更新日:2016/08/09 13:58
写真:肥後 球磨門
地図を見る九州を横断するように大分県と熊本県を結ぶ県道11号は、別名「やまなみハイウェイ」として親しまれています。大分自動車道「湯布院IC」からおよそ50分で到着するのがやまなみハイウェイの中間点にある、大分と熊本の県境にある赤い屋根が特徴的な「瀬の本高原 三愛レストハウス」です。レストランやお土産物売り場、コンビニやガソリンスタンドが備えられた大きなドライヴインで、敷地内には九州で最大級のオートキャンプ場もありアウトドア派にもおススメの場所です。
レストハウスの後方に広がる芝生広場からは雄大な阿蘇五岳を望むことができ、標高900mの高原の爽やかな風に吹かれて景色を眺めるとドライヴ疲れも吹き飛んでしまいます。
黒川温泉まで10分ほどなので温泉入浴前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る三愛レストハウスからやまなみハイウェイを阿蘇方面へ2分ほど走行すると左手に妙な景色が見えてきます。数百本の木が動物などの形に剪定され草原の中を埋め尽くしているのです。
この珍百景からも阿蘇五岳が望め、鳥の形に剪定された木はいかにも阿蘇に向かって飛び立ちそうな不思議な光景が広がっています。
珍百景の前には駐車スペースがあるので、車を停めてゆっくり観賞してください。駐車場の端には小さな店があり、時期によって生でも食べられる“とうもろこし”が販売されているので、甘く美味しいとうもろこしを食べながら阿蘇五岳を望むのもおススメです。
写真:肥後 球磨門
地図を見る“珍百景”から4分ほど走行すると360度の視界が広がる草原に出てきます。草原には黒牛が横たわったり歩き回ったりと長閑な景色が広がり、その景色の背景に浮かぶ阿蘇五岳も雄大で見ごたえがあります。
道路沿いには阿蘇の新鮮野菜や焼きとうもろこしなどを販売する「阿蘇の森」があります。高原の風を受け、お店で売られている「焼きとうもろこし」や「ホットドッグ」をほおばりながら、雄大な景色が広がる草原で一休みしてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る“阿蘇の森”から5分ほど阿蘇方面に走行すると「アイランドリゾート阿蘇 エルパティオ牧場」に到着します。周囲約4km、約30万坪の広大な牧場で約40頭の馬が暮らし、牧場では最短20分から長いもので1時間半の乗馬コースがあり、雄大な大自然の中で初心者から経験者まで乗馬を楽しむことができます。
この牧場から見る阿蘇五岳も素晴らしく、馬に乗って大草原に繰り出し馬上から阿蘇五岳を望んでみてはいかがでしょうか。
牧場のレストランではアメリカンスタイルのハンバーガーが人気で、ボリュームがあり、ランチにおススメの一品です。牧場には宿泊施設があり乗馬コースがセットになった宿泊プランも用意されているので、牧場生活の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る“エルパティオ牧場”から阿蘇方面へ3分、外輪山から阿蘇谷へ下るところにあるのが「城山展望所」です。眼下の阿蘇谷にパッチワークのように広がる田園風景の中に浮かび上がる、壮大な阿蘇五岳を望む絶景ポイントで、かつて昭和天皇・皇后両陛下もここから景色をご覧になった有名な展望所です。
ここからは阿蘇五岳によって創られるお釈迦様の寝姿“釈迦涅槃像”の全景を望むことができます。やまなみハイウェイ上で阿蘇五岳全景を見ることができる最終ポイントなので見逃さないようにしましょう。
気象条件がよければここから阿蘇谷をすっぽりと霧が覆う雲海を望め、その雲海に浮かぶ阿蘇五岳はとても神秘的です。阿蘇市内に宿泊し、早朝周囲に霧が出ていたら息を飲むような幻想的な景色に出会える可能性があるので、城山展望所に行くことをおススメします。
いかがでしたか。どこをドライヴしていても阿蘇五岳が望める「やまなみハイウェイ」。大分県別府市から始まる道路は大分県側でも九重連山などの素晴らしい景色を堪能できます。
熊本側から阿蘇五岳を背にして大分を目指すもよし、大分側から阿蘇を目指すもよし、高原の風を受けて眼前に広がる風景に触れながら楽しいドライヴができる九州を代表するおススメの観光道路です。
この記事を書いたナビゲーター
肥後 球磨門
福岡県生まれですが、大分県別府市に長く住み10年前に熊本に移り住んできました。ドライブがとても好きで、熊本は九州内の著名な観光地のどこへ行くのも車で2時間くらいの好立地なので家族はいますが、一人旅を続…
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