写真:浅井 みら野
地図を見るロッテルダム中央駅から南西方面、ロッテルダム ブラーク(Rotterdam Blaak)駅周辺は同市内と比べても、キュービックハウスはじめ現代建築物が多く見られるエリアです。そのひとつが「マルクトハル(Markthal)」。オランダ初の屋根付き市場なので、雨の日でも快適に過ごせます。
丸い外観がかまぼこみたいですよね。現地でもユニークな形が話題を呼び、“馬蹄(Koopboog)”という愛称で親しまれています。驚くことに外側の灰色部分がアパートとして使われています。228棟の部屋があり、価格は3000万円ほどでほぼ完売。市場と住居の組み合わせは世界初ですが、いつでも美味しい食材を買えるのが羨ましいですね。
写真:浅井 みら野
地図を見る灰色の外装から落ち着いた印象を受けますが、建物内に入ると愕然!サッカー場より広い11,000平方メートルのキャンバスに、大きく鮮やかに描かれた果物に野菜、花や魚など市場の主役たちが高さ30mの天井いっぱいに広がっています。
世界中から送られた9作品の中からオランダ人芸術家アルノ クーネン(Arno Coenen)氏の「豊穣のホルン(Hoorn des Overvloeds)」が選ばれました。カラフルで華やかな壁画を見ているだけで、気持ちがうきうきしてきますよ。
写真:浅井 みら野
地図を見るマルクトハル内に入っているお店は約100店舗ほど。その中にはレストランやイートインできるお店もありますので、是非食べ歩きをしてみましょう!オランダ料理や日本食、スペイン料理など世界中の料理を食べられます。
なぜオランダで?と思われますが、ハンバーガーが実はお勧め。オランダではハンバーガーが自動販売機で売られているほど大人気なのです。他にもオランダ国内で美味しいハンバーガーを出すお店に賞を贈るなど、街を歩いていてもハンバーガー屋さんを多く見かけます。野菜がたくさん入り、味付けもシンプル。空腹時にがっつり食べられるメニューです。
写真:浅井 みら野
地図を見るオランダの名産チーズもマルクトハルでたくさん見つけられますよ。市場内に計6店舗のチーズ専門店がありますので、思わず迷ってしまうほど。試食ができる種類もありますので、是非お気に入りの1つを探してみるのはいかがでしょうか。
写真:浅井 みら野
地図を見るチーズ以外にも見ていて楽しい食べものがたくさん!どのお店も綺麗に陳列され、食べもののカラフルさが際立ちます。写真はドライフルーツ専門店。りんごやバナナ、パイナップルにアロエなど世界中のドライフルーツが並べられています。
量り売りをされているお店がほとんどなので、食べたいものを指さして、希望のグラム数を伝えてくださいね。ドライフルーツ以外にもチョコレートやスパイス専門店も。チョコレートもナッツが入ったものや、フルーツをコーティングしたものなど20種類以上が並び、チョコ好きにはたまりません!是非食のテーマパークをお楽しみください。
壁画をデザインしたアルノ クーネン氏は“まるで夏の日に寝転びながら、自分を取り巻く空や雲、太陽という全てのいのちの源を見つめているよう”とマルクトハルを例えています。華やかな内装にカラフルな食材。歩き回るだけで気持ちが高まってくる楽しい場所ですよ。
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この記事を書いたナビゲーター
浅井 みら野
イタリア生まれ、ドイツ育ちの日本人です。まだまだ知られていないけど、魅力的な土地を世界、国内問わず紹介しています。ヨーロッパ、アメリカ方面が多いですが、呼ばれればどこへでも。冬はゲレンデに出没すること…
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