写真:しの
地図を見る対馬ははるか昔(約10万年前)大陸と陸続きだったこと、それ以降島になって久しいことから、対馬にしかいない固有種、大陸系、日本本土系など様々な動植物が共存しています。
そういった対馬の希少野生生物保護の拠点となるのが、対馬野生保護センター。
この施設では絶滅危惧種に指定されているツシマヤマネコをはじめ、様々な対馬の動植物について説明、保護、普及活動を行っています。特にツシマヤマネコについては野生で暮らす環境を再現したジオラマコーナーなどもあり、わかりやすく解説していますので、ぜひ足をお運びください。
写真:しの
地図を見るツシマヤマネコは日本でも絶滅危惧種に指定されるほど、個体数は少なく80〜110頭ほどだと言われています。
そこで対馬野生生物保護センターではツシマヤマネコを保護するとともに、2003年よりツシマヤマネコを一般公開し、普及啓発活動を行っています。
現在では好奇心旺盛で比較的人間に慣れた「福馬(ふくま)」が一般公開されています。
場所は施設の端っこにツシマヤマネコの飼育舎があり、一部ガラス張り(ガラスの部分は広くで見やすい)になっているので、ツシマヤマネコの暮らしを垣間見る事ができ、より身近に感じる事ができるはずですよ。
写真:しの
地図を見るツシマヤマネコは日本では対馬だけに生息する野生の猫です。日本でヤマネコと言えば、西表島に生息するイリオモテヤマネコとツシマヤマネコのみ。他はイエネコに分類されます。
ヤマネコとイエネコの違いについては、素人にも明らかな違いがいくつかあります。
ヤマネコの特徴としては、イエネコと比べて模様が全体的に斑点がぼんやりとしていること、頭の模様に関しては額から後頭部に続く縞模様であること、耳は丸く小さめであること。
最大の特徴は耳の後ろの「虎耳状斑(こじじょうはん)」と呼ばれる白い模様があることです。
その他イエネコより胴長短足で、しっぽが太め。何だかとても愛くるしい。会いに行けばそのキュートな姿とツシマヤマネコを取り巻く現状に、心が揺さぶられるに違いありません。
■ご紹介した施設■
名前:対馬野生生物保護センター
住所:長崎県対馬市上県町棹崎公園
電話番号:0920-84-5577
写真:しの
地図を見る対馬北部と言えば、隣国韓国とはかなり近い関係です。その距離なんと50キロほど。天候次第で韓国が見える距離なのです。また釜山の花火大会や夜景などはそこそこ見えるとか。(頻度は6日に1度程度)。
対馬北部からお隣韓国を展望してみましょう。
対馬北端、上対馬町鰐浦(わにうら)にある展望台は古代韓国の建築様式を取り入れた日本ではあまりない様式なので訪れるだけでも旅の思い出になりますよ。
その他、戦争遺産砲台後である豊(とよ)砲台、日本の渚百選で選出された三宇田浜(みうだはま)、シーズンものでは4〜5月にヒトツバタゴ自生地で一斉に白い花が咲いたり、秋には舟志のもみじ街道で紅葉を楽しむ事ができます。
■韓国展望所について■
住所:長崎県対馬市上対馬町鰐浦 韓国展望所
写真:しの
地図を見る韓国に近い対馬北部のB級グルメと言えば「とんちゃん」。
豚肉の焼肉のようなもので、醤油・味噌・にんにく・ごま油などをブレンドしたものに漬け込んで焼き上げます。
元々は対馬の在日韓国人の方の料理を日本人向けにアレンジしたものだと言われており、韓国料理のプルコギに少し近いかと思います。
甘みとマイルドな辛味でご飯がかなりすすみますよ〜。
今回ご紹介するお店は比田勝港向かい側にある「つしまレストランプラザ」。港の前と言う事で場所もわかりやすいです。
お肉はもちろんの事、もやし、キャベツもたっぷりでボリューム・味のバランスよし。こちらのお店は卵が乗っているので、卵を崩しながら食べるのもまたよしです。
尚、対馬北部にはレストランだけではなく、精肉店にも持ち帰り用のとんちゃんが販売されています。
■ご紹介したお店■
店名:つしまレストランプラザ
住所:長崎県対馬市上対馬町比田勝981-3
電話番号:0920-86-3216
普段生活していると、自然と共存していることをつい忘れがちになってしまうことはありませんか?対馬野生生物保護センターでは人は自然と共存して生きていて、その自然が失われつつあること、また自然の大切さ、ツシマヤマネコの危機的状況などを垣間見ることができます。
また対馬北部には日本本土では感じない隣国韓国の影響を強く感じる事ができます。是非この機会に対馬を訪れてはいかがでしょうか?
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(2024/12/14更新)
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