焼き物の街・信楽に野生の王国!?驚きの滋賀サファリ博物館

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焼き物の街・信楽に野生の王国!?驚きの滋賀サファリ博物館

焼き物の街・信楽に野生の王国!?驚きの滋賀サファリ博物館

更新日:2016/08/07 19:34

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

滋賀県甲賀市の信楽地区といえば、「六古窯」の一つに数えられている信楽焼の本場。連日、焼き物を求める多くの人で街中は大いに賑わっていますが、そんな焼き物の街に野生の王国と呼ぶべきユニークな博物館があること、ご存知ですか?今回は100体にもおよぶ動物の剥製が展示されている「滋賀サファリ博物館」をご紹介しましょう。

白熊が立っている!?つい目を向けてしまう案内板

白熊が立っている!?つい目を向けてしまう案内板

写真:乾口 達司

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信楽の中心部から車で10分。新名神高速道路・信楽インターチェンジの手前、進行方向の左手に目をやると、ご覧のようなかわいらしい看板がフェンスにかけられているのをご覧になるでしょう。

この看板をご覧になり、えっ?白熊が立っている!?と驚かれた方もおられるはず。これこそ滋賀サファリ博物館への案内板にほかなりません。滋賀サファリ博物館へは、信楽インターチェンジとこちらの案内板を目印にしてください。

さながら野生の王国!たくさんの剥製がひしめき合う驚きの館内

さながら野生の王国!たくさんの剥製がひしめき合う驚きの館内

写真:乾口 達司

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館内に足を踏み入れましょう。入るや否や、あっと驚かれるはず。ご覧のように、目の前にはたくさんの動物の剥製が展示されており、この地が焼き物の街であることを瞬時にして忘れてしまうことでしょう。館内に展示されている動物の数は、総勢約100体!しかも、剥製は単に並列的に置かれているわけではなく、ジオラマ風の舞台を背景にして、まるで生きているかのような躍動感を見せながら配置されています。なかには、ご覧のように、格闘中の大型のシカの姿も見られます。もちろん、画面の右手奥には、上で紹介した案内板の本物(白熊)もちゃんと屹立していますよ。ぜひ、ご自身の目でお確かめください。

動物の首、首、首!首尽くしの壁面部分

動物の首、首、首!首尽くしの壁面部分

写真:乾口 達司

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これだけの数の剥製を目の当たりにすると、次のような疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。いったい誰が、どのような経緯で、これだけの剥製を焼き物の街・信楽に持ち込んだのか、と。実はこれらはすべて当地・信楽出身の猟師・近藤幸彦氏のコレクションなのです。当初は信楽の山野に生息する小動物ばかりを捕獲し、その成果を記念に残すことを目的として剥製を作っていたそうですが、やがて趣味が高じ、海外まで遠征して大型の動物まで狩るようになったとのこと。館内には捕獲した動物と一緒に写る氏の記念写真も複数展示されており、狩猟と剥製に対する氏の飽くなき情熱をうかがい知ることが出来ます。みずからの成果を剥製として残すだけでなく、それらを集めて博物館まで作ってしまうとは、実にスケールの大きな人物だと思いませんか?

こういった経緯を知ってから館内の剥製を見ると、よりいっそう印象深くなることでしょう。もちろん、100体もの剥製が陳列されている以上、館内はいたるところ剥製だらけです。たとえば、壁面に目を向けると、ご覧の光景が目に飛び込んで来ます。動物の首、首、首!圧倒的な迫力で見るものに迫って来る首尽くしです。

何だこれ?シュールな光景を演出する毛皮

何だこれ?シュールな光景を演出する毛皮

写真:乾口 達司

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壁にかけられているのは、何も首だけではありません。こちらの写真をご覧ください。何だこれ!?そんな声を挙げた方も多いのではないでしょうか。こちらは剥製ならぬ毛皮。近藤氏は剥製だけでなく、捕獲した動物を毛皮の状態にしてコレクションにしていたのです。

なかでも、特に目立つのは、画面右手の毛皮。こちらは1978年に捕獲されたホッキョクグマの毛皮です。毛皮の状態にして広げると、その大きさがさらに強く印象づけられます。それにしても、何ともシュールな光景だと思いませんか?

希少価値の高い動物も目白押し!アフリカ館の動物たち

希少価値の高い動物も目白押し!アフリカ館の動物たち

写真:乾口 達司

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氏の活動範囲は年々広がっていったようで、そのことは隣接する棟の名称が「アフリカ館」であることからもうかがえます。もちろん、アフリカ館に展示されているのは、アフリカの大地に生息していた大型の動物たち。こちらでもシマウマに襲いかかるライオンなど、凝った演出が見られますが、驚くのはワニやキリン、ゾウまで展示されていること(アフリカゾウは骨のみ)。よくぞここまで貴重な大型動物を捕獲し、剥製にしたものだと驚かされます。壁にはシマウマやライオンの毛皮もかけられており、アフリカムードは満点。アフリカ館もお見逃しなく。

おわりに

滋賀サファリ博物館がいかに珍しい博物館であるか、おわかりいただけたでしょうか。もちろん、今回、ご紹介したのはそのうちのほんの一部。信楽を訪れたら、信楽焼ばかりに目を奪われず、滋賀サファリ博物館で躍動感にあふれる驚異の剥製たちの姿もご堪能ください。
※…開館日は土・日・祝日なのでご注意ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/31 訪問

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