写真:月宮 うさ
地図を見る国の特別天然記念物に指定される"マリモ"で有名な東北海道を代表する湖「阿寒湖」。ここでは、マリモの他にもぜひ注目して欲しい自然現象があります。
それは「ボッケ」と呼ばれる泥火山。湖畔を散策していると、ボコッボコッという音とともに鼻を突く硫黄のにおいが漂ってきます。音に近付いてみると、大地の奥底から摂氏100度にもなるの泥が火山ガスとともに絶えず噴出しており、その風景はまるで地獄のようにも。
ボッケの名は、アイヌ語の"煮え立つ"という意味の"ポフケ"からきています。
写真:月宮 うさ
地図を見る大地の鼓動"ボッケ"を観察に、阿寒湖のほとりにある国設阿寒湖畔スキー場から「白湯山遊歩道」を歩いてみましょう。所要時間は片道1時間ほどですが、道中は登山道が続きますので軽登山装備がオススメ。雨が降った後には足元がぬかるみますので気をつけてください。
スキー場の駐車場からコースをひたすら登ると左手側に「白湯自然探勝路」と書かれた看板と登山道入り口があります。スキー場では、振り返ると見渡せる阿寒湖の風景にも注目ですよ!
写真:月宮 うさ
地図を見る「白湯自然探勝路」の看板から先は景色が変わり、一面に緑が広がる森の中を歩きます。木々の幹や岩肌には苔が生し神秘的。大自然の息吹を感じる風景が続きます。また、10月上旬には見事な紅葉絵巻を楽しむことができます。
※悪天候の影響により登山道が閉鎖されることがあります。記事一番下のMEMO内「阿寒湖観光ナビ」にて、最新情報を必ず確認してお出かけください。
写真:月宮 うさ
地図を見る登山道を進んでゆくと、途中ボコッボコッという音とともに鼻をつく硫黄のにおいが漂ってきます。そして進入禁止の注意を促す看板とともに「ボッケ」が姿を現します。ここは、大自然の鼓動を五感に感じることができる神秘的な場所。地獄でも迷い込んだような不思議な空間が広がっています。
傾斜のある山道を片道1時間も歩くのは辛い…けれどボッケを見てみたい人には阿寒湖畔にある「ボッケ散策路」がオススメ。温泉街からも近いので気軽に訪れることができますよ。こちらは真冬でも歩くことができます。
写真:月宮 うさ
地図を見る散策中はボッケ・緑の森・阿寒湖を見渡す風景など魅力的な景色が盛りだくさんですが、足元に咲く可憐な野の花にも注目。季節によっては、スミレや野いちごなどかわいらしい花々が訪れる人々の目を楽しませてくれます。
写真の花は、別名に幽霊茸の名を持つ"銀竜草(ぎんりょうそう)"。植物でありながら葉緑素を持たない、花びらも茎も真っ白な不思議な花。菌類と共生して栄養素を得る腐生植物と呼ばれる種類です。
白湯山遊歩道のゴール地点、標高950mの「白湯山展望台」からの眺めは、阿寒湖が見渡せる大パノラマ!がんばってここまで歩いてください、これぞ北海道を感じる風景と感動が待っています。そして、下山後は阿寒湖畔温泉でゆったり疲れを癒してくださいね。
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(2024/11/9更新)
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