馬の鼓動を間近で感じよう!日本最大の広さを誇る盛岡競馬場

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馬の鼓動を間近で感じよう!日本最大の広さを誇る盛岡競馬場

馬の鼓動を間近で感じよう!日本最大の広さを誇る盛岡競馬場

更新日:2016/08/22 15:22

Isao Noguchiのプロフィール写真 Isao Noguchi 著述業、観光検定教材製作者、ブロガー

JR盛岡駅からバスで30分ほどの場所にある盛岡競馬場は、自然とのふれあいをテーマにした東北地方を代表する競馬場です。南部片富士を眺望できるスタンドからの風景は雄大そのもの。地元では「OROパーク」の愛称で親しまれ、休日には家族連れのファンも多く訪れます。場内は庭園や遊具エリアも併設されており、芝生の上でのランチは開放感満点です。市街の喧騒を忘れ、馬の疾走する姿に癒されてみてはいかがでしょうか。

圧倒されるレース展開!広大な杜で悠々と競走馬が駆け抜ける

圧倒されるレース展開!広大な杜で悠々と競走馬が駆け抜ける

写真:Isao Noguchi

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総敷地面積128ha(東京ドーム27個分)、日本一の敷地面積を誇る盛岡競馬場は、芝コースを併設した東北随一の競馬場です。大型ビジョンは勿論、馬の状態をチェックする「パドック」がみえる屋内立見席などが完備されており、競馬を楽しむには最高の環境です。

かつて競馬場は「黄金競馬場」と呼ばれ、盛岡市内の高松公園内にありました。高低差8.8mの名物コースを有する日本最大の競馬場でしたが、コース幅が非常に狭い、多頭数の競走を編成できないなどの理由で1996年の春、現在の場所に「OROパーク」としてリニューアルオープンしたのです。元々軍馬を育成するために設計されたコースだったので、極端な高低差はその名残であり、現在も「スパイラルコース」としてファンに愛されています。

スタンドから観戦すると、向こう正面(スタンドから一番遠い位置)のレースの様子は肉眼では確認しずらいのですが、このスパイラルコースのおかげでコース全周を目視することができ、騎手同士の激しい駆け引きも堪能することができます。

馬との距離が近すぎる。疾走するたびに伝わる振動に興奮!

馬との距離が近すぎる。疾走するたびに伝わる振動に興奮!

写真:Isao Noguchi

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盛岡競馬場のスタンドはとにかく競走馬との距離が近いことが魅力です。通常は柵を二重に設置し、その間隔を広くすることで、コース内へ観客が入ることを防止しています。しかし、ここでは目の前を馬がものすごい速さで駆け抜けていきます。その度に地響きのような振動が体に伝わってくるので、レース最後の直線での攻防も迫力が違います。

また、スタンド横にある第4コーナー(最終コーナー)付近は広範囲に芝生スタンドが設けられています。見渡すかぎり緑の絨毯ですので、寝転んで観戦することも可能。第4コーナーを間近で観ることができる競馬場は少ないので、直線コースに向かって入ってくる馬群の光景は貴重です。この地点からゴール付近を見ると、かなり急な勾配になっていることも確認できるので、天気の良い日は足を運んでみたいポイントです。

注意点として、馬が走っている姿を撮影したいからと、馬に向けてカメラを構えている方がいらっしゃいます。ですが、その際は絶対にフラッシュ撮影は行わないでください。馬が驚いて興奮してしまったり、騎手を振り落としてしまうなんて事態にもなりかねませんので、マナーを守って観戦を楽しみしょう。

天気の急変にはご注意!自然の雄大さを肌で感じる濃密な時間

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写真:Isao Noguchi

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「OROパーク」という名称は、競馬が盛岡市内で開催されていた頃、競馬場の傍には「黄金清水」と呼ばれる湧き水があり、その名にちなんで「黄金競馬場」と呼ばれていました。そして、競馬場を現在の場所に移転する際、かつての愛称を復活させ、スペイン語で「金」という意味の「ORO」の名を冠することで、新天地での興隆を祈願したのです。

