乗鞍岳の登山口までは、直接車で行くことができません。環境への配慮などから登山口まではマイカー規制となっているためです。そのため、地元の濃飛バスが運行するバスに乗って登山口まで行く必要があります。このバスにはご来光を見る人用にご来光バスという超早朝に運行してくれるバスが存在するのです。
他の山の場合は、山小屋で1泊しないと厳しいですが乗鞍岳はご来光バスに乗れば前日に山小屋に泊まらなくてもご来光を見ることができるのです。
23もの峰の中でも一番標高が高い峰が「剣が峰(海抜3,026m)」です。標高は高いものの、この剣が峰の頂上までは約90分で登頂することができます。剣が峰の頂上は、ご来光を見るだけでなく単純に景色も抜群。360度のパノラマ景色を見ることができ、南アルプス・中央アルプスなど日本を代表する山々を見渡せます。
また、乗鞍岳は昔は霊山として信仰の対象でもあったことから、山頂には「乗鞍本宮」という神社や鳥居もあるのですよ!
乗鞍岳からは、感動的なご来光を拝むことができます。周囲に同じ北アルプスに属する槍ヶ岳や穂高連峰も見られる中、その右側から日が昇り始めます。日本には標高3,000mを超える山が21ありますが、その中でも登山初心者でもこのような感動のご来光を見ることができるのは、ここ乗鞍岳だけです!
乗鞍岳は単独の山ではなく、23の峰の総称です。最高峰の剣が峰(海抜3,026m)以外にも、その他の峰でもご来光を見ることができます。その中でも一番のオススメは富士見岳。剣が峰はバス停から90分かかりますが、富士見岳はバス停から20分ほどで着くため、バスを降りてすぐにご来光を見ることができます。上の写真は富士見岳からのご来光になります。
乗鞍岳から見える感動的な景色の中でより印象的なのが、穂高連峰!乗鞍岳と同じ北アルプスに属する穂高連峰は、日本で3番目に高い奥穂高岳を中心とする山々。乗鞍岳からは、南アルプスや中央アルプスなど日本を代表する山々が見えますが、特にこの穂高連峰の景色は距離が近いこともあり迫力があります。
3,000m級の山々に登ると、普段の地上では見ることができない多くの高山植物を見ることができます。そんな高山植物の中でも、高山植物の女王と言われるのが「コマクサ」。乗鞍岳では、バス停から最高峰の剣ヶ峰までの登山ルートでこのコマクサを見ることができます。コマクサは日本中でも限られた場所でしか見ることができない、非常に稀な植物なのです。
高山植物と言われるゆえんは、「他の植物とは違い緑が生い茂る場所ではなく、岩や礫が広がる過酷な場所に咲くから」なのです。乗鞍岳はコマクサの勇姿を見られる貴重な場所でもあるのです。
いかがでしたでしょうか。この夏、最高のご来光を見たいという方、またはこれから登山を始めようとしているがどの山を登ろうかと思っている方などの方には、乗鞍岳がオススメです。
東京からは1泊2日で十分楽しめる距離でもあるので、ぜひ乗鞍岳でいい思い出を作ってみてはいかがでしょうか!
ご来光バスの運行日時・料金など詳細は下記MEMOをご覧ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/12更新)
- 広告 -