旧天城トンネルは、小説「伊豆の踊子」で、「主人公の私が旅芸人の一行を追いかけて、めぐり逢う」場面に登場するトンネルです。是非、立ち寄って欲しいスポットです!
小説「伊豆の踊子」では、主人公の私が旅芸人の一行を追いかけて、めぐり逢う場面に登場するトンネル。石造りのトンネルとしては日本最長の446m。道路トンネルとして、初めて国の重要文化財に指定されています。見学は自由、今も昔と変わらない空間が広がっています。
明治38年に開通した旧天城トンネルの道は、湯ヶ島と河津町をつなぐ旧天城街道。
踊子歩道として日本の道100選にも選ばれています。この道を、大正7年の秋、川端康成は歩き、天城峠を越え湯ヶ野、下田まで旅をしました。その時の体験が、後の名作「伊豆の踊子」になりました。言わば、伊豆の踊子を生み出した原点とも言える道でしょう!
小説の中で「踊子の一行と湯ヶ野に着いた私が泊った宿」で「対岸に見える共同湯の前に立った裸姿の踊子に私が驚いた」という名場面に登場する福田家。
伊豆の踊子は過去に6回映画化され、福田家は、伊豆の踊子の映画のロケが行われた有名な場所。有料ですが、映画伊豆の踊子で使用された部屋や、資料館が見学できます。日帰り入浴(有料)もおこなっており、川端康成や数々の文豪も入浴したお風呂に入ることもできます。
福田家前にある「伊豆の踊子像」。浄蓮の滝駐車場から河津七滝町営無料駐車場まで約15.9kmを結ぶ踊子歩道。福田屋がある湯ヶ野まで足をのばすと、4体の踊子像があります。年代・製作者が異なり、どれも顔だちや表情が違います。踊子像を比べながら、歩くのも楽しいかもしれませんね。
「踊子が玄関の板敷で踊るのを私は、梯子段の途中に腰をおろして一心にみていた」湯本館の入り口をくぐると、「私が踊子の踊りを見た階段」が現れます。
湯本館には、川端康成が階段の途中で腰をおろして再現した写真や、伊豆の踊子に因んだ写真など数多く展示されています。
大正7年秋、川端康成は初めて湯本館に滞在しました。その後、10年間通い、伊豆の踊子を始め、多くの作品をここで執筆。川端康成の執筆の間は、「川端さん」と呼ばれる4畳半の部屋。有料ですが見学することができます。川端康成の面影を感じられる、大変貴重な部屋です!
湯本館の南、浄蓮の滝を過ぎたところにある昭和の森会館(道の駅「天城越え」内)には「伊豆近代文学博物館」があります。博物館(有料)には、川端康成の直筆「伊豆の踊子」の原稿があるので、間近で生原稿が見られますよ!
映画「伊豆の踊子」のワンシーンの写真パネルの展示もあります。
旧天城トンネルをはじめ、見所がたくさん点在!
名作「伊豆の踊子」に触れる伊豆の旅はいかがでしょうか?
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(2024/10/5更新)
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