マンハッタン随一の高級住宅街、アッパーイーストに佇む「フリック・コレクション」。この美術館は資産家であったヘンリー・フリック氏個人の邸宅を使っているのですが、実はこのフリック氏、かの有名な鉄鋼王アンドリュー・カーネギー氏の共同経営者であったとのこと!豪華な館内は、これが個人宅!?さすがは資産家、、と唸らされます。
展示数は限られますが世界に30数点しかないといわれる寡作の画家フェルメールの作品が3点もある他、エドガー・ドガ、レンブラント、モネ等も展示があり、豪華な内容にはきっと満足するはず。美術館の中央には素敵な中庭もあり、ベンチで一休みできます。地下鉄の緑の4番、6番線で68ストリート駅から徒歩圏内とアクセスもよし。メトロポリタン美術館からも近いので一緒に回ることもできますよ。
今マンハッタンでも1、2を競うおしゃれエリア、ミートパッキングディストリクトに位置する「ホイットニー美術館」。2015年にアッパーイーストから引越してきた新しい美術館だけあってとっても綺麗!美術館内は天井が高く、居るだけでおしゃれな気分を味わえる素敵な空間が広がっています。近・現代美術を中心に取り揃えており、人気のアメリカ人画家エドワード・ホッパーも多く収蔵しています。
展示物以外にも、1階のミュージアムショップはハイセンスなグッズが溢れていて見ているだけで楽しめますし、8階のスタジオ・カフェのテラス席ではワインを片手に屋外アートとダウンタウンの街並みを楽しむことができます。ハイラインを南端まで歩き階段を降りてすぐにありますので、散策と一緒に是非訪れていただきたい場所です。チケットは事前のオンライン購入で割引がありますのでチェックしてみてくださいね。
A番線でマンハッタンを北上、190ストリート駅を降りてフォート・トライオンパークを通り抜けると現れる「クロイスター美術館」。周辺も美術館内も緑に溢れ、ここがマンハッタンであることを忘れてしまうかのような素敵な美術館です。クロイスター(回廊)の名前の通り、フランスの修道院の回廊を解体・移設して作られた4つの回廊を中心に中世ヨーロッパの修道院を模して建てられており美術館の建物自体をみるだけでも十分に訪れる価値があります。
カフェ併設の回廊もあり、マンハッタン中心部の喧騒から離れのんびりとお茶をするのにもぴったり。メトロポリタン美術館の分館であるため、同日中であれば共通入場も可能なのが嬉しいところ。
いかがでしたでしょうか?紹介した3か所はどれもマンハッタンの中心から地下鉄で行ける場所にあり、気軽に旅程に組み込みやすい美術館です。
マンハッタンの美術館では、小さな子どもから高齢の方までが気に入った作品の前で思い思いの感想を述べ話し込んでいる姿をよく見かけます。中には虫眼鏡を持参して細部をじっくりと観察している方もいて、本当にアートを愛しているのだな、と思わされます。世界中の美術とニューヨーク発の最新アートが交差するマンハッタンで、ここにしかない珠玉の美術と出会い、人々のアートへの情熱を感じる旅、是非お楽しみください。
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