写真はマレーシア王室や世界中の紅茶通から絶賛を受けている紅茶「BHO TEA」のティーセンターの紅茶畑を臨めるカフェで、キャメロンハイランドに行ったら絶対にはずせない場所です。敷地内の工場では畑から摘み取った茶葉が紅茶になるまでを見学でき、BHO TEAの歴史や当時使われていた機械なども展示されています。
ここでのメインはやはりカフェテラス。BHO TEAといえば渋みがほとんどなくまろやかな味で人気の最高品質の紅茶です。カフェではケーキやクッキーなどの軽食もあり、美味しい紅茶と一緒に素晴らしい景色を眺めながらのカフェタイムはまさに至福!最高のひとときとなるでしょう。
さらにおすすめなのがお土産屋さん。最高品質なのに比較的安価で軽くパッケージも可愛いので、マレーシアのお土産といったらBHO TEAのティーバックという方も多いでしょう。そしてこのティーセンターではBHO TEAの全種類が置いてあり、他にはないガーデンティーを入手できたりフレーバーティーの試飲などもできるのです。
週末は混雑しテラスに座れないこともあるので、平日を狙って訪れるといいでしょう。
『シルク王』とも呼ばれたジム・トンプソンは、建築家から軍人となり諜報員として活躍後、タイ・シルクを復興させた事業家として有名になりました。しかし1967年3月26日、キャメロンハイランドへ休暇で訪れていたトンプソンは友人の別荘『ムーンライト・コテージ』で忽然と姿を消し、軍や警察や住民など数百人体勢での捜索が行われたが見つかることはなかったのです。
諜報員であったことや政府関係者に知り合いが多かったことから、誘拐・暗殺説やジャングル遭難説など様々な推測がされたのですが、現在まで行方も生死も不明のままです。
そしてこの事件をもとに描かれたミステリー小説が松本清張の『熱い絹』です。日本の軽井沢とマレーシアのキャメロンハイランドで起こった事件の謎を追っていくミステリーで、第二次世界大戦後当時のキャメロンハイランドの描写もあります。
実際のキャメロンハイランドはとてもゆったりとできる場所なので、現地に小説を持って行き、小説の舞台で読むという贅沢な過ごし方もいいでしょう。
キャメロンハイランドにあるブリンチャン山は、赤道に近い熱帯雨林でありながら標高が高いため、周辺のジャングルには蚊やヒルがほとんどいません。危険な動物や虫もいないと言われているため、ブリンチャン山周辺では快適なジャングル・トレッキングが楽しめます。
さらにキャメロンハイランドの周辺には世界最大の花ラフレシアがあるのです!ラフレシアといえば蕾の状態が約9ヶ月続き、花を咲かせると3日から7日で枯れてしまうため見ることが難しい幻の花。しかしキャメロンハイランドの周辺には広範囲で群生地があるため、出会える確率も高いのです。
ジャングルツアーやラフレシアツアーはキャメロンハイランドの起点の町タナラタから申し込めます。4WDで約2000Mのブリンチャン山を駆け上がり1、2時間かけてゆっくり自然を満喫するジャングルウォーク。さらにラフレシアツアーでは花を求めてジャングルの奥へと入って行くため、片道3時間ほどのしっかりとしたトレッキングになることも。訪れるタイミングによって花が咲いている場所が違うので、ツアー会社でしっかりと確認しましょう。
キャメロンハイランドにはいくつもの園や農場があり、その中でも人気なのがバタフライファームです。ここではキャメロンハイランドに生息する貴重な蝶たちを保護し研究しており、マレーシアの国蝶でもある美しい『ラジャブルック』なども見ることができます。
100種類以上の蝶を飼育するにあたり園内には花や自然が豊富で、たくさんの蝶が飛び交う空間は楽園のよう。いくつかの蝶園が点在していますが、蝶だけではなく昆虫やトカゲなどが展示してあったりもします。
また、良質なハチミツがとれるビーファームや、100種類ものバラが咲き誇るローズセンター、マレーシアでも稀なラベンダー畑のあるキャメロンラベンダー、いちご摘みのできるストロベリーファームなど様々な施設で楽しむことができるのです。
高原リゾートや避暑地として長期滞在をする日本人も多いキャメロンハイランドですが、実際にここへ足を運べばそれもうなずけます。気候が涼しく物価が安いというだけでなく、美しい自然に囲まれた環境でその地で育った野菜や果物を食べ、そこに暮らす穏やかな人たちの中で過ごすという贅沢なリゾートステイができるのです。
キャメロンハイランドへ訪れる際はぜひロングステイをして、自然を眺めながら美味しい紅茶をお供にミステリー小説を読むような、ゆったりとした時間を楽しんでください。
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