まるでクレヨンの米ろうそくも!滋賀・高島「和ろうそく大與」

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まるでクレヨンの米ろうそくも!滋賀・高島「和ろうそく大與」

まるでクレヨンの米ろうそくも!滋賀・高島「和ろうそく大與」

更新日:2016/08/11 19:14

政田 マリのプロフィール写真 政田 マリ 仏像ナビゲーター

琵琶湖と山々、周囲を大自然に囲まれた湖西の町・近江今津で100年に渡り手造り和ろうそくを伝える店「大與」。自然素材を使い、昔ながらの製法で伝統を受け継ぎ丁寧に作り上げる和ろうそくは、単に灯りとしてだけではなく優しい空間を演出する存在として寺院などで重宝されてきました。そんな老舗にまるでクレヨンのようなカラフルろうそくが登場!懐かしくて新しい大與の新商品は日常をあざやかに彩ります。

人を想い、環境を想う純植物性のろうそく

人を想い、環境を想う純植物性のろうそく

写真:政田 マリ

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滋賀県高島市は琵琶湖の北西に位置します。ビーチやスキー場、キャンプ場が多数あり「湖岸のリゾート地」と言えるような自然に囲まれた場所。海津大崎の桜並木はとても有名で、春になると県内外からたくさんの方が訪れます。そんな高島市にある近江今津駅を降りてまず西へ、県道291号線を北に折れて少し歩くと窓格子から飛び出すろうそくのオブジェに目が止まります(写真)。近江で和ろうそく店をスタートさせたのが約100年前。材料に国産ハゼウルシを使い丁寧に手造りをする伝統の技を四代に渡り今日に伝えてきた「大與(だいよ)」。やわらかいゆらぎと力強い光が独特なハゼウルシのろうそくは燃焼時間も長く煤が出にくいため、大切な仏像などを安置するお寺のお堂などで使われ、大本山永平寺御用達でもあります。

しかし原料となるハゼウルシの生産量は、環境の変化もありここ数年で激減…。そこで代用品として注目したのが米の糠(ぬか)でした。手に入りやすく純植物性で人にも環境にも優しい。貴重なハゼウルシと比べると低価格に抑えることができるので、現在はこの米糠を使った商品展開に力を入れていて、コンパクトなサイズで一般家庭でも和ろうそくの灯りを楽しめるよう提案をしてくれています。

クレヨンみたいにカラフルPOPな米ロウソク

クレヨンみたいにカラフルPOPな米ロウソク

写真:政田 マリ

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米ろうそくの商品展開で主流となるのが多色セットです。通常和ろうそくは「赤」「白」がメイン。そこに色づけしやすい「黒」を加え3色にし、さらに濃い色から徐々に薄い色へも挑戦して現在は30色以上の展開(写真)となっていてショーケースに並んでいるのを眺めているだけでも楽しくなります。マットなもの、光沢のあるものなど同じ色でも見え方の変わる工夫も。使うシーンに合わせてセレクトできる楽しみを与えてくれます。クレヨンのように可愛い見た目が女性を中心に人気となり、自分へのご褒美や大切な方への贈り物として選ばれる方が増えています。

しかしその完成には血のにじむような苦労を重ねてきたのだとか。芯となるろうそくに溶かして着色したロウをコーティングするのですが、ロウは乾くと色が変わるため付き方にムラがあると目立ってしまいます。特に薄い色は顕著で、手早く均一にムラなく色をコーティングするために何度も試行錯誤して、ようやく現在のように美しく発色する色ろうそくが出来たのです。

日本の伝統的なろうそく造りの手さばきを間近で!

日本の伝統的なろうそく造りの手さばきを間近で!

提供元:和ろうそく大與

http://warousokudaiyo.shop-pro.jp地図を見る

手造りで安全安心なもの、日々を楽しくするものをお客様にお届けする「近江手造り和ろうそく大與」。実際に和ろうそくはどういった過程で出来上がっているのか…気になりますよね。ということで、予約をすれば工房見学(有料)も可能です(写真)。芯から一層一層重ねられて筒状になるという手間隙のかけられた過程を、お店の方の詳しい説明とともに見ることができます。そして運が良ければ、五代目(予定?)2014年生まれの可愛い若旦那にも会えるかもしれませんよ!

和ろうそくのためなら、新しいことはどんどんチャレンジ!

和ろうそくのためなら、新しいことはどんどんチャレンジ!

写真:政田 マリ

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色ろうそくの他に、清水焼の絵師さんとコラボして美しい草花が手描きされた絵ろうそくも新発売早々大人気となっています。その他にも近江の自然を感じさせる「花鳥風月」というネーミングの米ろうそくシリーズや、グッドデザイン賞を獲得した「お米のろうそく」などどれも火を点けるのがもったいないほどの出来栄え!そしてどれもパッケージまで可愛いんです。店内の商品棚を上から下まで眺めているだけであっという間に時間が過ぎてしまいますよ。

最近は有名なファッションブランドのノベルティやスポーツ界からのグッズ商品の依頼など各方面で大與の和ろうそくの素晴らしさが注目されていて、精力的に異業種とのコラボレーションを行っているので今後の商品展開も楽しみですね!

大與の造る和ろうそくの大前提は植物性100%

現在の四代目・大西巧(さとし)さんからチャレンジを始めた米ろうそくのカラフル展開。実際には「米ろうそくを和ろうそくと言い切ってしまうのは少し抵抗がある」とのこと。和ろうそくの定義ははっきりと決まっているわけではないけれど、昔からの「THE 和ろうそく」といえばハゼウルシから造られたろうそくを言います。ただ、昭和中期頃から作られ始めた米ろうそくも同じく植物性100%で人にも環境にも優しく、日本人の主食とも言われるお米の糠から出来ていることから大與では和ろうそくに加えています。何かと便利なものが増えた今の世の中ですが、ろうそくの小さな炎ひとつがきっと癒しの空間を作ってくれますよ。

琵琶湖、安曇川、比良山系…大自然に囲まれた近江今津で、脈々とこれからも受け継がれていく「大與」の美しい和ろうそくに会いに、ぜひお出かけください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/17 訪問

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