世界遺産・熊野で行きたい!自然が織りなす絶景スポット5選

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世界遺産・熊野で行きたい!自然が織りなす絶景スポット5選

世界遺産・熊野で行きたい!自然が織りなす絶景スポット5選

更新日:2016/08/21 20:22

Chiharuのプロフィール写真 Chiharu ライター、熊野リトリート主宰

紀伊半島の南部に位置する世界遺産“熊野”は、和歌山県、三重県、奈良県の3県にわたる広域のエリアです。熊野三山が鎮座する日本有数の霊場として有名ですが、同時に、手つかずの自然が昔からの光景そのままに残る風光明媚な土地でもあります。自然が生み出した絶景が熊野に点在し、昔も今も旅する人々を魅了しています。そんな熊野を訪れたら必見のおススメ絶景スポットをご紹介いたします!

白く光る滝筋が、神々しいまでに美しい!那智の滝

白く光る滝筋が、神々しいまでに美しい!那智の滝

写真:Chiharu

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はるか昔から日本人の自然信仰の対象でもある、名瀑「那智の滝」。和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある熊野の定番スポットですが、やはり那智の滝なくして熊野の絶景は語れません。

落差133メートルから水が流れ落ちる圧巻の姿は、見る者の目をくぎ付けにします。那智周辺には、滝修行の行場として48箇所もの主な滝があり、それを「那智四十八滝」と呼びます。那智の滝では、青岸渡寺開祖・裸形上人や、花山法皇、安倍晴明、實川上人などが修行を行いました。この那智四十八滝の「一の滝」にあたるのが、那智の滝となります。

那智の滝の前に佇むと、滝からのマイナスイオンと、一帯の那智山原始林(国天然記念物)から発せられる癒しの空気に包まれます。流れ落ちる水の様子をじっと見つめていると、降る竜神のようにも見えてきます。

神武天皇の上陸地の岬にある!大岩壁の楯ヶ崎

神武天皇の上陸地の岬にある!大岩壁の楯ヶ崎

写真:Chiharu

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三重県熊野市甫母町の二木島湾の入口に、盾を幾つも立てたような独特の形状の大岩壁の「楯ヶ崎(たてがさき)」が海にそそり立っています。楯ヶ崎は、高さ約70メートル、周囲約600メートルの柱状節理です。熊野灘から打ち寄せる白波とブルーの海水とも相まってなんとも美しい絶景です。

国道311号から海辺まで、徒歩40分ほどの遊歩道が通っており、ここを通って、熊野灘の海が感じられる楯ヶ崎へと出ます。ここは、神武天皇が嵐で漂流した際の上陸地とされている聖地でもあります。

整備された遊歩道の途中には、遭難した神武天皇の兄を祀る阿古師(あこし)神社や、楯ヶ崎を望んで熊野大神と伊勢大神が酒盛りしたという千畳敷があります。ハイキング気分で行ってみましょう。

大絶壁の頂上から見渡す、大丹倉からの絶景!

大絶壁の頂上から見渡す、大丹倉からの絶景!

写真:Chiharu

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三重県熊野市育生町にある、岩壁の高さが約300メートル、幅500メートルもの大絶壁の「大丹倉(おおにぐら)」は、かつて修験者が修行をした神聖な場所です。近年、この辺はロッククライミングの聖地としても人気があります。

大丹倉の頂上まで来ると熊野の山々がはるか彼方まで見渡せます。下をのぞき込むと、地上を流れる川が見えるのですが、絶壁からの光景は高さがあり、かなりスリル満点です。自然そのままの場所ですので、手すりや柵はありません。滑り落ちないよう充分に気をつけましょう。その分、眺めは最高です!

大丹倉の頂上と言っても、近くまで林道が延びていますので、下から登らなくても、駐車場から徒歩5分ほどで行くことができるので便利です。こちらでは、頂上からの眺めだけでなく、地上から大丹倉全体の神秘的な姿もご覧になってみてください。

日本昔話に登場する里のような、竹筒の原風景

日本昔話に登場する里のような、竹筒の原風景

写真:Chiharu

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次にご紹介するのは、奈良県吉野郡十津川村「竹筒(たけとう)」です。自然そのままの風光明媚なこの地は、コバルトブルーの北山川が流れる鄙びた奥熊野です。

国道169号線から、北山川越しに望むパノラマの眺望がなんとも美しいスポットです。竹筒(たけとう)、花井(けい)、九重(くじゅう)の集落があり、竹筒から対岸に見える地域には、船でしか渡ることができません。かつて対岸には、光月山紅梅寺というお寺があり、そこの尼さんが竹の筒を授けた地域が竹筒、花びんを授けた地域が花井、九段の重箱を授けた地域が九重と名付けられました。

青空と緑のコントラストがはっきりした晴天の景色もさることながら、霧が立ち込める雨上がりの光景も幻想的です。タイミングが合えば、北山川を行く熊野名物のウォータージェット船の姿も楽しめます。

清流・古座川沿いに佇む、巨岩・一枚岩の迫力に圧倒!

清流・古座川沿いに佇む、巨岩・一枚岩の迫力に圧倒!

写真:Chiharu

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熊野の和歌山県東牟婁郡古座川町は、奇岩や巨岩の多い地域です。珍しい岩が幾つもあるのですが、なかでも「一枚岩(いちまいいわ)」の迫力は見応えがあります。

国指定の天然記念物の一枚岩は、古座川の川岸に山のように大きくそびえており、名前の通り、一枚の岩です。その高さは100メートル、幅500メートルある巨岩で、近くで見るとその姿に圧倒させられます。

この一枚岩には「一枚岩の守り犬」という民話があります。その昔、岩が大好物な魔物が一枚岩に食らいついた際、犬が吠えて魔物を追い払い、一枚岩が無事守られたというお話です。岩の中央には、魔物の歯形とされる跡が残っています。年に2回、一枚岩の肌に犬のシルエットのような夕影が出現する日があります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。「熊野」と一言で呼びますが、実に広い地域を指しています。5つのスポットは離れていますので、全てでなくとも、熊野を訪れる場所に合わせて近くのスポットをぜひ組み込んでみましょう。そして、実際にその場へ訪れていただき、リアルな絶景をご覧ください。熊野の美しい光景を眺めることで、熊野詣の印象がぐんとアップすることでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/10 訪問

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