写真:Aya Hasegawa
地図を見る「TUVE」が位置するのは、天后(ティンハウ)エリア。MTR港島線の天后駅から徒歩3〜4分。周辺には、地元の人がこぞって詰めかけるお粥屋さんや深夜までにぎわうスイーツショップがちらほらと。ホテルを拠点に、早朝も深夜も美味しいものが楽しめるのはうれしいですよね。中環からもあまり離れていないのもポイントが高し!です。
「TUVE」は、そんな天后エリアに、2015年7月に、古いペンシル型高層住宅を全面改装してオープンしたデザインホテルです。
こちらのホテルを訪れる際、まず、気をつけたいのは、入口を見逃してしまいがちだということ。わかりやすくホテル名が掲示されているわけではないので、ぼやぼやしていると通り過ぎてしまう可能性が高いのです。ホテルらしくはないけれど、周囲の雰囲気とはちょっと異質な黒いメタルの扉を見かけたら、そう、そこが「TUVE」です。
写真:Aya Hasegawa
地図を見る無事、ホテルにたどり着き、次はレセプションらしからぬ、レセプションに驚いてください。なんと説明したらいいものやら……、一般的なホテルのレセプションとは一線を画し、近未来的というか、高級バーのカウンターのような雰囲気です。
こちらでチェックインして、カードキーをもらい、客室に移動するのですが、ここでもうひとつ「驚き」が!ホテルの扉に客室の番号が書いていないのです!どこに書いてあるのかといえば、ドアの上の天井。最初は戸惑うかもしれませんが、チェックイン時にスタッフが教えてくれるので心配はご無用。すぐに目に入る場所に、客室番号を掲示しないのは、ホテルに滞在していることを忘れ、自宅にいるかのように寛いで欲しいという、ホテル側の粋なはからいなのだそう。
写真:Aya Hasegawa
地図を見るさあ、部屋に入ってみましょう。ホテルのコンセプトは、「ミニマム」。なるほど、客室はスタンダードなタイプ「コンフォート」で約17平米と、決して広くはありません。というか、むしろ狭いのですが、無駄なものはすべて省き、デザインコンシャス、かつ機能的にまとめられていて不思議と狭さは感じません。
床と壁はコンクリート打ちっぱなし。全室バスタブはなくレインシャワーのみと、とことん「ミニマム」にこだわり、おしゃれでありながら、なんだか落ち着く、不思議な空間を創出することに成功しています。
ちなみに、客室タイプ「プレミア」は約30平米。ビジネスで滞在の場合は、こちらを選ぶ人が多いといいますが、1人での滞在なら、「コンフォート」でも充分すぎるほど快適です。
写真:Aya Hasegawa
地図を見る一見、冷蔵庫に見える木箱は、扉をあけていくとデスクに変身!この組み細工というか、玉手箱のようなデスクは、オーナーがデザインした特注品。機能性の追求はもちろんのこと、「ゲストに驚いてもらいたい」という思いも込め、デザインされたものだそう。
なお、同ホテルでは朝食は提供していませんが、1階にはイタリアンレストランを併設。日本人がシェフを務めています。
写真:Aya Hasegawa
地図を見るアメニティには、ニューヨーク発の自然派コスメ「フレッシュ」を採用しています。オーナーが自然派コスメに造詣が深いことに加え、女性らしいブランドのアメニティを使うことで、男性的なミニマムを実現した客室との調和を図っています。
ちなみに「TUVE」という名前は、幻想的なことで知られる、スウェーデンの湖の名前何に由来するのだとか。静かで洗練されていて、どこか温もりを感じる、そんなTUVE湖のイメージが、ホテルには取り入れられています。
昼間はアクティブに過ごすので、ホテルには多くのものを求めない。でもどうせなら快適に、おしゃれに過ごしたい──。「TUVE」は、そんな人にぴったりのデザインホテル。名だたる香港のラグジュアリーホテルに比べ、お値段が「やさしい」のも魅力です。
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(2023/11/29更新)
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