更新日:2013/10/16 17:44
狩野川べりにある露天風呂は、「湯本館」自慢のお風呂です。川のせせらぎをBGMに、心地よい入浴が楽しめます。お湯は、温めず冷まさず源泉そのまま、かけ流しです!
浴室が一つしかないため、貸し切りにして使うことになりますので、ご家族やカップル、グループで利用が出来ますよ♪
小鳥のさえずりが聞こえたり、穏やかな自然の中で温泉に浸かると、つい時間も忘れてしまいますね!
大浴場の湯口からは、源泉そのままの天然温泉が出ています。この温泉は、飲むこともでき、コップが置いてあります! 飲泉は「より新鮮な源泉」が条件なので、湧出したての源泉であることがわかります。癖があまりなく、飲みやすい口当たり。
飲泉は、療養効果もありますが、飲む量は適量に。なぜなら、お腹を壊すこともあるので、味見程度にした方がいいでしょう。ということで、ここ湯本館のお風呂は、温泉の流れる音・色・香り・感触・味と、五感で温泉が楽しめますよ。
湯本館の温泉は湯量が豊富で、隣にある「河鹿の湯」(共同温泉)に温泉を分けているほどです。不思議なことに、雨が降ると温泉の温度は上がるそうです。面白いですね!
『温泉データ』
泉質:カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
泉質:46.8度
外来入浴:あり(大浴場のみ)
湯本館を訪れたら、絶対に見学してほしいのが、2階にある川端康成が「伊豆の踊子」を執筆された間。その名も「川端さん」。
4畳半の小さな部屋に、10年もの歳月を通い、伊豆の踊子をはじめ、多くの作品が生れ出た貴重な部屋! 川端康成直筆の原稿、写真などが展示されています。
部屋の天井は、八角形の蜘蛛の巣状。とても珍しい天井なので、こちらも必見です!
渓流沿いにある客室「山桜」。川端康成は、執筆活動で湯本館に滞在中、この部屋に好んで宿泊していました。ここ湯本館には、若山牧水などの文豪も滞在していて、部屋の前の資料室には、若山牧水をはじめ、多くの文豪の資料も展示されています。
客室「山桜」は、皆さん泊ることができるので、文豪気分に浸ることもできますよ!
湯本館玄関にあるこの階段は「踊子が玄関の板敷で踊るのを、私は梯子段の途中に腰を下ろして一心に見ていた」と、伊豆の踊子に出てくる階段です。川端康成が、階段に座って写真を撮った歴史ある階段でもあります!
同じ場所に座って記念撮影は、いかがでしょうか?
湯本館の露天風呂は、狩野川べりにあり、日本秘湯を守る会に入っているお風呂。川のせせらぎを聞きながら、ゆったり、のんびりできますよ。
お風呂から惜しげもなく流れ出る温泉は、贅沢な気分にさせてくれ、湧き立ての新鮮な温泉でお肌もすべすべに。温泉の凄さを、満喫できますよ!
不朽の名作「伊豆の踊子」が誕生した湯本館で、文学に触れながら、ゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね!
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