写真:麻田 ユウミ
地図を見るサバ州立博物館本館内では様々な角度からサバ州の歴史や文化に触れることができます。まず中に入ると巨大なニタリクジラの骨格標本が展示されています。この標本はコタキナバル対岸のガヤ島に漂着したもので、その大きさに驚かされます。1階には様々な年代ごとに記された考古学コーナー、植民地時代や日本統治時代の歴史のコーナー、サバ州の様々な民族の衣装や装飾品、伝統的な楽器や武器、農具等が展示されています。
2階にはボルネオで生息している動物や、熱帯雨林の仕組み等を紹介する自然のコーナー、中国陶器等の貿易で得られた陶磁器類が展示されています。
どれも解説は英語とマレーシア語のみですが、実際の道具や標本はもちろん、写真やイラストの解説も多いので、楽しみながら見学することができます。館内は写真撮影は禁止されています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る本館から徒歩10分弱のところにあるヘリテージ・ビレッジを訪れてみましょう。ここにはボルネオの様々な先住民の伝統家屋が再現されています。どれもここ熱帯地方ならではの高床式の住居で、家の中にも入ってみることもできます。
部族によって建築様式はもちろん、生活様式は様々なので、実際に家に入って比較してみるとその違いに驚かされることも。首狩り族として知られるムルット族のロングハウスには、ムルット族の有名な文化として、「ランサラン」と呼ばれるトランポリンが展示されています。勝利の儀式や祝い事の時に天井に吊るされた物や現金等をジャンプして取る儀式のために使われていました。
部族に関しては本館で勉強できるので、本館を訪れてからヘリテージ・ビレッジを見ると、より理解が深まります。また、中の家にはお土産ものも売っていますので、冷やかしながら見るのも楽しいですよ。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るこのサバ州立博物館はなんと敷地の半分以上がジャングルになっています。なので、博物館にいながら自然と触れ合うことができちゃいます。ジャングルの中でリス等の小動物と出会うことができたり、ちょっとしたトレッキングができたりと、市内から車で10分で気軽に自然に触れ合うことができます。
その中で、やはり目玉はキャノピーウォーク体験。他の場所にあるキャノピーウォークと比べて距離や高さが劣りますが、周りの景色も手伝って自然の空中散歩をお手軽に楽しめます。自然を満喫したいけど時間がない…という方は是非ここでコタキナバルの歴史と自然に触れてみては?
写真:麻田 ユウミ
地図を見る博物館に来たら、敷地内の外の展示物にも是非注目してください!本館の入口の裏手にはかつては北ボルネオ鉄道を走っていた、古い英国製の蒸気機関車が展示されています。本館には北ボルネオ鉄道に関する写真等の展示物もあるので合わせて見てみてくださいね。
本館の横にはずらりと並んだクラシックカーも見ることができます。70年程前に走っていた車たちですが、今ではなかなか街中では見ることができないレトロで可愛らしい車にクラシックカーファンでなくても興奮します。
その他第二次世界大戦で使われた大砲等も展示されており、見所満載です!
写真:麻田 ユウミ
地図を見る時間があれば、サバ州立博物館と共通チケットで入れるサバ・イスラム博物館にも行ってみましょう。サバ州立博物館の本館から徒歩10分の距離にあります。1階には中東等の他のイスラム諸国から集められた装飾品や陶磁器等や、18世紀にペルシャ語で書かれたコーランが展示されています。イスラムアートも飾られており、普段あまり目にすることがない文化に触れることができ新鮮です。
また2階にはマレーシアのイスラムの歴史や、マレーシア国内にあるモスクの写真等が飾られており、マレーシアにおけるイスラム教文化を知ることができます。
■行き方
・タクシー
コタキナバル市内から10分弱、RM15〜20程度。
※帰りのタクシーは待機していないので、スタッフにタクシーを呼んでもらうか、乗ってきたタクシーに帰りのお迎えを頼んでおきましょう。
・バス
近郊行きバスステーション(東・南部方面、ウォーターフロントモール前)からプナンパン方面行のバスで約10分、RM1。
※運転手に行先を伝えると近くの停留所で降ろしてもらえます。帰りのバス停はプナンバン通り沿いを歩いていたら見つかりますが、博物館内にある案内板にもバス停が書かれてあるので見ておくと安心です。バスは頻繁に出ていますので、待ち時間はそんなにありません。
営業時間等はMEMOのリンク先からご確認ください。
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(2024/10/5更新)
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