なまはげの里、秋田県男鹿温泉!「元湯 雄山閣」でかけ流しの名湯と旬の海の幸を満喫

なまはげの里、秋田県男鹿温泉!「元湯 雄山閣」でかけ流しの名湯と旬の海の幸を満喫

更新日:2016/08/09 13:41

権丈 俊宏のプロフィール写真 権丈 俊宏 一級建築士
男鹿(おが)温泉は秋田駅から車で約一時間、日本海に面した風光明媚な男鹿半島の一角に位置します。男鹿半島と言えば「なまはげ」。温泉街でも至る所でなまはげのモニュメントや調度品が見られます。
「元湯 雄山閣」は自家源泉を持ち、加水も加温もしない源泉100%の温泉が最大の魅力です。お湯が湯口から勢いよく噴射する様は迫力満点! 海の幸満載の夕食も魅力的。今回は男鹿温泉「元湯 雄山閣」をご紹介致します。

「元湯 雄山閣」は高台からの眺望と落ち着いた雰囲気が魅力

「元湯 雄山閣」は高台からの眺望と落ち着いた雰囲気が魅力

写真:権丈 俊宏

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男鹿温泉は海の温泉のイメージが有りますが、「元湯 雄山閣」は男鹿温泉の旅館・ホテルが集まる温泉街を見下ろす様な高所にあり、小高い丘の上に立っています。その為に客室からは温泉街や日本海を一望出来る見晴らしの良い環境です。宿の造りは大規模ホテルが多い男鹿温泉の中ではこじんまりした部類で、全体に落ち着いた雰囲気に包まれています。

「元湯 雄山閣」の温泉は無加工の源泉100%かけ流し! 本物の温泉を実感

「元湯 雄山閣」の温泉は無加工の源泉100%かけ流し! 本物の温泉を実感

写真:権丈 俊宏

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温泉が湧き出す場所から湯船に直接引き込まれた温泉は、加水も加温も無い源泉100%かけ流し。無加工で自然のままの温泉で、季節や気温により緑色や茶褐色に色が変わります。湯船の廻りには析出物と呼ばれる温泉成分が堆積した塊が付着しており、これは本物の温泉である証です。

泉質は食塩泉ですが、重炭酸土類という析出物を生成する成分も含まれており、それらの相乗効果でとても濃厚な泉質に感じられます。食塩泉は「熱の湯」と呼ばれ、塩分が皮膚に付いて汗の蒸発を防ぐ為に、入浴後も温まり感が長時間持続して湯冷めしにくい泉質です。

湯口から勢い良く温泉が噴射!「元湯 雄山閣」の温泉は豪快かつ繊細な名湯

湯口から勢い良く温泉が噴射!「元湯 雄山閣」の温泉は豪快かつ繊細な名湯

写真:権丈 俊宏

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「元湯 雄山閣」の温泉の最大の魅力は源泉が湧出する地点から直接湯船に引き込まれている点です。その為にお湯の出る勢いが一定でなく、まるでバス―カ砲の様に源泉が噴射して湯船に注がれます! 荒々しく、見た目も迫力ありますが、お湯が噴出した時に一瞬感じられる湯の香りにも温泉らしさを実感。この湯の香は湧出したばかりの新鮮なお湯だからこそ感じられる貴重なものです。

この様に「元湯 雄山閣」のお湯は本物の温泉であると同時に、豪快かつ繊細でフレッシュな温泉であると言えます。温泉をこれから巡っていこうという方から泉質にこだわる温泉マニアの方まで、幅広い方々におすすめ出来る本物の温泉であり、名湯でもあります!

温泉の析出物が凄い! 温泉を引く配管が詰まる程の濃厚湯

温泉の析出物が凄い! 温泉を引く配管が詰まる程の濃厚湯

写真:権丈 俊宏

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写真は温泉の湯の花が固まり、石状になった析出物を展示したものです。温泉成分に含まれるカルシウム分が堆積してこの様な塊が生成されます。固まる前は泥状で湯船の底に堆積しており、ここでも本物の温泉であることを実感。温泉を引く配管は三か月で詰まってしまう程の濃厚湯です!

夕食は海の幸満載! 別注文の「石焼料理」は海の幸のダシが凝縮された絶品の味覚!

夕食は海の幸満載! 別注文の「石焼料理」は海の幸のダシが凝縮された絶品の味覚!

写真:権丈 俊宏

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夕食は日本海に面した男鹿温泉だけに、旬の食材を生かした海の幸メインの会席料理が楽しめます。筆者のおすすめは、追加料理となりますが男鹿名物の「石焼料理」。赤くなるまで熱せられた石を味噌味の汁が満たされた木桶に入れてグツグツと熱し、それに男鹿の旬の海産物を惜しげもなく入れて煮ます。男鹿の海の幸が凝縮された深みのある香りとダシの味が食欲をそそります。秋田の純米酒もよく進む絶品料理です!

「男鹿温泉湯めぐり」や「なまはげ太鼓ライブ」もおすすめ

男鹿温泉では元湯 雄山閣も含めた全七軒の旅館・ホテルから三軒を選び入浴出来る手形も購入出来ます。三軒の温泉を巡って1000円ですので、各施設を現金で入浴するよりもかなりお得に巡れます。手形を購入すると「魔除のなまはげ包丁」を記念品として進呈されます。男鹿温泉では各ホテルで源泉が異なるので、お湯の違いを感じとりながら温泉めぐり出来る点も魅力的です。

また男鹿温泉では「五風なまはげ太鼓ライブ」と言われる、なまはげが和太鼓を演奏する公演も定期的に行われています。国の重要無形民俗文化財にも指定されている「男鹿のナマハゲ」を身近に体験されたい方には、こちらもおすすめです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/29−2016/04/30 訪問

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