ビーナスラインは、蓼科高原(茅野市)から霧ヶ峰を経由して美ヶ原高原まで、ゆるやかな丘陵を巡り、まわりの山々を眺めながら走ることのできる総延長75Km、平均標高1400mの山岳ドライブコースです。
中央自動車道諏訪IC、JR茅野駅近くの「ビーナスライン」入口から約15Kmほどの「北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅」付近にあるのが「坪庭自然園」。八ヶ岳の横岳山麓に作られた「北八ヶ岳ロープウェイ」の山頂駅の目の前に、横岳の噴火で噴き出した溶岩台地に自然にできた「坪庭自然園」が広がり、ロープウェイでは「山麓駅」(標高1771m)から「山頂駅」(標高2237m)まで約7分間の爽快な空中散歩も楽しむこともできます。
「坪庭自然園」には、多くの高山植物が自生する1周約30分程の散策路があり、南アルプス・中央アルプス・北アルプスの「日本三大アルプス」も一望できる場所です。
「ビーナスライン」入口から約30Kmのところにあるのが「御泉水自然園」。「北八ヶ岳ロープウェイ」乗り場からは約15Kmほどの場所にあり、入口に駐車場もありますが、白樺湖近くの蓼科牧場からもゴンドラリフトに乗って5分ほどで行けます。
御泉水自然園は、長野県が明治100年記念事業第一号として開設した自然園で、蓼科山が目の前にそびえて見える標高1830mの場所に散策路が整備されている公園です。自然園では、高山植物や野鳥たちを見ることができ、リードをつけたペットと入園できます。
「ビーナスライン」入口から約50Kmのところにあるのが「八島ヶ原湿原」。白樺湖近くの蓼科牧場からは約24Kmのところに位置し、霧ヶ峰の北西部に位置する標高約1600mの高層湿原です。
八島ヶ原湿原は12000年前から作られ始めて、今も1年に約1mmずつ成長して、変化し続けています、国の天然記念物に指定されていて、夏にはニッコウキスゲ・ノアザミなど400種類以上に及ぶ亜高山植物の開花を見ることができます。
メルヘン街道(国道299号線)は、蓼科高原(茅野市)から佐久穂町を結び北八ヶ岳を横断する途中、国道としては日本で2番目に高い峠(標高2127m)の麦草峠を越えて走る全長36Kmの山岳ドライブコースです。
横谷渓谷は、メルヘン街道沿いに広がる蓼科中央高原にあります。遊歩道の入り口(出口)は、メルヘン街道のバス停で「横谷峡入口」と「横谷観音」の2つあり、横谷温泉から横谷観音までの約4Kmの横谷峡遊歩道は、清らかな渓流が続き、滝(乙女滝、霧降の滝、王滝など)を順番に歩くハイキングは清い水の流れと渓谷美とマイナスイオンを堪能出来ます。
「横谷峡入口」から7分ほど山道を下ると上の写真の乙女滝に着きます。晴天の日の午前中(10時くらいまで)だと、太陽が乙女滝にあたり水しぶきに虹がかかってるように見えます。
メルヘン街道が始まる蓼科高原からおよそ25Kmのところにあるのが「白駒の池」です。標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、メルヘン街道の最高地点標高2127mの麦草峠のすぐ近くにあります。
北八ヶ岳の広大な原生林の中に、満面に清水をたたえた神秘的な湖。標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、メルヘン街道国道299号線沿いの駐車場から歩いて約15分程度で白駒の池まで行けます。白駒の池入口から一歩足を踏み入れると、深い木々に覆われたあたり一面に485種類もの苔が生息する深緑に目を奪われます。
ビーナスライン沿いには、白樺湖、霧ヶ峰高原、蓼科湖、女神湖、車山高原、美ヶ原高原、など夏の避暑に絶好のポイントが数多くあり、ドライブ途中には、南アルプス・中央アルプス・北アルプスを眺めることができる見どころ満載の山岳ルートです。
また、メルヘン街道沿いには蓼科高原、八千穂高原、麦草峠などの美しい景観が広がり、そそり立つ八ヶ岳を眼前に見ることのできる場所もあり、やはり見どころ満載の山岳ルートです。
猛暑の夏に標高1000mを越えるビーナスライン、メルヘン街道で山岳ドライブを楽しみながら、涼を求めてみませんか?
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