山のレストランや土産店が軒を連ねていて、昼間から夜遅くまで地元客と観光客で賑わっています。行き交う観光船、渡し船、対岸の景色を眺めながら、昼からビールを1杯、2杯、いいえ3杯! 旅先だから味わえる贅沢なひとときです。

食事をするなら、バルト海で取れる魚介類がおすすめ。すずき、たら、サーモンなど日本でもお馴染みの魚も豊富で、日本人に合うさっぱりとした味付けです。

このモトワヴァ運河沿いにある「ポーランド海洋博物館(Centralne Museum Morske W Gdansk)」の別館には、巨大な木造クレーン(Zuraw)の実物大模型が展示されていて必見です。14〜15世紀に船への貨物の積み下ろしの際使用されていたという歯車式、手動式のクレーンで、その大きさには誰もが驚かされます。当時の日常生活が再現された館内とあわせ、なかなか興味深いこの博物館。入場券の購入は本館の受付で。

琥珀を買うなら、ここグダニスクがおすすめ

琥珀を買うなら、ここグダニスクがおすすめ

写真:たぐち ひろみ

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バルト海沿岸は、世界の琥珀の85%を産出するという、知る人ぞ知る琥珀の名産地。その流通の拠点となっているグダニスクには、いたるところに琥珀ショップが営業しています。特にモトワヴァ運河沿いから続くマリアツカ通り(Mariacka)は、琥珀のアクセサリーや小物類を売るショップだらけ。「琥珀通り」という名がぴったりな小路です。

産地に一番近いグダニスクのこと、値段もかなりお手頃です。もし琥珀に興味があるようなら、ここで購入することをおすすめします。一口に琥珀といっても、クリーム色から、オレンジ、濃い茶まで、さまざまな色があり、大きさ、デザインも、それこそ多種多様。そうした琥珀のバリエーションを眺めて歩くだけでも、楽しい時間が過ごせます。

珠玉の港町グダニスクを満喫しよう!

グダニスクへは、ポーランドやヨーロッパの主要都市から直行便が運航しています。また、ポーランド国内なら便利な特急列車も数多く運行されていて、個人でも行きやすい観光地です。

まだまだ日本人には馴染みの薄いポーランド。その中でも知名度の低いグダニスクですが、一度訪れたら忘れらない魅力のある街です。郊外にある迫力満点の世界遺産「マルボルク城」へは、グダニスクからの日帰りも可能。美しい街並み、おいしいシーフード、珍しい琥珀、世界遺産の城。北ポーランドの港町には、新しい発見と体験が待っています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/01−2016/05/02 訪問

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