まさに秘境!秩父の山奥の絶景カフェ「天空の楽校」は懐かしすぎる空間

まさに秘境!秩父の山奥の絶景カフェ「天空の楽校」は懐かしすぎる空間

更新日:2016/09/13 14:28

Benisei Rinkaのプロフィール写真 Benisei Rinka 子連れトラベラー、小江戸川越の魅力伝道師
多くの自然や温泉などが人気の秩父に、廃校を利用した絶景カフェがあります。
過疎化に苦しむ地域の役に立ちたいと、東京でアーティスト活動をしていたオーナーが、秩父の新名物「天空のちまき」を1年がかりで考案し、山里に“仕事”と“名物”をもたらしました。
今回は、ただ絶景なだけじゃなく、ただ美味しいだけじゃない、昭和の懐かしさがいっぱいのカフェ「天空の楽校(がっこう)」をご紹介します。

やっとたどり着いた感満載なカフェ「天空の楽校(がっこう)」

やっとたどり着いた感満載なカフェ「天空の楽校(がっこう)」

写真:Benisei Rinka

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天空の楽校までは、関越自動車道花園インターチェンジから国道140号線を経由して、秩父郡皆野町へ。満願温泉→水潜寺→秩父華厳の滝を通り過ぎ、さらに吉田方面へ進みます。花園インターチェンジからは約1時間、秩父華厳の滝からはおよそ10分の場所にありますが、秩父華厳の滝から先の道は、対向車とのすれ違いが不可能なほど細く、お互いに待避所で道を譲り合いながら進む場所も少なくありません。また、クネクネ道が続き、一本道ではありますが、本当にこの道を進んでいいのか不安になるほど。
左手に「天空の楽校」という文字を見つけた時の安心感というか、やっとたどりついた感は、なんとも表現しがたいですが、思わず「ついたー!!」って叫びたくなります。

目の前に広がる絶景!この開放感はハンパない!

目の前に広がる絶景!この開放感はハンパない!

写真:Benisei Rinka

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車を止めると、オーナーさんがメニューをもって迎えてくれます。座る場所は自由で、あとから席の移動も自由です。店内での飲食も可能ですが、この絶景を味わわないわけにはいきませんよね。標高550メートルからの景色は、緑の山々と青い空と白い雲と...本当に清々しい気持ちになります。
景色を眺めて、深呼吸をして、写真を撮って...みなさん、オーダーするまでに時間がかかります。お客さんの中には「ヤッホー!」なんて、やまびこを期待して叫んでる方もいるほど、開放感いっぱいのカフェです。

秩父の新名物「天空のちまき」は必食!

秩父の新名物「天空のちまき」は必食!

写真:Benisei Rinka

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天空の楽校で生まれた「天空のちまき」は、秩父の新名物として大人気!このちまきは、オーナーがテレビの料理番組でレシピを担当していた経験を活かし、台湾で人気の秘伝レシピをもとに、さらに美味しく、日本人の口に合うようにアレンジしたもの。天空のちまきは、素材と水にこだわって、この地域のパートさんが手作りしているそうです。

上の写真は「角煮」。大きな角煮やシイタケ、タケノコ、桜エビなどが入った、具だくさんの定番ちまきです。お米はモチモチ、味も濃すぎず薄すぎず、具も食べごたえがあって、満腹感を感じられる一品!また、ちまきの革命児「ベーコンチーズ」、ホタテやエビなどが入った豪華な一品「海鮮」もありますよ。これらのちまきは、冷凍したものをお土産として持ち帰ることもできるので、その場で全種類食べられなくても、ぜひご自宅で他の味も試してみてくださいね。

教室は「昭和」で埋め尽くされていた!

教室は「昭和」で埋め尽くされていた!

写真:Benisei Rinka

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天空の楽校は元々「皆野町立 立沢分校」でした。その時に使われていた教室は、現在「昭和みゅーじあむ」として生まれ変わっています。
絶景広がるテラスエリアから靴を脱いで教室へ入ると、昭和世代には懐かしすぎる雑誌「明星」や「rockin’on」、殿様キングスや山口百恵、五木ひろしの「レコード」など、昭和で溢れています。また、松田聖子や中森明菜、アグネスラム、CDデビュー前のTOKIOのポスターなども飾られております。TOKIOのポスターに写っているメンバーは、長瀬智也ではなく、デビュー目前に電撃脱退した“小島啓”なんです。今のTOKIOしかしらない人にとっては「これ誰?」ってなります。そんな会話をしていることさえ、ちょっと嬉しくなってしまう空間。

また、室内には世界のトイピアノや、どこかの民族楽器のような太鼓なども置かれていて、自由に演奏することができます。外のテラスでくつろいでいる時に室内からピアノの音が聞こえてくると、本当に学校にいるみたいで懐かしく感じます。

休み時間だー!外で遊ぶぞ!

休み時間だー!外で遊ぶぞ!

写真:Benisei Rinka

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天空の楽校には、竹馬やホッピング、昔のキックボードのようなもの、足でこぐ車、三輪車などが置かれていて、自由に遊ぶことができます。かなり年季が入っていて、壊れているものもありますが、それでも子供たちは気にせず遊び倒します。目の前に絶景の広がるカフェでくつろぎながら、楽しそうに遊ぶ子供たちを見るのは、親にとってこの上ない幸せですよね。
もちろん、大人だって遊んでOKですよ!

カフェっぽくないカフェ「天空の楽校」で自分時間を過ごそう

“天空のちまき”をはじめとする食事やデザート、秩父の名水を使った名水カルピスや名水コーヒーなど、メニューもしっかりとしたカフェなのに、まったくカフェっぽさを感じさせない素朴な感じが、とても居心地のいい場所にしてくれています。
丸太のベンチでお昼寝する人や、昔の漫画を延々と読んでる人、ボーっと景色を眺めてる人など、みんな思い思いに過ごしていますよ。

まさに秘境ともいえる山間部にある「天空の楽校」の魅力は、「絶景」だけではありませんでした。たどり着くのは大変だけど、また絶対来ようと思わせてくれる素敵なカフェです。手ぶらでBBQも可能ですので、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/10 訪問

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