写真:SHIZUKO
地図を見る和歌山と大阪の県境・岸和田市にある牛滝山(うしたきやま)。「牛滝山」とは、なんとも素朴な名前です。名前の由来が気になりますね。牛滝山の中腹に、役行者が開創したとされる天台宗の古刹・大威徳寺(だいいとくじ)があり、その参道には3つの滝があります。
比叡山の学僧が修業をしているとき、3つの滝のうちの1つ「三の滝」から「大威徳明王」が「牛」に乗って現れたというではありませんか。その様子に感動した修行僧は、そのお姿を像に彫り、本尊として安置しました。「滝」から「牛」に乗って明王が現れたので、牛滝山大威徳寺と名前が付けられたとか。
後に弘法大師もここで修行を積んだという由緒正しいお寺です。夏は緑したたる山ですが、秋には、山門前の紅葉がそれはそれは見事な紅葉を見せてくれるということです。
写真:SHIZUKO
地図を見る牛滝山の麓にある「牛滝温泉四季まつり」は、温泉・宿泊・食事・キャンプ・バーベキュー・宴会などが楽しめる、総合レジャー施設です。目玉はなんといっても美人の湯として愛されている温泉。「絹のような肌触り、化粧水のようなしっとり感」のお湯は、別名「お湯の羽衣」と呼ばれているそうです。確かに、とろりとしたお湯で肌触りは最高です。
お勧めは当然、露天風呂。ゆったりとした露天風呂に身を沈めれば、滴る緑にふりそそぐまぶしい太陽、賑やかな蝉の声に鳥のさえずりが混じり、大自然の中にいるって実感。都市部からそんなに遠くないのに、河原で遊ぶ人たちの楽しそうな声がなければ、まるで山の中の秘湯にでもいる気分になれます。
写真:SHIZUKO
地図を見る牛滝川に沿って展開している四季まつりの施設。よく整備された河原は、広さはないけれど、川遊びするにはもってこいの水量。小魚がたくさんいるので、子どもたちは全身ずぶ濡れで必死で魚を追いかけています。浮き輪でのんびりお昼寝も。
楽しんでいるのは子どもたちだけではなく、川幅の広いところでは、大人たちも一緒になって水の掛け合いで大はしゃぎ。水の流れがゆったりなので、安心して川遊びができます。
写真:SHIZUKO
地図を見るオンシーズンなら、川沿いにバーベキューテントがずらりと並び、おいしそうなにおいが漂っていますが、ここはなんと無料で利用できる場所。条件はすべてのごみを持ち帰ること。
人気があるのも納得。川遊びして、体が冷えたら焼き肉食べて、大人はビールを飲んで、とそれぞれの時間が過ごせます。
でも、自分達でバーベキューの装備を持ち込むのは大変。車もないし…という方もご安心ください。そんな方のためにバーベキュー広場が用意されています。
食材もここで調達できます。ただし持ち込みは禁止です。
写真:SHIZUKO
地図を見る日帰りで楽しむのもいいのですが、カナディアンログハウスのコテージに泊まればリゾート気分はますますアップ。
1階がリビングダイニング、2階が寝室のコテージは、避暑地の別荘気分です。自炊が出来るので、グループで気兼ねなく、楽しい語らいの夜を過ごすことが出来ます。
ぜいたく気分で過ごしたい人は、露天風呂付客室がお勧め。話題のグランピングもできますから、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
いやいや、もっと野趣たっぷりがいいという人にはキャンプ場があります。大地に眠る感覚は、より自然を身近に感じさせてくれます。
川遊びをして、バーベキューを楽しんで、1日思いっきり遊んだあとは完全なるリラックスを求めてマッサージはいかがでしょう。温泉への通路には、マッサージ室があり、お手軽に全身マッサージを受けることが出来ます。
温泉でツルツルになって、マッサージで全身トロトロに。完全リフレッシュして、次のお仕事に向かってください。
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