千葉・勝浦「八幡岬公園」太平洋に突き出た険しい地形が魅力

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千葉・勝浦「八幡岬公園」太平洋に突き出た険しい地形が魅力

千葉・勝浦「八幡岬公園」太平洋に突き出た険しい地形が魅力

更新日:2016/08/12 18:34

村松 佐保のプロフィール写真 村松 佐保 WEBライター

千葉県南東部に位置する八幡岬公園は、太平洋に突き出た細長い半島の上に広がっています。三方が海で囲まれた険しい地形のこの地にはかつて勝浦城が築かれていましたが、現在では歴史が息づき大海原の輝きが魅力的な絶景スポットとして多くの方々に親しまれています。広大な海と岩礁に打ちつける荒々しい波に遠い昔を思わずにはいられない、歴史と自然がたっぷり詰まった八幡岬公園をご案内いたします。

切り立った崖の上に広がる「八幡岬公園」

切り立った崖の上に広がる「八幡岬公園」

写真:村松 佐保

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八幡岬公園は、JR外房線の勝浦駅から2キロほどのところに位置します。駅前の観光案内所で周辺情報を仕入れておけば安心ですね。八幡岬までのルートは、方角だけ押さえておけば迷うことはありません。駅を降りて右手方向が海です。その左先に見える緑でおおわれた半島が目的地です。駅の正面をまっすぐ歩いて大多喜街道を右に進んで勝浦朝市を通る道もおすすめです。生き生きとした市場の雰囲気に浸りながら歩くのも楽しいです。

海岸沿いの道に出たら、右手に海を見ながら道なりに歩くだけ。トンネルをくぐると八幡岬公園の入口に到着です。入口の手前には30台ほど停められる無料の駐車場があります。写真は東側から見た八幡岬公園の半島です。切り立った崖とその上をおおう樹木の造形美あふれる景観が見事です。

漁民の方々の崇敬が厚い「八幡神社」

漁民の方々の崇敬が厚い「八幡神社」

写真:村松 佐保

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公園の入口から遊歩道を歩いていると、右手に広がるキラキラ光る海はまるで別天地です。少し進むと八幡神社の鳥居(写真)が目に入ります。参道の脇には「養珠夫人生誕地」の碑が建っています。通称お万の方(家康の側室/水戸光圀の祖母)と呼ばれている養珠夫人はこの地で生まれました。

鳥居をくぐって樹木でおおわれた階段をさらに上ります。7,80メートルほど進むと社殿が鎮座しています。御祭神は誉田別尊(ほむたわけのみこと)。天文年間に、勝浦城主正木左近大夫頼忠によって城内の守護神として勝浦城郭内本丸に祀られていました。江戸時代になって植村土佐守泰忠公がこの地に移ってから社殿の改修などをしたといわれています。城主代々の崇敬が厚く、今も漁民の方々から崇められています。

太平洋を一望できる「展望広場」

太平洋を一望できる「展望広場」

写真:村松 佐保

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遊歩道が終わると「子どもの広場」が迎えてくれます。この広場にはアスレチック施設や休憩所、トイレなどがあり、お子様を遊ばせながらコバルトブルーに光る海を眺めたりホッと一息したりとご家族連れにもぴったりです。広場のさらに上には、三方の景色を見渡せる「展望広場」があります。広場への小道は、まっすぐ続く階段のほかに休憩所の裏手に自然散策路もありますので、行きと帰りでぜひ両方歩いてみてください。どちらも樹々のトンネル、季節の草木や小鳥、虫たちの息づかいに癒されます。

階段を上りきると一気に視界が開けます。どこまでも続く大空、眩しいほどの大海原、切り立った崖の下にはおもちゃのような釣り船。展望広場には、太平洋を見つめているお万の方の銅像と休憩所(写真)がありますので、ゆっくりと絶景に浸ってください。

お万の方が布を垂らして下りた崖「お万の布さら」

お万の方が布を垂らして下りた崖「お万の布さら」

写真:村松 佐保

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お万の方は、天正5年(1577年)に勝浦城主の正木左近大夫頼忠の姫君としてこの地で生まれました。天正18年(1590年)、お万の方が13歳の頃のことです。家康が関東一帯を支配するようになると、ここ勝浦城も攻められ城を追われました。お万の方は夜の闇に紛れて城を抜け出しました。そのとき岬の先端の松の根に白い布を滝のようにさらし、布をつたって海に下りて小舟で伊豆方面に逃げ延びたといわれています。

写真は「お万の布さら」と呼ばれている崖です。闇の中で荒波が打ち寄せる断崖をどのような気持ちで下りていったのでしょうか? 写真の奥に小さく見えるのは、大正6年(1917年)に「ひらめヶ丘」に建設された勝浦灯台です。丘から眺める景色も最高です。八幡岬の入口から1キロ弱、舗装された道を歩けますので訪れてみてください。

険しい地形が生んだ絶景「八幡岬公園」

城跡という地形が生んだ絶景や今なお残る歴史が魅力の「八幡岬公園」はいかがでしたでしょうか。JR勝浦駅までは、東京駅から特急に乗れば約1時間半、高速バスでは浜松町バスターミナルから東京駅八重洲口前を経由して2時間10分ほどで訪れることができます。
勝浦駅から公園までは、ゆっくり町を散策しながらのウォーキングも、風を切って走るサイクリングもいいですね。レンタサイクルは、勝浦駅から徒歩5分のところにある「KAPPYビジターセンター」で借りることができます。

一人だけの時間を静かに過ごしたいとき、ご家族連れやカップルで楽しいときを共有したいとき、ぜひ八幡岬公園を訪れてみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/29 訪問

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