懐かしい“越中富山の置き薬”「池田屋安兵衛商店」で丸薬体験&薬膳料理!

| 富山県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

懐かしい“越中富山の置き薬”「池田屋安兵衛商店」で丸薬体験&薬膳料理!

懐かしい“越中富山の置き薬”「池田屋安兵衛商店」で丸薬体験&薬膳料理!

更新日:2017/01/26 13:25

加藤 雅のプロフィール写真 加藤 雅 「上質なお宿」トラベラー、グルメトラベラー

「越中富山の反魂丹♪鼻くそ丸めて万金丹♪それをのむ奴ァあんぽんたん!」
昭和年代には、知る人ぞ知るとっても懐かしいフレーズ。そうです、あの越中富山の置き薬です。富山の中心部にある「池田屋安兵衛商店」は昔の丸薬の歴史を学んだり、レトロパッケージの薬を購入したり、身体に良い健康膳も提供している老舗の薬屋さん。
昔お世話になったあの薬を探しに、そして美味しい薬膳料理をいただきましょう。

風格ある富山の老舗薬問屋「池田屋安兵衛商店」

風格ある富山の老舗薬問屋「池田屋安兵衛商店」

写真:加藤 雅

地図を見る

富山の中心市街地に白壁と瓦の土蔵造り。異彩を放つように重厚な木造建築物がたたずんでいます。暖簾には「越中半魂丹」。そうです、富山の老舗薬問屋「池田屋安兵衛商店」です。
「池田屋安兵衛商店」の創業は昭和11年。初代池田実氏が現在の地に和漢薬種問屋として暖簾を掲げました。そして江戸時代に一世を風靡した「反魂丹」の製造販売を始めました。染め抜かれた角三の屋号は「信用」「伝統」「研鑽」。三つを極めようという家訓は、富山商人ならではの頑なな心意気を表すものです。

富山は80もの製薬会社がある薬のまち。「池田屋安兵衛商店」は、昔ながらの薬対面販売(座売りに)にこだわる薬種商。中でも江戸時代から製造している胃腸薬「反魂丹」が有名ですが、その丸薬を知らなかった方でも、
「越中富山の反魂丹♪鼻くそ丸めて万金丹♪それをのむ奴ァあんぽんたん!」
という懐かしい謳い文句は何処かで聞いたことがあると思います。

お世話になった懐かしいレトロパッケージの薬

お世話になった懐かしいレトロパッケージの薬

写真:加藤 雅

地図を見る

かつての生薬倉庫や移住空間を吹き抜けにした店内は、重厚な梁に支えられた広々とした空間。江戸時代の商いのように主や番頭が座る小上がりがあり、周囲には数々の丸薬や生薬が並べられています。歳月を重ねた老舗ならではのたたずまいは、何処かほっとするような空間。カフェのような心地よさです。

「越中富山の置き薬」は独特の販売方法で、長年で親しまれてきました。今のようにドラッグチェーンや薬屋が殆ど無かった頃、富山の薬屋が一軒一軒の個人宅を訪ね、日常使いそうな薬を薬箱に入れて無料で設置。次回来たときに使った分の薬代だけ徴収、そして薬を補充するという画期的な商法をとりました。各家庭ではわざわざ薬を買いに出かけなくて済んだので、随分重宝したものです。

そんな昔懐かしいレトロなパッケージの薬が50種類ほど揃えてあります。あの時代と同様に1回分毎に小分けされていて、「懐かしい!」「これ、幼いときに飲んだ!」「頭が痛いときはこれだった」…懐かしさが蘇り、思わず手に取ってしまいます。
そのレトロな薬が今では観光客に大人気!小分けタイプなので、値段も良心的。お土産で頂いた方も懐かしくなり、話の輪が広がることでしょう。

胃腸薬「反魂丹」の丸薬製造を体験

胃腸薬「反魂丹」の丸薬製造を体験

写真:加藤 雅

地図を見る

店内には薬の製造に欠かせない道具類の数々、そして昭和の時代の懐かしい金看板も飾られているので、それを見るのも楽しみの一つです。
また店頭では、かつての丸薬製造の体験も可能。

胃腸薬「反魂丹」の丸薬製造を体験

写真:加藤 雅

地図を見る

柔らかく粘土状にした薬を左足で押し出して8ミリメートルほどで裁断。その後棒状になった薬の上に板を載せて、均等に力を加えながらゆっくり円を描くように板を動かすと丸薬が完成です。見ていると簡単そうですが、実は結構難しい。
この体験が出来るのは全国でここだけ。越中の薬屋になったつもりで挑戦すると、旅先の忘れられない体験になることでしょう。

体に優しい嬉しい癒し空間で薬膳料理「健康膳」

体に優しい嬉しい癒し空間で薬膳料理「健康膳」

写真:加藤 雅

地図を見る

この「池田屋安兵衛商店」の楽しみは2階にもあります。かつての製薬所だった部屋を改装し、漢方の考えに習った食の提案をしているのが食事処「健康膳 薬都」。店内は広くて席数を限っているので、贅沢ゆったりスペース。体に優しい嬉しい癒し空間です。

こちらのお勧めは薬膳料理の「健康膳」。漢方の考えに基づき、季節に合わせて旬の食材を使用。冬は体を温める料理、夏は体をクールダウンする食事を提供しています。薬草のお茶から始まり、煮物椀、豆腐や麺類、最後のデザートまで体に良い薬草が入る徹底ぶり。

体に優しい嬉しい癒し空間で薬膳料理「健康膳」

写真:加藤 雅

地図を見る

健康膳の中で特に印象的なのが立山町産の黒米を使った「黒米の山菜おこわ」。竹の皮の包みを開けると、紫がかった黒いおこわと山菜類。蒸されて熱々です。
この黒色は抗酸化作用があると言われるポリフェノールを豊富に含むので、まさに薬膳。滋味深い料理をいただくと、健康な身体が蘇るようです。

富山名物ライトレールに乗って「池田屋安兵衛商店」へ

JR富山駅から歩いて15分程度の中心部にある「池田屋安兵衛商店」。街ブラも楽しいですが、新型の路面電車、ヨーロッパで有名なあのライトレール利用をすれば楽しい!下車1分!
昔ながらの立派な梁や白壁の趣がある建物だけでも一見の価値です。しかも富山らしいレトロな薬を見たりお土産にしたりするのも懐かしくて嬉しい。
慣れない土地の旅行に少々疲れた方には、じわっと効く漢方薬を提供してくれるし、薬膳もまたお楽しみ。
何処かほっとするカフェのような空間で心地良いひとときを過ごしましょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