大阪府千早赤阪村(ちはやあかさかむら)村立の資料館です。千早赤阪村役場前から徒歩約10分のところにあります。NHK大河ドラマ「太平記」が放映された頃には、年間4万人を超える見学者が入館しました。
史料館1階には、楠木正成に由来する様々な資料やジオラマ模型が展示されています。楠木正成の一生が描かれた絵本風な展示物など非常に興味深いものもあります。他にも、村内で発掘された古代土器や戦前の村の暮らしを伝える品々が数多く展示されています。
利用料金は大人200円、子ども100円とお安いです。入館料金以上の充実した内容で、かなりお得です。年に一度程度「企画展」を行っているので、確認されて訪れてもよいですね。入り口には顔ハメ看板もありますよ。
南北朝時代に日本の歴史を大きく動かした楠木正成の生誕地が、「千早赤阪村立郷土資料館」のすぐ隣にあります。道路(森屋の交差点)にも看板が出ているので、それに従っていけば、迷わず行けます。
南朝の英雄で忠臣の楠木正成は千早赤阪村水分山の井に楠木家の屋敷跡があったとこから、ここで生まれたとされ、その跡に「楠公生誕地」の碑が建っています。平成2〜3年にかけて発掘調査が行われ、その結果、二重の堀に囲まれた中世城館跡が確認されています。
このような石碑があると記念撮影も出来ますね。
提供元:千早赤阪村教育委員会
http://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/上記の楠木正成生誕地から歩いて3分程歩くと、大きな石積塔があります。奉建塔と呼ばれているこの塔は、昭和15年に楠公没後600年祭記念として建てられたものです。
塔の高さ43尺(約13m)は、戦死した時の楠木正成の年齢である43才を表わしています。
また、塔には楠公が旗印としたとされる「非理法権天」(「非は道理に勝たず、道理があっても法則には勝てない。法がきめられていても権力には勝てない。その権力も天命には勝てない」という意味)の文字が刻まれ、その活躍をたたえています。
提供元:千早赤阪村教育委員会
http://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/奉建塔のたもとには約5万本のニホンスイセンが咲く「スイセンの丘」が広がり、冬には一帯にニホンスイセンの甘い香りが漂います。 花の少ない冬の時期に見る、白と黄色の美しいニホンスイセンは一層目を引きます。ニホンスイセンの見頃は、毎年1月初旬〜2月中旬ごろまで。 とても寒いので、防寒対策はしっかりとして訪れましょう。
スイセンの他にも、桜や菜の花など季節毎に様々な花を咲かせ、高台から眺める景色も素晴らしいです。
※お車でお越しの際は、道の駅にご駐車ください。
千早赤阪村立郷土資料館・楠木正成生誕地・奉建塔(スイセンの丘)の3点セットで見て回ると、満足度があり、充実した旅になりますよ。大阪府で唯一の村である千早赤阪村ののんびりとした里山で、歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
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