写真:岡本 大樹
地図を見る現在では日本全国の定食屋・お弁当屋で定番メニューの一つとなっているチキン南蛮ですが、その発祥の地、宮崎ではまさに本物のチキン南蛮を食べることができます。
一般的にチキン南蛮というと鶏もも肉の唐揚げ+タルタルソースという単純なものと思われがち。ですが、本場宮崎ではチキン南蛮には鶏のむね肉が使われることが多く、油で揚げた後に甘酢をかけたり、甘酢にくぐらせたりしているため、チキン単体でもとても深い味わいとなっています。
チキン南蛮という料理は、もともとはお店のまかないメニューとして作られたのが原型と言われています。もも肉に比べてメニューに使いづらいむね肉を美味しく調理しようと試みた結果できた料理なのです。ちなみにチキン南蛮という名前の由来は、鯵の南蛮漬けと同じ甘酢を使ったという点からつけられました。
写真:岡本 大樹
地図を見る宮崎のチキン南蛮を食べられるお店はとても多いと言いましたが、まず訪れてほしいお店がこちらの直ちゃんです。こちらはまさにチキン南蛮が生まれた場所。まかないとして作られた時にはチキン南蛮という名前ではありませんでしたが、このお店できちんとしたメニューになる際にチキン南蛮と名づけられました。
そのチキン南蛮定食がこちらですが、この写真を見て、おや?と思われるかもしれません。というのも、一般的にチキン南蛮にはタルタルソース、というイメージがあるからです。しかし、もともとチキン南蛮にはタルタルソースはかかっていませんでした。この直ちゃんではその昔からのスタイルでチキン南蛮を提供されています。
チキン南蛮は重いから苦手という方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのものはタルタルソースがない分油っこさが少なく、あっさりと食べられます。その食べやすさが地元民にも愛され、人気が続く理由なのでしょう。
またこの直ちゃんではチキン南蛮以外のメニュー、鶏モモ焼定食もかなりの人気となっています。鉄板からはみ出すくらい大きなお肉がどんっとでてくるビジュアルにはきっと驚くと思いますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見るチキン南蛮発祥の店が直ちゃんであることはすでに述べましたが、味のおぐらもチキン南蛮の元祖と呼ばれるお店です。というのも、こちらのお店はタルタルソースをかけたチキン南蛮を初めて提供したお店なのです。現在では県内にいくつもの支店をかまえ、本店は最も便利な宮崎駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
こちらのチキン南蛮の見た目は一般的なイメージに近いものではないでしょうか。大きな鶏肉が一枚丸ごと、その上にタルタルソースというビジュアルは食欲を刺激します。
直ちゃんだとあっさりすぎるという、ガッツリ派の方にはおぐらがオススメ。タルタルソースとの相性もバッチリで、少しジャンキーな味わいになりながらもしっかりとした鶏肉への味付けが効いているので、どんどんご飯と一緒に食べてしまうと思いますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る最後にご紹介する人気店は宮崎市内にある洋食レストラン、ビストロアデンです。ここはチキン南蛮を前面に推し出しているお店ではありませんが、洋風のチキン南蛮が食べられるということで県内でも人気のお店となっています。テレビ番組『月曜から夜ふかし』でも取り上げられ、マツコデラックスさんが絶賛したことでさらに人気がでたとも言われています。
ビストロアデンのチキン南蛮は直ちゃんやおぐらのものとは少し違い、揚げた後に南蛮酢で煮込んでいるため、少し甘さが強い一品となっています。少し定番のイメージとは違うかもしれませんが、元フレンチシェフがアレンジした味は、もとのチキン南蛮のおいしさはそのままでしっかり洋風のものになっているので、他のところと比べることでチキン南蛮のおいしさを再確認することもできますよ。
ご紹介してきた3店ですが、どのお店でも発祥の地であることを感じさせるとても美味しいチキン南蛮を食べることができます。すでに日本全国で食べられるチキン南蛮ですが、本場と違わないおいしさのものを食べられる場所はまだ少ないと思います。
チキン南蛮を好きな方はもちろん、そうでなくても宮崎のチキン南蛮を食べたらきっとやみつきになると思いますよ。ぜひ一度発祥の地宮崎でチキン南蛮を食べてみてください。
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(2023/12/8更新)
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