爽やかな風と緑薫る「旧軽井沢ホテル」でグルメと癒しのリゾート時間を

爽やかな風と緑薫る「旧軽井沢ホテル」でグルメと癒しのリゾート時間を

更新日:2016/08/20 10:06

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
日本のリゾート・避暑地の代表格といって良い長野県軽井沢。別荘地として有名なリゾートですが、「東京24区」といわれる都会的な側面もあります。東京から近いことも魅力。そんな洗練された軽井沢には、上質なリゾートホテルがあります。中でも「旧軽井沢ホテル」には、その立地や空間はもちろん、クオリティ高いグルメやサービスに多くの人々が惹きつけられます。ホスピタリティ秀逸なこのリゾートホテルの魅力を紹介します。

伝統的な軽井沢といえば「旧軽井沢」

伝統的な軽井沢といえば「旧軽井沢」

提供元:旧軽井沢ホテル

http://kyukaruizawahotel.com/

軽井沢にも様々なエリアがあります。基本的には軽井沢町内のエリアを指しますが、隣の御代田町は「西軽井沢」と称されますし、群馬県側は「北軽井沢」と軽井沢の名称が付くエリアの広がりがあるのも軽井沢のブランド力です。

伝統的な軽井沢を指す場合は、「旧軽井沢」と言われるエリアを指すことがあります。軽井沢駅が最寄り駅で、有名なスポットも多くあります。“他の軽井沢”とは涼しさまでもが違うとも言われます。

「旧軽井沢ホテル」は、旧軽井沢エリアの中でも中心部にあります。駅前通りから至近で、周囲にはレベル高い飲食店や人気スポットも多い立地ですが、通りから奥まった落ち着きある森に囲まれた軽井沢を満喫できるホテルです。

美しい日本を集めたホテルアライアンス

美しい日本を集めたホテルアライアンス

提供元:旧軽井沢ホテル

http://kyukaruizawahotel.com/

旧軽井沢ホテルを運営するのは、いま注目の「アゴーラ・ホスピタリティーズ」。豊かな四季や大自然、尊い文化の数々を活かし、それぞれのホテル・旅館の独自性を尊重した「美しい日本を集めたホテルアライアンス」をコンセプトに、ゲストへ感動を与え続けています。

モダンリゾートともいえる上質空間を纏った旧軽井沢ホテルからは、信州・軽井沢へのリスペクトを感じます。信州や軽井沢といえば「自然との調和」というイメージが第一です。しかし、もっと深いところにある文化や、人々へもたらす恵みを尊び、ホテルという装置で表現できることが、ホテルに滞在するゲストへ非日常感や癒しをもたらします。

天気の良い日、旧軽井沢ホテルのテラスで佇むと思わず眠気に誘われます。軽井沢は標高約1000メートル。標高が高くなると眠くなるという「軽井沢で午睡の法則」が軽井沢ラヴァーの間でまことしやかに噂されています。そよかぜに揺れる木々の葉音、小鳥たちの歌声が子守歌ですよ、と旧軽井沢ホテルが囁いているようです。

リラックスして身を委ねられる快適な客室

リラックスして身を委ねられる快適な客室

写真:瀧澤 信秋

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旧軽井沢ホテルの客室は、ホテル内の空気感と同様にモダンでありつつも、都会的で洗練された邸宅を感じさせる雰囲気。そこには前時代的な軽井沢や重々しさ、オーセンティックさはありません。ホテルの立地によるところも大きいと感じますが、肩の力を抜いて自宅で暮らすような、軽井沢の四季を感じることができる寛ぎの空間です。

明るくシンプルでありながらも質感の高さを感じさせるためには、隅々にまで気を配る必要があり、ホテルにとって相当にハードルが高いといえます。見た目だけではなく、実際に座って、寝て、使ってみてゲストを納得させるクオリティには感心してしまいます。

フレンチレストラン「Le Signe」(ル・シーニュ)で悦楽と歓喜の時を

フレンチレストラン「Le Signe」(ル・シーニュ)で悦楽と歓喜の時を

写真:瀧澤 信秋

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旧軽井沢ホテルでのディナーは、もちろん「Le Signe」でのフレンチをおすすめします。エグゼクティブ・シェフ上野宗士さんの、メニュー名や見た目では想像できないというギャップと共に供される芸術作品の数々。ワクワク感はリゾートホテルフレンチにおいて、時空の流れすらも変える効果のあることを実感します。

上野シェフは、パリの5つ星 オテル・ド・クリヨンでの修行経験をもち、ベージュ アラン・デュカス東京の副総料理長やル・コントワール・ド・ブノワ大阪の総料理長として腕を振るった若き鬼才。長野の食文化を取り入れたという秀逸なコンセプトを感じながら味わう一品一品は、信州のDNAを存分に感じさせます。魂揺さぶられる食は、もはや料理という枠を超越しているとも言えるでしょう。また、シェフセレクトで輸入したバターや、オリーブオイル「シャトー・エストゥブロン」も秀逸です。

一方、長い滞在において食事のアレンジが難しいのもリゾートホテルステイ。旧軽井沢ホテルは静寂な空気に包まれつつも、メイン通りから至近の立地で、徒歩圏内にも和洋中秀逸なダイニングが揃っており、バトラーが案内します。そうした軽井沢の洗練された都会的側面も、旧軽井沢ホテルの魅力といえます。

山本諭ソムリエのワインセレクトとマリアージュ

山本諭ソムリエのワインセレクトとマリアージュ

写真:瀧澤 信秋

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エグゼクティブ・ソムリエ山本諭さんのワインセレクトとサービスも、夢心地時間を演出します。山本ソムリエは長野県出身。ホテル西洋銀座、レストラン・ミクニ・マルノウチ支配人兼シェフソムリエなどを経て、2000年の沖縄サミットでは晩餐会のソムリエスタッフ、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパのエグゼクティブ・シェフソムリエなどを歴任してきた人物です。

山本ソムリエにマリアージュをお任せすると、吟味されたワインが選ばれてきます。上野シェフの一品一品がより味わい深いものになるセレクトです。キュヴェ・ルイーズ・ポメリー・ソムリエコンクールの優勝をはじめ、数々のソムリエコンテストで受賞歴をもつ彼の懇切丁寧な説明やウィットに富んだサービスは、ゲストに感動を与えます。

おわりに

旧軽井沢ホテルでの癒しの感動グルメのステイは、軽井沢の爽やかな風と緑の薫りと共にあります。軽井沢の見せる表情は様々。一瞬にして変化していく香りや味わいは、ワインだけではないことを知る旧軽井沢ホテル。リゾートの奥深さを感じる時間を体験してみてはいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/18−2016/05/19 訪問

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