ピクニック気分でアート鑑賞!千葉県市原市「湖畔美術館」

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ピクニック気分でアート鑑賞!千葉県市原市「湖畔美術館」

ピクニック気分でアート鑑賞!千葉県市原市「湖畔美術館」

更新日:2016/08/25 13:35

野口 まさゆきのプロフィール写真 野口 まさゆき 里山フォトグラファー

今なお里山風景が残る千葉県市原市南部エリア。市内を南北に流れる養老川と高滝湖、水と緑あふれる環境の中に「市原湖畔美術館」があります。2014年春の国際芸術祭では、その中核施設として現代アートの発信拠点となりました。
アート鑑賞だけでなく、ピクニックやボート遊びなどでも楽しめます。お友達同士や家族連れで、またお一人でも、東京から至近のアートスポットで、のんびりとした心豊かな旅の時間を過ごしませんか?

アクセスは車が便利。でもローカル線「小湊鐡道」もおススメ!

アクセスは車が便利。でもローカル線「小湊鐡道」もおススメ!

写真:野口 まさゆき

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市原湖畔美術館へのアクセスは、車の場合は圏央道「市原鶴舞IC」出口から約5分ととても便利です。東京から市原鶴舞バスターミナルまでは高速バスも出ています。

しかし、ちょっと時間のある方におススメが小湊鐡道の利用。JR内房線の五井駅から美術館最寄りの高滝駅まで約40分、のどかな田園風景の中をゆっくりと走ります。里山でのアート鑑賞のイントロダクションとして最適なんですよ。高滝駅から美術館までは歩いて約20分、路線バスで5分ほど。駅にはレンタサイクルもあるので利用すると行動範囲が広がりますね。

外観も美しい!水と緑に映える湖畔美術館へ。

外観も美しい!水と緑に映える湖畔美術館へ。

写真:野口 まさゆき

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高滝湖にかかる赤い橋を渡ると湖畔美術館が姿を現します。高滝湖の水の色と周囲の緑に調和した美しい建物です。

当初は1995年に「水と彫刻の丘」としてオープンし、高滝ダムで犠牲になった様々な生き物の生命が復活するという「生命の循環」をキーワードとしました。2014年春の「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」に向けて2013年にリニューアルされ、アートを通した地域づくりの中核施設として注目を浴びました。

改修設計は「川口有子+鄭仁愉/有設計室」によるもので、銀色の美しい外装と回遊性の高い館内が特徴。作品は現代アートを中心とした企画展と常設展が中心で、その他に子供から大人まで楽しめる体験型ワークショップなども開催していますよ。

屋外の広場にも篠原勝之氏の「飛来」などの作品がありますので、のんびり歩きながら鑑賞しましょう。そして高滝湖の湖面には「水上彫刻」が10体あります。それぞれテーマ性のある美しい彫刻なので湖面にも要注目です!

ぐるっと作品だけを見てもトータル1〜2時間のコースでしょう。

この地域を干害から救った「藤原式揚水機」とは?

この地域を干害から救った「藤原式揚水機」とは?

写真:野口 まさゆき

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美術館の敷地内は展望塔があります。が、単なる展望台ではありませんよ。水田干害用に使われた「藤原式揚水機」を復元しているんです。

養老川の上中流域は川と田んぼの段差が大きく、農民は利水に長年苦労してきました。藤原式揚水機は川の水を低地から高地に送る仕組みで、明治時代から大正末期にかけて8ヶ所設置されました。この揚水機のおかげで農民は干害から救われたのです。

アートだけでなく地域の歴史や生活にふれることができる、これが湖畔美術館の面白さなんです。

展望塔の上からは高滝湖と房総の山並みを一望。

展望塔の上からは高滝湖と房総の山並みを一望。

写真:野口 まさゆき

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展望塔は高さ28mで、階段を一番上まで登ると息も切れます。しかし最上部からの景色はそんな疲れを吹き飛ばしてくれますよ。

目の前に広がる高滝湖は人造湖で、養老川の度重なる氾濫を防ぐために1974年からダム建設が始まり、1990年4月に完成しています。ブラックバスとワカサギ釣が有名で、貸ボートも準備されているんです。湖面では水上彫刻の周りで、のんびりとボート遊びや釣りを楽しむ人が見えます。湖の周囲にはこんもりとした森の緑が広がり、そしてその彼方には房総の山並みが望めます。

レストラン「Pizzeria BOSSO」は、地元食材を豊富に使ったピザが美味しい。

レストラン「Pizzeria BOSSO」は、地元食材を豊富に使ったピザが美味しい。

写真:野口 まさゆき

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美術館に隣接するガラス張りで明るいレストラン棟。ここでは房総の食材を使用したピザを中心とした食事が楽しめます。

房総の各地の食材や特産品を使ったピザが数種類ありますが、おススメは、房総の四季を表した4種類の味が1枚で楽しめる「ピッツア ボッソ」です。ドルチェやジェラート、そしてソフトドリンクのセットもあるのがうれしい!アート鑑賞の疲れをゆっくりと癒しましょう。

敷地内には緑の芝生やベンチもあるので、ピクニック気分でお弁当を広げるのも楽しいでしょう。

芸術だけではない、地域の歴史と文化にもふれる楽しい一日を!

市原湖畔美術館は、高滝湖畔という絶好のロケーションを活かし、室内だけではなく屋外にも作品を展開しています。アート、食、遊びを満足できる、まさに「首都圏のオアシス」といえるでしょう。

また、車で約5分、ちょっと足を延ばしたところにある「高滝ダム記念館」も一見の価値あり。ダム建設に関する模型や資料、移転した農家さんの使っていた農機具などが展示されています。建設前の地形や水害の状況、また稲作作業の歴史などがわかって勉強になりますよ。

きれいな空気を吸ってみる。芸術と地域の歴史と文化にふれてみる。こんな旅の一日を過ごしてみてはいかがですか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/08 訪問

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