写真:安藤 美紀
地図を見るアニメ「はじめ人間ギャートルズ」に出てくるような、縄文人ってどんな生活をしていたんだろう…。そんな古代の生活をリアルに体験できるのが「古代生活体験村」です。
「古代生活体験村」の場所は、東北自動車道「栃木IC」から車で約40分、ログハウスや体験館などを備えた「あきやまの里」の一部にあります。
体験村には、4棟の竪穴式住居(店員7名まで)と2棟の横穴式住居(店員8名まで)があり、一部の住居では実際に宿泊可能。どちらか迷う方は、1棟ずつ一般公開されていますので、一度中を覗いてみるのもオススメです。
初心者には、一番藁が新しい竪穴式住居の「さる」がベター。よりワイルドな古代体験をお好みの方は、藁に苔がびっしり生えた竪穴式住居の「りす」や「しか」も、相談により宿泊可能に。ただし、こちらは雨漏り&虫との戦いを覚悟のうえご利用ください。
これからは体験の時代!「古代生活体験村」では、リゾートホテルでは決して味わうことができない、究極にシンプルな“古代生活”を楽しむことができます。
写真:安藤 美紀
地図を見る竪穴式住居の中は、藁とかバサッと敷いてあるの…?というと、意外と現代的。床にはフローリング、しかも電気がつきます。さらにコンセントもあるので、携帯電話やスマートフォンの充電も可能。ただし部屋の施錠には注意が必要です。外からは南京錠、中からだと扉に紐を結ぶだけ、という超簡素な施錠になるため、貴重品などは自己管理となります。
それから、室内にはトイレがありません。歩いて1分ほどの屋外にあるので、夜は足元を照らす懐中電灯があると安心です。(←ここ重要!)
さあ、いよいよ古代ライフのスタート!
まずは管理棟に立ち寄り、好きなものを購入したりレンタルしましょう。火おこしセットや100円でレンタルできる古代服は、縄文気分を盛り上げるための必須アイテム。男らしくワイルドに決めたいなら、「寒い…」とか弱音は吐いちゃだめ。素肌にベージュの古代服を身にまとうのが一番です。また竪穴式住居では、中で火を焚べることができます。ご希望の方は、室内用の薪券を550円で購入してください。(※屋内では暖をとるのみ。調理不可です)
写真:安藤 美紀
地図を見る夕食はバーベキューで盛り上がりましょう。調理をするのは、ここ古代の炊事場です。調理台は天然の一枚岩でできていて、水周りも火を使う場所もすべて石。縄文ムード満点なのです。
事前に予約をすれば、有料でバーベキュー用具(炊事用具一式含む)を使うことができます。材料は予約をしておくか、好きなものを持ち込むことが可能。また、ここで出たゴミは、分別場所に捨てることができます。
そしてバーベキューをするなら、チャッカマンを使うなんて縄文人らしくない。自分で火起こしした種火を使うのがベストです。成功者は50%、途中でギブアップする人もいるほど難易度が高い火起こしですが、自分の力で起こした火で味わうバーベキューは最高!いつも以上に美味しく感じられますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る宿泊者は、歩いて5分の場所にある「あきやま学寮大浴場」を利用できます。
ここは温泉ではありませんが、ラジウム鉱石を使ったラジウム温浴が自慢。ラジウム温浴とは、リューマチや胃腸の疾患、更年期障害など内分泌系の症状、喘息や慢性気管支炎などに効能があると言われています。
お風呂は大きいし、掃除が行き届いて清潔!火起こしやバーベキューで汗だくになった体を優しく癒やしてくれるでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る横穴式住居は、外も中も全て石造り。自然と一体化していて素敵です。こちらは、中で火を焚べることはできませんが、なんと洗面台がついています。そして夏になると、朝はカブトムシが大量に出勤するというサプライズも…。虫が大好き!というお子さんと一緒に泊まると、楽しい思い出を作れるでしょう。
竪穴式住居と横穴式住居の利用料金は、どちらも1部屋11,800円。1人当たりの金額ではなく、1棟貸しのスタイルなので、色々オプションを付けても、みんなで利用すれば格安料金で縄文気分を満喫できます。
都会から離れて自然があるところでユニークな体験がしたい!「古代生活体験村」は、そんなあなたの好奇心を刺激してくれますよ。
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(2023/12/8更新)
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