地球外惑星体験もできる!? チュニジアをまるっと周遊しよう!

地球外惑星体験もできる!? チュニジアをまるっと周遊しよう!

更新日:2016/07/27 15:47

ジュマペル ヤマモトのプロフィール写真 ジュマペル ヤマモト
チュニジアは、面積は日本の半分弱の小国で、北アフリカの地中海に面し、イタリアと向かい合っています。サッカーやバレーボールなどのスポーツも盛んなので、名前だけでも耳にした方も多いのではないでしょうか。小さな国の割に、地域ごとに多様で独特な景色や文化は地球外惑星的ですらあるため、スター・ウォーズなどのロケにも使われるほどです。

そんなチュニジアを周遊するイメージで主な魅力をご紹介します。

白と青のシディ・ブ・サイド

白と青のシディ・ブ・サイド

写真:ジュマペル ヤマモト

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首都チュニス近郊のシディ・ブ・サイドは、「チュニジアで一番美しい街」と呼ばれていて、高級別荘地として多くのチュニジア人の憧れの街となっています。
1900年代初頭の景観保護の政令により、無秩序な建物の建設が禁止され、白と青に統一されていて、とても美しい街並みになっています。(なおあまり知られていませんが、こうした景観保護令は、シディ・ブ・サイドが世界初であるとされています。)
その上、空と海は、無限の青のグラデーションを描き、その境目がわからないほどです。

街のメイン・ストリートであるハビブ・タムール通りを上っていくと、正面に「カフェ・デ・ナット」が見えてきます。階段を上がると「ゴザ(=ナット)」カフェの名の通り、店内はゴザ敷きで、日本人にはおあつらえ向きのくつろぎスペースになっています。
乾いた地中海性気候だからでしょうか、砂糖と松の実がたっぷり入った熱いミントティーが胃袋に沁みます。

カフェ・デ・ナットの少し先にはバンビローニという揚げドーナッツ屋があって、お客さんが群がっています。その場でじゃんじゃん揚げたそばから砂糖をまぶすだけのシンプルなものですが、外はジュワッ、中はもちもちで最高においしいおやつです。

ブーゲンビリアが咲く庭やチュニジアン・ブルーの建物を見ながら散歩するのが気持ちの良い街です。

チュニジアン・ドア

チュニジアン・ドア

写真:ジュマペル ヤマモト

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チュニジアのドアは、それだけで1冊の本ができるほど魅力的です。多くはアーチ状をしていて、沿岸部では青、内陸部では、茶色や黄色・緑などに塗られています。「ファティマの手」と呼ばれる魔除けや、多数の鋲で装飾されていて、それぞれに個性がありますし、おじさん達がドアの前の路上でタバコを吸いながらボードゲームなどをしていたりするので、路地をドアブラするだけでも楽しいですよ!

巨大塩湖 ショット・エル・ジェリド

巨大塩湖 ショット・エル・ジェリド

写真:ジュマペル ヤマモト

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チュニジア中西部のオアシスの街トズール郊外には、千葉県ほどの広さがある塩湖 ショット・エル・ジェリドがあります。地平線には、はるか遠くのオアシスの街が蜃気楼としてぼんやり浮かんでいます。水は特有のミネラルやバクテリアのため、写真のようなピンク色に染まっています。日本でお目にかかれないのはもちろん、まさに別の惑星にでもいるような風景です。

真ん中を一本道が貫いていますが、行けども行けども、塩・塩・塩・・・ 次第に遠近感やスピード感も薄れて、進んでるんだか止まっているんだかさえ、よくわからなくなってくる始末です。

サハラ砂漠でキャメル・ライド

サハラ砂漠でキャメル・ライド

写真:ジュマペル ヤマモト

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チュニジア南部は、サハラ砂漠にかかっています。入口の街 クサール・ギレンには、椰子の木の茂るオアシスに囲まれたテントホテルリゾートがあり、砂漠の中とは思えないほど快適に過ごすことができます。
ここでは、キャメル・ライドが超楽しいです!ラクダ乗り場で、まつ毛バッフバフのラクダとご対面します。目の前にはどこまでも砂丘が広がり、のんびりラクダの背に揺られていると、なぜか誰しも「♪月の〜砂漠を〜」と口ずさんでしまうから不思議です。

なおサハラの砂は、とても細かく風に舞うので、目やカメラはしっかり守ってください!

ベルベル人の穴居住宅

ベルベル人の穴居住宅

写真:ジュマペル ヤマモト

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チュニジア南部は、ベルベル人の比率が高く、独特の文化や生活様式を維持しています。その一つが穴居住宅です。赤土を固めて作った家は、しばしば地下スペースもあって、地表の暑さが届かない過ごしやすい居住スペースを実現しています。
壁や階段から窓などの開口にいたるまで、作りは「いい意味で」雑で、ほとんど直線がなく歪んでいます。でも、それがたまらなく愛おしい味になっていて引きつけられるのです。

現在、私たちが訪れることができるような街では、住宅というよりは、改装されて、とてもいい雰囲気のホテルやカフェとして利用することができるのでお薦めです。

まとめ

写真にはありませんが、食事も日本人の口にあい、とても美味しいですし、イスラム教国家ながら戒律が緩やかなので飲酒も可能です。その上ファブリックや雑貨などのお土産も豊富で、人々は人なつっこく親切で旅行がしやすいとくれば、次の海外旅行は、チュニジアに決まりですね!

掲載内容は執筆時点のものです。

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