累計販売本数はなんと9億本!「ブラックモンブラン」は誕生からまもなく50年が経過するというアイスクリーム。あまりに有名過ぎて、ご当地アイスだと知らなかった九州人もいるという程の知名度を誇っています。
その名の由来は、前会長がアルプス山脈最高峰のモンブランを眺めた時に「この真っ白い山にチョコレートをかけて食べれば、さぞ美味しいだろう」と言ったことから商品化されたもの。約50年前の駄菓子ライクなアイスクリームが多かった時代に登場したという「ブラックモンブラン」は、チョコレートでコーティングされたバニラアイス、更にクッキークランチがふんだんにまぶされた洋菓子のようなアイスクリーム!とても50年前の産物とは思えないロングセラーのヒット商品は、変わらぬ美味しさが今も大人気。とにかく九州に行ったなら何もいわず一度は食べてみるべきアイスです!
九州、特に長崎県の名物の一つにミルクセーキがあります。そのミルクセーキをアイスクリームにしたのが「ミルクック」です。「ブラックモンブラン」に次ぐ人気を誇るというこのアイスは、ミルクセーキ味のアイスの中にかき氷が入っていて、いわゆる「ガリガリ君」的な構造。
誰もが一度は味わったことがあるようなどこか懐かしさも漂う味は、実は季節によって仕様が変わるというこだわりよう。清涼感を強めた春夏バージョンと、口当たりの優しい秋冬バージョンがあり、食べ比べると違いが明白。やっぱりアイスクリームはシーズンを問わず食べたくなるもの。季節によって仕様を変えるというこだわりも人気の秘密なのかもしれませんね。
しましま模様が特徴的なアイス「トラキチ君」は柔らかなガナッシュチョコと完熟バナナアイスのコンビネーションが特徴のアイスクリーム。
パッケージにはどう見ても関西の「あの球団」のユニフォームのようなものを着ているキャラクターが。どうも社長が阪神ファンであるためという噂がありますが、この「トラキチ君」は2016年で誕生から30周年!ん、30年前といえば阪神タイガースが日本一になったのが1985年・・・。噂の真相は定かではありませんが、このアイスは関西でも売るべきッ!
そしてこちらも人気の商品の一つ「竹下の袋氷」。袋氷って何ぞや!と思われるかもしれませんが、見たまんまです。普通ならカップに入っているはずのかき氷がまるごと袋に入って売られているのです。九州以外の人間にとってはかき氷が袋に入っているということに軽くカルチャーショックを受けるかと思います。しかしこれも九州人には当たり前のような存在の「袋氷」。
食べるには器にあける必要がありますが、サクサクのかき氷はカップアイスよりも食べやすくって美味。かき氷作ったよ!と言って出してもバレないかもしれませんよ!(笑)
今回ご紹介した「ブラックモンブラン」「ミルクック」「トラキチ君」は九州では人気のド定番とされるアイスですが、実は全て当たり付のアイス。
当たりが出たらもう1本!というのは普通のアイスでもありますが、実はクオカードや図書カードという大当たりの特賞もあるのが大きな特徴。以前はなんと現金が当たるというとんでもない大盤振る舞いをしてきたことも子供たちの心をガッチリつかみ、味だけでなく人気を不動のものとしてきたのです。また当たりのくじは毎年変更されるという徹底ぶりは遊び心満載!大人気のロングセラーにはそんな秘密も隠されていたのです。
九州に行けば食料品店やコンビニなどでも簡単に見つけることができる竹下製菓のアイス。九州っ子がソウルフード、ソウルアイスと呼ぶその味を試してみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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