写真:いしい ひい
地図を見る広大なパンプキン畑が広がり、「パンプキンの首都」を標榜する町は、ハーフムーンベイ(Half Moon Bay)。サンフランシスコから車で南に約1時間、太平洋沿いに広がる静かな町です。
アーティチョークなどの野菜や豆類を生産するこの農業地帯が最も活気づくのは、恒例のパンプキン・フェスティバル(Half Moon Bay Art and Pumpkin Festival)が行われる、10月の第3週(2016年は10月15日〜16日)。毎年25万人もの観光客が訪れる一大イベントです。
パンプキンをテーマにしたフェスティバルの名物は、何と言っても巨大パンプキン!各農家が丹念に育て上げた自慢のパンプキンは、500キロを越えるものもあり、どうやってここまで大きくなったのか、ひたすら圧倒される迫力です。
写真:いしい ひい
地図を見るパンプキン・フェスティバルの2日間、ハーフムーンベイのメインストリートはたくさんの屋台で埋め尽くされます。お祭りのもうひとつのテーマは「アート」。絵やクラフトの屋台が多いのも、このフェスティバルの特徴です。
パンプキンにユーモラスな顔を彫刻していく実演が行われたり、とにかく会場はパンプキン尽くし!
パンプキンにちなんだ食べ物も、いろいろ試してみましょう。朝から長い行列ができているのはパンプキン・パンケーキの屋台、甘い香りがたちこめます。さらにパンプキン・パイ、パンプキン・チーズケーキ、パンプキン・ドーナツ、パンプキン・スープ、パンプキン・ラテ!大人向けには、パンプキンの風味が楽しい地ビール「マーベリックス・パンプキン・ハーベスト・ビール」や地元のワインなどもあります。
パンプキン以外では、サンフランシスコ・ベイエリア名物「シーフード・チャウダー」がおススメ!
写真:いしい ひい
地図を見るフェスティバルが最もにぎやかになるのは、グレート・パンプキン・パレード。巨大パンプキンの山車や、ハロウィンを先取りしたような仮装の人々やかわいい犬たちが、メインストリートを練り歩きます。サンフランシスコ・ジャイアンツの選手など有名人が特別出演することも。パレードしながらお菓子が撒かれるので、子供たちは大はしゃぎ!
沿道の風景にも注目!大道芸人が汗だくの熱演をしていたり、ミュージシャンのステージがあったりと、辻辻ににぎわいがあります。
フェスティバルの行われるメインストリート沿いにはお洒落なお店も多いので、合間に是非のぞいてみましょう。
写真:いしい ひい
地図を見るパンプキンがいっぱいなのは、フェスティバル会場だけではありません。秋になるとハーフムーンベイ周辺では、大きなパンプキンがごろごろと大量に並ぶ風景をあちこちで見かけるはず。それがパンプキンパッチ、ハロウィン用のパンプキンを売っている場所です。
パンプキン以外の作物も販売していたり、ハロウィンのための飾り、さらには子供用の遊具やお化け屋敷があったり、ミニトレインが走っていたりして、子供たちにとってたまらなく楽しい場所!アメリカの子供たちにとって、ハロウィンはとってもわくわくするイベントなのです。
日本でもハロウィンが定着してきましたが、アメリカでは1ヶ月以上も前から10月31日のハロウィンに向けて盛り上がっていきます。
パンプキンが主役のお祭りに、オレンジのパンプキンが並んだパンプキンパッチは、アメリカの秋の風物詩。是非見に来てくださいね。
フェスティバルの当日、ハーフムーンベイへ向かう道は非常に混み合います。朝早めに会場に向かうことをおススメします。
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この記事を書いたナビゲーター
いしい ひい
2008年、夫の転職にともなって始まった、アメリカ生活。最初はニューヨーク、続いてヒューストン、サンノゼ、シアトルと、西へ西へと移動して、2017年からニュージャージー州に住んでいます。転勤族はけっこ…
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(2025/1/18更新)
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