写真:波奈 美月
地図を見る渥美半島(田原市)で「メロン狩り」を楽しめる農園は現在7ヶ所。「日研農園・ニュー渥美観光・シーサイドファーム伊良湖・マルカ農園観光部・渥美観光マルタケ園・たべりん王国・お陽様農園」になります。
どの農園も共通しているのが「メロン狩り+カットメロン」のコース。カットメロンは「1/2・1/4・食べ放題」のいずれかを選べます。メロン狩りで収穫したメロンはお土産用。それとは別に、店で熟した甘いメロンを食べることができるんです。
メロン狩り以外にも、渥美半島でのメロンの楽しみ方はいろいろ!「渥美観光マルタケ園」では「収穫済みのお土産用メロン+1/2カットメロン+スイカ1切」のコースがありますし、サッと味見だけしたいのなら「道の駅 あかばねロコステーション」内の「フルーツパラダイス」(マルカ農園経営)で、休憩がてらカットメロンを食べることも。
いずれの農園も、伊良湖岬へ向かう国道42号沿いや国道259号沿い、もしくはその周辺にあります。特に国道42号沿いには、「日研農園・シーサイドファーム伊良湖・マルカ農園観光部・たべりん王国」と集中していますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る今回訪れたのは「マルカ農園観光部」。「道の駅 あかばねロコステーション」や「赤羽根漁港」の近くにあります。
どの農園でも「メロン狩り」の流れはほぼ同じ。来店したらまずコースを選び、受付と会計を済ませます。順番としては「メロン狩り」をしてから、メロンを食べることに。所要時間は、ビニールハウスへの送迎時間も含め、60分くらいでしょう。
受付後、「メロン狩り」をするビニールハウスまで車で送ってもらえます。(農園によりマイカー移動の場合もあります)
おいしいメロンの選び方や収穫の仕方が分からなくても大丈夫!ちゃんと説明してもらえます。その後、ハサミを貸してもらい、いよいよビニールハウスの中へ突入!
メロンはツルを立体的に仕立て、綺麗な実になるように、1個1個ヘタに紐をつけて上から吊るしてあります。1本の苗に実がたくさんついても1個しか残しません。それを大事に育てるので、おいしさの成分がギュッとその実に凝縮!なんとも贅沢で手間のかかる果物なんです。
果物の王様として知られるマスクメロン。でも、実っているところを見たことがある人は少ないのでは?きっと感動の体験になりますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る「メロン狩り」で収穫できるメロンはただ1玉。慎重に見極める必要があります。
おいしいメロンは、網目が細かくてムラがなく、丸みがきれいで重さがあるもの。葉の黄ばみ・枯れは、熟している証です。どうしても迷ってしまいますが、それがまたメロン狩りの楽しいところ!
収穫は、メロンの実から伸びているツルの両側を、実の幅に合わせてハサミで切ります。そうすると、よく見かけるT字のつるが付いたメロンの形になります。メロンの実を吊ってある紐はすぐ取れるので、あとから農家のかたが使えるように切らないようにしましょう。
収穫したメロンは持ち帰りやすいように、取手のついた箱に入れてくれます。食べ頃も教えてもらえますよ。残念ながらその場では食べられず、収穫から一週間程度待つ必要があります。常温で置くことでさらに熟成されるので、食べる直前まで冷蔵庫に入れないようにしましょう。メロンの底を指でおさえて、少し柔らかくなったら食べ頃です。
写真:波奈 美月
地図を見る店に戻ったら、いよいよ最大のお楽しみタイム!甘くてジューシーなメロンを食べることができます。
一番人気は「メロン狩り+食べ放題」コース。豪快に大きなトレーでたくさんのカットメロンが並べられて出てきます。時間制限(30〜40分)がありますが、トレーごとお代わりし放題!思いっきりお腹を空かせて挑戦しましょう。
果物の王様であるマスクメロンを思い切りたくさん、リーズナブルに食べることができるのは産地だからこそ。完熟でみずみずしいうえ、ほどよく冷やされているので、特に暑い季節には体に染み入るようで、いくらでも食べられそう!
お腹の空き具合や予算に合わせて、「メロン狩り+1/2カット」や「メロン狩り+1/4カット」コースも選べるのもうれしいところ。
メロンには健康と美容に良い多くの効能があります。豊富に含まれているカリウムは、高血圧・むくみの改善・腎臓病などを予防、β-カロチンはガンの予防や老化を遅らせ若さを保ってくれるとのこと。疲労回復にも役立つので、夏バテを乗り切るのに最適です。
<マルカ農園観光部の基本情報>
住所:愛知県田原市池尻町精進川60番地
電話番号:0531-45-3167
営業期間:5月25日〜9月末
営業時間:9:00〜15:30
定休日:期間中無休
駐車場:普通車50台・無料
写真:波奈 美月
地図を見る渥美半島は温暖で自然に恵まれ、見どころの多い所。
特に、「伊良湖岬(いらごみさき)」や「日の出石門(ひいのせきもん)」、写真の「恋路ヶ浜」には、全国から観光客が訪れます。漁業も盛んで、特に「大あさり」は有名!伊良湖岬周辺では年間を通して「焼き大あさり」が食べられます。
太平洋側の「片浜十三里」と呼ばれる砂浜は、日出の石門から浜名湖の今切れ口まで約52km(十三里)も続き、その長大さは圧巻!サーフィンが盛んな太平洋ロングビーチはその一部です。反対の三河湾側は波の静かな所で、潮干狩りや海水浴が楽しめます。
さらに、菜の花の名所でもあり、毎年1月から3月末まで「菜の花まつり」が開催され、特にメイン会場の「伊良湖菜の花ガーデン」は一見の価値あり!「いちご狩り」も盛んで、12月上旬から5月下旬頃、12ヶ所の農園で営業します。
家族旅行にデートに、一年中楽しめる渥美半島。別記事で、お薦めスポットを紹介していますので、こちらも参考にしてくださいね。記事下の「この記事の関連MEMO」よりアクセスできます。
「メロン狩り」は、いずれの農園も予約が必要です。実は、予約をしていなくても、その日の状況やコースにより、受け入れてくれる場合がけっこうあります。あきらめずに連絡してみましょう。
営業期間・コースの詳細は農園によって違い、料金も時期により変動します。ご訪問の前に記事下の関連MEMO「渥美半島観光ビューロー 渥美半島だより」のリンクより、各農園のホームページにアクセスして確認されることをお薦めします。
農園の売店では、産地ならではのお買い得価格で、マスクメロンをはじめ、イエローキング・プリンスメロンなどの各種のメロンや農産物を購入できます。
でも最大のお土産は、持ち帰ったメロンが熟すのを待つワクワク感かも。家に帰ってもこれほどお楽しみが続くのは「メロン狩り」ならばこそですね。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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