スタンド正面には「岩手山」、左手には雫石スキー場のある「高倉山」、右手に見えるのは安比高原スキー場のある「前森山」です。三方を山々に囲まれて行われるレースは「壮観」の一言に尽きます。都市部の競馬場のように、周囲に建物が一切ないので、競走馬の駆ける音が杜の中でより一層響き渡ります。

また、天候の変化が激しいのも特徴です。午前中は晴天だった空が、午後からは一転、スコールのような雨が降ることもあります。山の上に競馬場があるので、季節の変わり目には雨具を持っていかれると良いでしょう。

競馬の熱気は何処へ?実況さえも届かないリフレッシュ空間!

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写真:Isao Noguchi

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盛岡競馬場では競馬を楽しむのは勿論のこと、敷地内には親子で遊べる遊具エリアや四季折々の草花を鑑賞する庭園が併設されています。花々が咲いている「沈床庭園」など、各エリアがとにかく広いので、小一時間はあっという間にすぎてしまいます。そして、敷地内の様々な場所では馬にまつわるモニュメントが設置されており、「芸術鑑賞」も堪能できてしまうのです。

場内には、屋台村、ファミリーレストラン、指定席内レストランをはじめ売店が数ヶ所あります。そのなかでも競馬場らしさを演出しているのは何と言っても「屋台村」でしょう。パドックの脇にある屋台村は、カレー、ラーメン、和食など、各種B級グルメが揃っています。色々と迷ってしまいますが、盛岡競馬場の名物といえばやっぱり「ジャンボ焼き鳥」(350円)です!ジャンボ焼き鳥は屋台村内の2店舗で販売しており、双方の焼き鳥の味を食べ比べしてみるのがお薦めです。

また、冷麺、じゃじゃ緬といった盛岡名物のメニューもありますので、こちらも召し上がってみてください。アユの炭火焼きやイワナの炭火焼きなど、鮮度抜群のお魚を食べられるのもこの競馬場ならではです。

地元ファン必読の雑誌も!レア商品満載の「ホースショップ」

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写真:Isao Noguchi

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盛岡競馬場を訪れた記念にお土産を買いたい!という方もいらっしゃると思います。そこで、立ち寄ってみたいのが、スタンド1階の馬券売場のエリアにある「ホースグッズショップ」です。

このショップでは各種競馬グッズ、競馬に関する本や雑誌、盛岡ならではの特産品などが売られています。数あるグッズの中には、地元の障がい者施設の皆さんが作ったオリジナル商品も販売されていますので、そちらも是非チェックして見て下さい!

また盛岡競馬といえば、競馬専門誌の「テシオ」が有名です。「テシオ」は盛岡競馬についてのあらゆる情報が詰め込まれている雑誌で、地元ファンから絶大な支持を得ています。 一冊読み通すだけで盛岡競馬のすべてが分かってしまうという、圧倒的な情報量が人気の秘密ですので、造詣を深めたい方は記念に一冊手に取ってみてはいかがでしょうか。

「競馬」以外の多様性を追求。新しいモデルスタイルへの転換

「地方競馬の優等生」と言われ、東北の競馬を牽引してきた盛岡競馬。しかし、競馬ブームの終焉と共に巨額の財政赤字に悩まされることになります。

山間部に突如出現するOROパークの建物は、その巨大さと充実した設備に圧倒されるばかりです。しかし、現在の賑わいは「競馬」というコンテンツだけに頼ったものではありません。「馬が自然の中を走る」という原点回帰のスタイルがファンの心を掴んでいるのです。

「観る」・「味わう」・「体験する」といった様々な要素をひとつのパッケージにした競馬場はいくつかありますが、「自然」という何も手を加えていないものが最大の魅力であることに、他にはない付加価値の高さを垣間見ることができます。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/08 訪問

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