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写真:政田 マリ
地図を見る広島県廿日市市、JR「大野浦」駅から北へ歩いて20分ほどのところにある大頭(おおがしら)神社(写真)。603年創建という歴史を持つ古社で、宮島の厳島神社の摂社として建てられました。7月の中旬には夏越大祓が行われ境内には大きな茅の輪が登場します。妹背(いもせ)の滝はその神社を右奥に進むと見えてきます。素晴らしいこの滝があるからこそ、古来から神聖な場所と認知されていたのでしょうね。
夫婦として二滝でペア、それぞれ「雄滝」「雌滝」とネーミングされていて、二つの滝を対比するとどちらが雄が雌か一目瞭然なほど姿が全く違います。それもそのはず、二つの滝はペアながらそれぞれ別ルートの川から水量を得て滝となっています。それがまた一つの流れになるところもどこか夫婦らしさを感じてしまいます。
写真:政田 マリ
地図を見る神社を抜けてすぐ右手に見えてくる長滝は「雌滝(めんだき)」(写真)です。毛保川から分かれた谷川にある滝で落差はなんと約50m!控えめで繊細な流れがとても美しく女性らしい滝です。青く繁った木々の間にさらっと絹糸を垂らしたように静かに流れる雌滝には、少し山道を上がった脇にある朱色の橋「幾千代橋」を渡らずさらに山手に上がったところに展望台があり、そちらからその優しい流れをよく見ることができます。
写真:政田 マリ
地図を見る雌滝から幾千代橋を渡り少しまた山手に向かうと轟音が聞こえてきます。目の前に見える落差約30mの大滝が「雄滝(おんだき)」(写真)です。雌滝の柔軟さとは打って変わって豪壮で力強く、滝幅もあり、毛保川からの山水が大きな岩3段のステップを自由自在に踊りながら水しぶきを上げ滝壺へと流れ込んでいます。その赤茶けたゴツゴツ岩が男性の上腕筋のようで惚れ惚れします。
ここまで豪快な滝ですから、さぞかし豊富な水量なのかと思いきや滝壺は通常時子供の膝ほど。実際に流れている水量以上に水しぶきが激しく舞うため水量豊富に見えてしまうのです。もちろん、滝壺まで歩いて行けますのでその水しぶきを真下から見上げることができます。足もとのズボンの裾を少し上げて、緩やかな流れをくるぶしでかき分け滝壺まで行けば最高の涼に浸ることができますよ。
写真:政田 マリ
地図を見る先述の通り、妹背の滝の雄滝周辺は滝壺も浅く、非常に流れが穏やかです。なので夏休みには小さなお子さんを連れた家族が県内外から訪れます(写真)。朝早くから川のほとりにテントを張って場所を取られている方もいらっしゃるくらい人気の場所です。川底にはゴロゴロとした岩がなく粗い砂地なので裸足で歩くと足つぼマッサージのようで気持ち良いです。ただ、足の裏が弱い方はビーチサンダルをご持参くださいね。
このように夏には子供たちにも大人気の妹背の滝。出かける前には「出発時刻」「交通手段」「前数日の雨」の3つのチェックをお忘れなく。大勢の方がいらっしゃる夏の時期には朝早くがやはり人が少なくて水も澄んでいて綺麗です。また車で行くと駐車場のスペースが限られていて停められない可能性がありますので、少し歩きますが公共交通機関が良いでしょう。また当日が晴れていても、数日前の雨水が当日一気に流れ水量が増している可能性もありますので気をつけてください。この3つをチェックして、この夏は是非広島屈指の納涼瀑布に足を運んでみてください!
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