台北の原宿とも呼ばれる、若者が多い街「西門町」。ここに常に行列が絶えない人気店、それが「阿宗麺線(アーゾンミェンシェン)」です。
街を歩いているとよく見かける「麺線」の文字。麺線とはそうめんに似た麺をホルモンや牡蠣などと一緒にとろみのあるスープで柔らかく煮込んだ料理。日本人にもなじみのあるカツオ風味の出汁がホッとする美味しさです。
数多くある麺線のお店の中でも一番と言っていいくらい有名な「阿宗麺線」には開店時間から行列が絶えません。夜遅くになると夜食に麺線を求める人で大行列に。お店の前でたくさんのお客さんが立って食べている姿が風物詩となっているくらいです。
1975年に屋台からスタートした阿宗麺線。その評判が広まりお客さんが増え、今から30年ほど前に西門町に店舗を構えました。シンプルだからこそ違いがわかる麺線。先代から引き継いだ味を現在は二代目が変わらず提供し続けています。
特徴は何といってもそのスープ。他のお店よりも鰹節がしっかり効いていてコクがあり、とても奥深い味わい。そして手作りされる麺はなめらかでスープによく馴染み、具となるホルモンは丁寧に下ごしらえされているので臭みがなく、ぷりっとした歯ごたえを残しています。
これらのバランスが素晴らしい阿宗麺線。お箸ではなく、アツアツをレンゲですくっていただくのが台湾スタイルです。
その阿宗麺線の忠孝分店が忠孝復興駅のSOGO横にオープン。こちらはイートイン席があり、エアコンの効いた店内でゆっくり落ち着いて食べることができます。テーブルが5卓ほどとそんなに広くはありませんが、まだあまり知られていないせいか並ばずに入れることがほとんど。
営業時間は日曜から木曜は11:30〜21:30。金曜・土曜と休前日は11:30〜22:00となっています。
お隣はマンゴーかき氷で有名なMango Cha chaなので麺線のあとのデザートにいかがでしょうか。
メニューは麺線のみ。大きさは大椀(ダーワン)65元と小椀(シャオワン)50元の2種類となっています。
また、阿宗麺線には麺線を自分好みにカスタマイズできる調味料が置いてありますので、ぜひ試してみてください。辣椒(チリ)・蒜醤(ガーリック)・鳥醋(ビネガー)を入れるとさらに美味しさがUPします。
基本的には最後に香菜(パクチー)がトッピングされますが、苦手な方は「不要香菜(プーヤオ シャンツァイ)と言えば抜いてもらえます。
阿宗麺線は西門本店の他、今回紹介した忠孝分店、そして夜市で有名な士林にもお店があります。立ち食いの西門店、テーブルと椅子のある忠孝分店、ベンチのある士林分店。
どのお店でいただいても美味しさは変わりません。目的や予定に合わせてお店を選んでみてはいかがでしょうか?
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