写真:肥後 球磨門
地図を見る九州自動車道「松橋IC」から50分で天草五橋の最初の橋「1号橋(天門橋)」に到着します。九州本土の三角(みすみ)半島と天草四郎のふるさと大矢野島を繋ぐ橋で、長さは502m、海面からの高さは42mで五つの橋の中で最も高く、大型船も航行できるようになっています。
この橋の姿を世界遺産に認定された「三角西港」から眺めるのがおススメで、海を見渡せるカフェテラスで、橋の下を行き交う船を眺めながらの優雅なティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
現在、平成29年完成予定で1号橋の横に「新天門橋(仮称)」を架ける工事が行なわれていて、完成すればソリッドリブ形式のアーチ橋としては国内最大の橋となります。完成後は今まで以上の素晴らしい景色が広がるのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る天草五橋の中で最も長い橋が長さ510mの「 4号橋(前島橋)」で、周囲の景色を楽しめるように海面からの高さが低くなるように設計されています。
4号橋とその手前の3号橋から見えるリアス式海岸に浮かぶ大小の島々は天草諸島有数の絶景が広がる名所「天草松島」で、宮城県の松島、長崎県の九十九島と並んで、日本三大松島と呼ばれる景観となっています。
周囲の景色につい目を奪われてしまいそうですが、わき見運転は絶対にしないようにしましょう。橋の近くには駐車場が整備されているので車を停めて景色を楽しむことをおススメします。
4号橋を渡ったところには天草松島温泉があるので、景色と温泉の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る天草五橋最後の橋は、前島と松島を繋ぐ赤いパイプが特徴的な全長177.7mの「5号橋(松島橋)」です。5号橋に採用されているパイプアーチ形式は日本国内での例が少なく、真っ赤な色と美しいフォルムは天草五橋の中でも人気のある橋となっています。
5号橋を渡ったすぐの松島有料道路入り口交差点からは松島展望台へ進入できます。展望台からは天草の美しい海に浮かぶ沢山の小島が作り出すパノラマ風景を楽しむことができ、おススメの場所です。
展望台の近くにはレストランから天草松島を一望できるヴィラ「天草 天空の船」がありランチ営業は土日祝日のみですが、美味しい料理に舌鼓を打ちながら天草の大パノラマを楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る天草五橋最後の5号橋(松島橋)を渡っておよそ5分で千巌山(せんがんざん)展望台の駐車場に到着します。駐車場から歩いて10分ほどの所にある展望所は、天草五橋の全景が眺望できるおススメの場所です。
この場所は桜の名所でもあり、天草諸島をバックに淡いピンクの花が美しく映える人気の場所になっています。
春のイベントとして『遅いあなたが主役です』を合言葉に、天草五橋の景色を楽しみながら自分のペースでのんびり走る「天草パールマラソン」も開催されています。
風光明媚な天草諸島の風を受けながら春の天草路をのんびり走ってみるのも天草の楽しい過ごし方の一つです。
写真:肥後 球磨門
地図を見る天草五橋の魅力は自然風景だけではなく文化遺産もおススメポイントの一つです。1号橋のかかる宇城市三角にある「三角西港」は平成27年(2015年)に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の一つとして、世界文化遺産に登録されました。100年の歳月が経過した今も当時の都市計画・石積埠頭がほぼ無傷のまま残っているおススメの場所です。
写真は小泉八雲が宿泊し紀行文「夏の日の夢」の舞台となった旅館「浦島屋」を復元したもので、館内は休憩所として開放されています。
三角西港にはその他、明治20年に建てられた「旧高田回漕店」や三角西港が最も繁栄した頃に立てられた倉庫群の一つ「旧三角海運倉庫」などが残されています。この倉庫を改装したカフェに立ち寄って、海を見ながらかつての繁栄に思いをはせてみるのはいかがでしょうか。
昭和41年(1966年)に開通した天草五橋は、当初は有料道路で償還に30年以上かかると予想されていましたが、なんと9年で終えました。
それだけ人気のある天草。景色だけでなく新鮮な魚介類もおススメです。沿道には天草の海で獲れた新鮮な魚介類や梅肉エキスを与えて育てた「天草梅肉ポーク」、そして幻の鶏「天草大王」を提供するお店などが沢山あります。
美しい景色と美味しいグルメで大満足の天草パールラインにぜひ出かけてみませんか。
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(2024/11/10更新)
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