写真:ふるかわ かずみ
地図を見る親和苑のオーナーは料理長も兼任されています。阿蘇の日常の生活の中での手作り感を味わってほしいという想いで、野菜をはじめ、お米も自家製。そしてその野菜を使ってお漬物や調味料、そしてジュースや果実酒などほぼ手作りという徹底ぶり。
一品一品丁寧に出てくる会席料理は、季節感を意識した見た目にも楽しめるものばかり。繊細で丁寧に作られたお料理は、どれも料理長の想いが込められているのを感じられます。全体的に優しい味で、素材が活かされてるのは料理長自身がよくその素材を把握し、実際育てているからこそ。ちょっと工夫した食べ方だったり、素材同士の意外なコラボだったりと、新しい発見もたくさんあります。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る阿蘇周辺には広大な牧場があり、そこで放牧された褐色のあか牛をたくさん見かけることでしょう。それこそ阿蘇自慢のあか牛。和牛の一種で肉質は赤身が多く、適度の脂肪分もありながらヘルシーでうま味も抜群!そして食べたときのなんともいえぬ柔らか食感は幸せの極みです。
親和苑の食事でもメインはもちろんこのあか牛。ミディアムに焼きあがったお肉は綺麗な赤身が艶々としています。またタレも手作りで、近くの梨農園さからもらったという荒尾梨を使ったもの。サッパリしているのに適度な濃密さが、ヘルシーなあか牛との相性もバッチリ。
また、もう1つ料理でのこだわりがお米。こちらも自家製ですが、夜は土鍋、朝は大きなかまどで炊くという使い分けで、それぞれ違う炊き上がりのお米を楽しめます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るさて、今度は温泉のご紹介です。
親和苑では、内湯の貸切湯が2つと、本館から少し離れた場所に2つの露天があります。露天は、本館を一度出て、すぐ側のちょっとした森の小道を散策した先にあり、毎日男女入替えになっています。
こちらは石切のスクエア型の浴槽で、まわりは木々に囲まれています。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩泉。キュッとしまる感覚の美肌の泉質の1つでもあり、湯上りはつるスベお肌に!
2016年4月の熊本の大地震の影響で配管が折れ、源泉温度が変わってしまいましたが、今では少し加温したものと、源泉をうまくミックスしながら楽しむことができます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るもう1つの露天がこちら。不揃いの石に囲まれた円形の露天はさきほどの露天より広め。そしてこちらはなんといっても朝がオススメ!天気がよければちょうど朝陽が差し込み、とっても幻想的です。
こちらも同じく木々に囲まれ、ちょっとした森の中にいるような感覚に。朝は鳥のさえずりなど、まさに癒しのBGMとなるでしょう。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るお宿でゆっくりのんびりしたい!という方におすすめがこの「杜の図書蔵」。露天に向かう途中にこちらの蔵があります。ここにはちょっとした漫画をはじめ、文庫本や雑誌、DVD、そしてヨガマットまで、好きなものをお部屋に持って帰って楽しむことができます。
また、すぐ近くにハンモックなども設置された広場があります。ここでも自由にハンモックで寝そべったり、そこで本を読んだり、屋外でヨガを楽しんだりと自由な使いかたもOK。
夏場には、ミニビアガーデンも開催されます。館内だけでなく、さまざまな過ごし方ができるのも親和苑の魅力です。
地震の影響でお宿の修復に時間もかかり、客足にもかなり影響があったという親和苑。「私たちは阿蘇の恵みで生きている。阿蘇のすることに文句は言えない・・」オーナーの言葉です。
阿蘇と共に暮らす人々の暮らしを体験でき、またそんなオーナーの想いが込められた料理をはじめ、おもてなしの心も随所にみられるお宿。ぜひ復興割など上手に利用して、絶品美食と美肌温泉を楽しんでくださいね。
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(2023/12/1更新)
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