写真:羽田 さえ
地図を見るボルシチを食べずして、ロシア料理を語ることはできません。日本国内で供されるボルシチはトマトスープになっていることも多いのですが、本場のものはちょっと違います。
深みのある赤色はビーツ(砂糖大根)によるもの。砂糖大根と言っても特別に甘ったるい訳ではないのでご安心を。カブのようなやさしい甘みと、じっくり煮込んだ肉や野菜の旨味が口の中に広がります。サワークリームをたっぷりのせていただきましょう。
写真:羽田 さえ
地図を見るブリヌイはロシア風のクレープのこと。ザワークラウトをのせて前菜に、ジャムやバターでデザートに、と様々な形で食されています。
とりわけ極東ロシアらしさ満点なのが、イクラのブリヌイ。薄くまかれた生地の間には、色鮮やかなイクラがぎっしり!見た目のインパクトに反して、イクラとクレープは意外なほど相性の良い組み合わせ。クセになりそうな新しい食感です。「イクラ」はもともと魚卵という意味のロシア語だという事実を、思い出させてくれる一品です。
写真:羽田 さえ
地図を見るとにかく国土の広いロシアでは、食文化も実に多彩。極東エリアは中国の東北地方やモンゴル、朝鮮半島などの影響を受けたアジア風の料理も数多くあります。
代表的なもののひとつがペリメニ。見た目は完全に中国の水餃子のようですが、バターの風味が豊かに香る、れっきとしたロシア料理。フォークとナイフでいただきます。中身は肉と野菜が定番ですが、港町ウラジオストクらしく、新鮮な魚介を使ったものも見られます。
写真:羽田 さえ
地図を見るウラジオストクの街には、マクドナルドがありません。その代わりに市民権を得ているファストフードは、北欧フィンランド発祥の「HESBURGER(ヘスバーガー)」です。
ロシアならではのメニューとしてぜひ食べたいのは、黒パンのハンバーガー。ほんのり酸味のある黒パンに、オニオンリングやトマト、ジューシーなハンバーグ。ボリュームも満点で、手軽なランチにぴったり。カウンターでの指さし注文ができるため、言葉の心配も不要です。
写真:羽田 さえ
地図を見るボルシチと並ぶ有名なロシア料理と言えばピロシキ。スーパーやコンビニを始め、色々なところで売っていますが、古い油を使ったピロシキは風味も落ちておいしくないのだとか。
とは言え美味しいピロシキを見極めるのは、観光客にはなかなか難しいもの。そんな時には、中央広場の市場で行列ができているお店で買ってみましょう。地元住民に人気のピロシキは美味しい可能性が高く、また商品の回転が速いので出来たてを購入できる確率もあがります。
極東ロシア、ウラジオストクで食べたい名物グルメ5選、いかがでしたか。定番のロシア料理からあまりなじみのないものまで、異国情緒たっぷりのグルメがそろっています。
まだまだ日本ではマイナーなこの港町へ、ちょっとした食べ歩き旅行に出かけてみませんか。
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この記事を書いたナビゲーター
羽田 さえ
こんにちは。国内は44都道府県(青森・秋田・新潟が未踏です!)を旅しました。海外は東アジアが多めです。旅先では、歴史ある建物や古い街並みを見て歩くことが大好き。素敵なホテルに泊まること、美味しいものを…
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(2025/1/17更新)
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