定山渓温泉街から車で10分の場所にある定山渓ダムは、そびえるダムを間近で見ることができる絶景スポットです。ダムを見上げるとそのダイナミックで重厚なコンクリート建造物に思わず息をのんでしまうほどです。
定山渓温泉からほど近いこのダムは、夏は深緑、秋は紅葉が美しく、定山渓温泉へ来たらぜひ足をのばしておきたい観光スポットの一つ。敷地内には綺麗に整備された下流園地という公園もあり、人間がつくり出したダイナミックな定山渓ダムとそれを包みこむ自然とがつくり出す美しい景色を楽しみながら、ゆっくりと時間を過ごすことができます。
ピクニックなども楽しめるこのスポットは、家族連れにもおすすめ。混雑することも少なく交通量もさほど多くないため、時間を忘れて静かな時間を過ごすことができますよ。
定山渓ダムの魅力は、美しい風景ばかりではありません。あまり知られていませんが、実際にダムの中に設置されている監査廊と呼ばれるトンネルの様子を見学することができます。このトンネルは定山渓ダムへ訪問したことがある人でも素通りしてしまう穴場スポットで、「ダム内見学通路」として開放されています。
定山渓ダムの中へ入る入口は、下流園地の近くにひっそりとある小さな扉。「こんなところから入れるの?」と不安に思うかもしれませんが、ドキドキしながらダムへの入口となる扉を開けてみましょう!
入口の扉を開けると、そこに待っているのは細く長いトンネルです。しんと静まり返ったダム内見学通路は窓など一切なく、ただ一直線に伸びているトンネル。内部は電気が設置されているので窓がなくても暗くはありませんが、コンクリートがむき出しになったトンネル内はとても無機質で非日常的な空間が広がっています。
ダムの中に入っていると思うと少し怖いような気持ちにもなりますが、秘密基地へ潜入したようなワクワクとドキドキを味わうことができるのも、定山渓ダムのダム内見学通路の魅力です。
また、見学通路内には定山渓ダムについての情報を紹介するパネル展示があり、ダムについて学ぶこともできます。お子様はもちろん、大人の方も修学旅行気分で見学を楽しみましょう!
定山渓ダムのトンネル内に足を踏み入れ奥へと進んでいくと、誰もが外の気温との温度差に驚くことでしょう。写真撮影時は25℃を超える夏日だったのにも関わらず、トンネルの一番奥に設置された温度計は何と9℃をさしています!
ダム内見学通路の温度は真夏でも10℃前後という低温です。では、氷点下まで気温が下がる冬場はどうかというと、逆に温度は下がりません。一年を通して10℃前後の安定した温度が保たれているのです。
外の気温との温差が大きい季節の訪問なら、トンネル内と外の温度差のギャップを存分に楽しめるので特におすすめ!ただし、定山渓ダムの見学可能期間は4月下旬から11月上旬までとなり、冬の見学はできませんのでご注意ください。
ダム資料館では、ダムができるまでの様子を再現したジオラマやパネル展示で、定山渓ダムができるまでの過程やその役割について学ぶことができます。また、ハンドルを回して手動で発電する体験装置もあり、子供から大人まで見たり体験したりしながら発電を身近に感じることができます。
また、受付ではダムカードも配布しています。ダムカードは日本全国のダムで配布されていますが、そのほとんどが横型。縦型のダムカードは定山渓ダムを含めて数か所しかありません。そのため、定山渓ダムのダムカードは、カードを集めている人にはたまらない珍しいカードとなっており、訪問の記念にもおすすめです。
なお、ダム資料館の入館料やダムカードなどは全て無料となっています。
定山渓ダムは定山渓温泉からも近く、夏は深緑、秋は紅葉と絶景が楽しめる定山渓温泉に訪れたならぜひ見て欲しい絶景スポットの一つです。そして、風景だけでなくパネル展示やジオラマなど様々なツールで、ダムについて体験したり学んだりもでき、大人も子供も修学旅行気分でダムを楽しむことができます。
定山渓ダムのダム内見学通路やダム資料館、配布されているダムカードは全て無料。充実した施設にもかかわらず、入館料など気にせずに見学することができるのも嬉しいポイント。「定山渓ダム」で定山渓の自然とダム見学を満喫してみてはいかがでしょうか。
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(2024/10/15更新)
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