写真:瀧澤 信秋
地図を見る上砂川町は長年三井砂川炭鉱の町として発展してきました。他の炭鉱の町と同様、次第に斜陽化し1987年に閉山しました。そんな最期の炭鉱の町と上京した若者の夢を描いた倉本聰さんの名作ドラマ「昨日、悲別で」。悲別とは架空の町ですが上砂川町が舞台です。
当時は、函館本線の支線である上砂川支線の終端駅「上砂川駅」がありました。ドラマでは「悲別駅」とされていますが、廃線・廃駅となった後も駅舎は隣地に移築保存されており、いまでもドラマのファンが訪れます。
駅舎の中には、当時のロケ風景の写真やサイン色紙などが飾られており、町を挙げてのロケだった往事の賑わいをうかがい知ることができます。現在、鉄道は廃線となりましたが、JR函館本線の砂川駅からは北海道中央バスの路線バスでアクセスできます。バスの終点は上砂川岳温泉となります。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る温泉ブームは全国各地へ波及しており、地方の町や村に至るまで多くの日帰り温浴施設があります。住民の交流スポットとしても機能しており、過疎化は進んでも温泉は住民で賑やか、というシーンをよく見かけます。もちろん旅人にとっても魅力的な場所。お手盛りの観光地とは違い、その土地を身近に感じられる飾らないスポットにして湯浴みも楽しめるのです。
上砂川岳温泉 パンケの湯も上砂川町の人々に人気のスポット。温泉はもちろん、カラオケルームや宴会場なども備え、地域のコミュニティスペースとして欠かすことの出来ない施設です。また、スキー場が目の前という立地で、冬も多くの人々で賑わいます。
また、「ふるさと交流プラザ」が隣接しており、会議やイベント、バンケットスペースとして活用されています。車で数分の場所には町営の「テニスコート」や「弓道場」、「体育センター」などもあります。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るパンケの湯ご自慢の温浴施設は、眺望が楽しめる大きな窓と高い天井が特徴。泡風呂やサウナ、水風呂も完備しています。大自然の中での入浴は旅の疲れを癒してくれることでしょう。
泉質は、ナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があると言われています。源泉は約11℃と温度が低いため、熱交換器で入浴に適した温度まで加熱されています。大浴槽と水風呂は源泉を使用、泡風呂・洗い湯は水道水が使用されています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る上砂川岳温泉 パンケの湯はもちろん宿泊も可能。シンプルな和室は落ち着いた滞在ができます。ベッド派に嬉しい洋室も完備。一番大きな特別室は、洋室と和室、更にフリースペースまで備えられています。グループでの利用に最適でしょう。
何より魅力的なのは料金設定。北海道はハイシーズンになると、人気観光地を中心に通常の数倍は当たり前といったレートに宿泊料金が高騰します。上砂川岳温泉 パンケの湯は年間を通して低料金を実現。利用しやすい施設といえます。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る館内にはレストラン「パンケ」があります。丼ものやラーメン、カレーといった定番メニューからオリジナルの一品までバラエティ豊かです。豪華な上岳定食はおすすめ。刺身や天婦羅もある豪華版です。
更に宿泊客の夕食は小鉢や陶板焼きなども加わり、華やかな旅館の夕食となります。しかも和室に宿泊の場合は部屋食で提供。部屋食といえば高級旅館では定番ですが、低料金の宿にして部屋食とはお得感満点です。
旅行といえば多くの人々が訪れる有名観光地に注目しがち。そのようなエリアでは、高い料金と混雑が付き物です。ちょっと視点を変えて、決して有名ではないですが地域の人々に愛さているようなスポット、施設を宿泊先として選んでみるのも、新たな旅の発見があるかもしれません。北海道の旅にお得感満点の上砂川岳温泉 パンケの湯はいかがでしょうか?
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(2024/10/9更新)
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