写真:和山 光一
地図を見る層雲峡温泉郷の最も高い位置に建ち、窓越しに雄大な景観を楽しめる「ホテル大雪」は、1954年大型台風で倒れた木々を整備する工事関係者のためにつくられた、ログハウスのような宿泊施設からの出発でした。豊富な湯量を誇る温泉宿ならではのおもてなしのひとつが、館内で楽しめる3つの湯めぐりです。いずれの浴場も個性的で異なった趣があり、館内でのハシゴ湯を楽しめます。
泉質は単純硫黄泉で、体を芯からあたためるほのかな硫黄の香りのお湯は、すべて源泉かけ流しです。さまざまな名所を誇る層雲峡に寄り添うように高台に建つ「ホテル大雪」では、大自然を残す渓谷美につつまれながら、豊かな湯船で日々の疲れをゆっくり癒せるひとときが待っています。宿泊客は24時間、日帰り入浴の利用時間は11時〜17時、入浴料金は800円で楽しめます。
写真:和山 光一
地図を見るフロント横にあるエレベーターで西館7階・最上階にあがります。展望大浴場「大雪の湯」は層雲峡温泉街の中で、一番の高台にあるお風呂です。ホテルに着く昼から夕方におすすめで、層雲峡温泉街を一望できます。広々とした石造りの大浴場に入ると正面は総ガラス張りで、層雲峡の大パノラマの景色が目に飛び込んできます。湯船にはジェット装置もついていて温泉でリラックスしながら層雲峡の岩峰が眺められます。
露天風呂は自然石を配した石造りの湯船が渓谷に沿ってあります。細長い湯船は入浴者が眼下に層雲峡の深い渓谷が見下ろせられるようになっています。(24時間入浴可能)
写真:和山 光一
地図を見るロビーからキャニオンマーケットというお土産所を過ぎた南館の1階に大浴場「チニタの湯」はあります。3つの浴場の中で一番源泉に近くいところにあり、身体の芯から温まるので寝る前に入るのがおすすめです。チニタはアイヌ語で「夢」という意味。正面の窓にはステンドグラスがはめ込まれ、壁面には煉瓦が積まれていてローマ風呂を彷彿させる独特の雰囲気を醸す造りです。
熱気のこもった浴室は、入口の手前から温度差をつけた3つの湯船が並んでいて、一番ぬるい湯船は浅い造りになっています。ぬるい湯から少しずつ体を慣らして一番奥の熱い湯を楽しむのもよく、また熱湯とぬる湯を交互に入る交互浴もよし、温泉本来の楽しみが満喫できます。(24時間入浴可能)
写真:和山 光一
地図を見るロビーから2階の連絡通路を通って山荘造りの大雪山荘3階に向かいます。露天風呂「天華の湯」は、なんといっても朝がいちばんです。湯船には御影石や十和田石が使用され、開放感ある露天風呂では大自然との一体感が味わえるので、朝の新鮮な空気を是非味わってみてください。湯船に浸かった目線の先にはいっぱいの緑が溢れ、同じ目線の先には層雲峡の柱状節理の岩肌が眺められ、まるで日本庭園の中で入浴しているような気分に浸れます。宿泊者は予約すれば1時間貸し切りもできますのでこの空間をひとり占めできますよ。(5時〜24時入浴可能)
アイヌ語で「ソウウンベツ(滝の多い川)」から名付けられた層雲峡のほぼ中央にある層雲峡温泉は北海道有数の温泉で、道央では最大の温泉地で、泉質は単純硫黄泉です。中心部はカナダの山岳リゾートを範とした層雲峡キャニオンモールとなっていて、多くの温泉街とは異なった洋風な趣の温泉地となっています。アイヌ語で「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ばれる大雪山国立公園の玄関口でもあり、旭川から網走・十勝方面を結ぶ国道39号沿線にあって北海道周遊観光の主要な経過地として、また層雲峡の探勝や大雪山登山の基地として賑わいを見せています。付近には日本の滝百選に選ばれている「流星の滝・銀河の滝」や「大函」などがあり、渓谷美を堪能できますよ。
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(2024/10/6更新)
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