京都の風物詩「ハモ」の旬は2回!?「魚市」でリーズナブルかつ上質なはも料理を

京都の風物詩「ハモ」の旬は2回!?「魚市」でリーズナブルかつ上質なはも料理を

更新日:2016/08/23 11:34

浮き草 ゆきんこのプロフィール写真 浮き草 ゆきんこ トラベルライター、プチプラ旅専門家、LCC弾丸トラベラー
京都の夏の風物詩といえば「鱧(ハモ)」。産卵前の7月は、脂がのり、梅雨時の水をたっぷり飲んでおいしくなります。ということは、そろそろ旬は終わり?いえいえ、産卵後、また、脂がのり身が肥えてくる10月〜11月もハモのもう一つの旬です。
でも、ハモって高いイメージが・・・と躊躇している人も多いはず。そんなハモ好き必見!京都でも3000円でハモの落としつき御膳が食べられるお店があるんです。

まずは王道の鱧(ハモ)落としから

まずは王道の鱧(ハモ)落としから

写真:浮き草 ゆきんこ

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はも料理「魚市」で食べたい一押しのメニューが「今熊野弁当」です。お店が、新熊野神社(新と書いていまと読む)のすぐ南側にあることから、このお弁当名になったのですが、鱧で弁当?会席じゃないの?という疑問はお弁当の中身を見てからのお楽しみ。

今熊野弁当にも鱧料理が入っていますが、見逃せないのが鱧の落とし付!鱧の落としというと梅肉が基本。しかし、はも料理「魚市」では、鱧本来の味を楽しんでもらいたいとさっぱりとした合わせ酢でいただきます。

淡泊な味わいだけど、甘みがある後味、フワフワっとした食感。鱧を堪能するなら鱧落としは外せません!

京都らしい季節ものが盛りだくさんな今熊野弁当

京都らしい季節ものが盛りだくさんな今熊野弁当

写真:浮き草 ゆきんこ

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鱧の落としを食べ終わるころ今熊野弁当が運ばれてきます。箱にキレイに盛り付けられた料理はまさに京都。京野菜を使ったおばんざいの他、もちろん鱧料理も。

一押しは鱧の子の炊き合わせ。フワフワっとした食感、京都らしいダシの味わいが絶妙です。シンプルに焼いた鱧焼き、生麩田楽、東京ではがんもどきと呼ばれるひろうず、そして、ハスの茎が入ったお吸い物など、京都らしさを感じられるお弁当になっています。

鱧好きの店主が店内に飾った鱧とは?

鱧好きの店主が店内に飾った鱧とは?

写真:浮き草 ゆきんこ

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はも料理「魚市」はその名の通り、鱧専門店。もちろん、店主が鱧にほれ込んで始めたお店です。

店内にはその鱧好きがにじみ出ているものが展示されています。それが、写真のレントゲン写真(笑)。

鱧が好きすぎて、鱧を裁く前の鱧の状態を見たいと切望し、わざわざ近くの医院に鱧を持ち込みレントゲンを撮ってもらったそうです。もちろん、保険対象外。自費で支払ったそうですよ。

この額縁はレントゲンを飾るための特注。なんとレントゲン写真を見るためにライトつきの額縁を購入したのだとか。レントゲン写真を見たいと思ったら、「ライトつけてください」とお願いすると快くつけてもらえます。

こじんまりとした店内

こじんまりとした店内

写真:浮き草 ゆきんこ

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店内は風情ある小料理屋のような雰囲気。座敷席とテーブル席がありますが、席数が限られているので予約がおススメです。

京都のガイドブックなども置かれているので、料理がくるまでの間、次の目的地を探してもいいかも。

東福寺駅から徒歩7分

東福寺駅から徒歩7分

写真:浮き草 ゆきんこ

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はも料理「魚市」は、紅葉の名所として名高い東福寺駅が最寄駅です。東大路通りを東福寺とは反対側にまっすぐに歩いていくとお店が見えてきます。

文字が見えにくくなっている看板の下には(6)という今ではみられない一桁の電話番号が書いてあり、風情たっぷり。店先には、お寿司や惣菜が並ぶ木箱が置かれ、地元の人がちょくちょく買いに来ている地元密着型の風情あるお店です。

京都で安くおいしい鱧料理を食べるなら、はも料理「魚市」へ

最寄駅は東福寺駅ですが、京都駅や四条、祇園から市バスでもアクセス可能なので、お店のHPをチェックしてみてくださいね。

京都で鱧会席を食べるとなると1万円以上はかかります。今回紹介した今熊野弁当のほか、リーズナブルさでいくと、はも丼1800円というメニューもあります。
もちろん、はも会席やはもしゃぶなどもありますので、コースで食べたい方は予約してお店に向かいましょう。

高級鱧をリーズナブルに食べられるはも料理「魚市」は覚えておいて損はないお店です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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