写真:mikami kaori
地図を見る沖縄県の南部、国道331号の近くには、沖縄の美しい海の眺めを楽しむことができる「海カフェ」が点在しています。その海カフェの中でも有名な「浜辺の茶屋」から細い道を国道331号へ向かってすぐのところ、「たまぐすく焼」の優しい文字の石垣と愛嬌いっぱいのシーサー、赤瓦の屋根の沖縄らしい建物に目を奪われます。
そこは、沖縄の焼物「やちむん」の工房兼店舗「玉城焼」。南部の美ら海や南国の木や草花、さとうきび畑など、沖縄らしい自然の風景の中に溶け込んだ飾らない日常そのままのような素朴な佇まいが、旅人の心をほっこりと包み込んでいくかのようです。
写真:mikami kaori
地図を見る「玉城焼」は、那覇壺屋の工房や、ハワイ、京都などで修業と創作活動を積んできたベテランの陶芸家稲福哲雄さんが窯主の陶芸工房。玉城の地にお店を構えてから30年ほど経つやちむんの老舗で、「玉城焼」は、ここ、稲福さんの工房でのみ作られています。
お店の中に入ると、素朴だけれど美しく工夫にあふれたやちむんがいっぱい!自宅で使いたくなる器や花瓶などから、飾っておきたい大皿。表情豊かなシーサーや飾り物などの小物。全てオーナーの稲福さんと奥様、お弟子さんの3人で創作されています。
その色合いやデザインは、優しく飾らない風合いでありながら、やんばるの美しい川底石が埋め込まれたものなどがあり、沖縄らしい工夫にみちています。
写真:mikami kaori
地図を見るお店の中で、ひときわ目を引くのが、美しいターコイズブルー色の器。「ocean blue」と名付けられたその器は、沖縄の美ら海をイメージして作られており、その吸い込まれるような美しい青は、旅人の心を優しく沖縄の海へと誘っていきます。
この美しいオーシャンブルーは、陶器の表面に酸化銅を釉薬(うわぐすり)として釉掛け(くすりがけ)して窯で焼き、青色〜緑色の絶妙な美しい色合いと模様が得られたもの。焼いている途中で釉薬が自然に流れるなどして出来るため、ひとつとして同じ色合いや模様のものはありません。釉薬の加減や陶器を窯のどこに配置して焼くかなど、オーナーさんの技量と工夫によってこの美しいオーシャンブルーは作られています。
沖縄の美しい海が刻々とその表情を変え観る者を魅了するように、「玉城焼」の「ocean blue」もまた、深く透明感のある幾通りもの美しい海の色を表現しています。この器を眺めるとき、旅人は沖縄の海をいつでも思い出すことができるでしょう。
写真:mikami kaori
地図を見るまた、「玉城焼」の店内には、沖縄のカフェ好きならば注目せずにはいられない、可愛らしいコーヒーカップやコップがあります。人気の海カフェ「浜辺の茶屋」でコーヒーを飲んだことのある方ならば、「あ!」と声を出さずにはいられないはず!
丸みのあるフォルムと温かみのあるひまわりの絵柄が特徴的なとってもキュートなこちらの器は、「浜辺の茶屋」でお目にかかることができます。
このひまわりカップも「玉城焼」。「浜辺の茶屋」のオーナーさんと「玉城焼」のオーナーさんはご兄弟。「浜辺の茶屋」からの注文でオリジナルのこのひまわりカップは作られています。
沖縄の美ら海を堪能できる海カフェ「浜辺の茶屋」でまったりした後は、素敵な思い出に「玉城焼」でひまわりカップを購入するのもいいですね。
写真:mikami kaori
地図を見るお店では、美しい器のほか、ユーモアいっぱいの小物やキュートなカトラリーも売っています。
「うれしーさー」「おかしーさー」など洒落のきいたシーサーの壁飾りや、絵柄がとっても可愛い陶器のスプーン、表情豊かな小さなシーサーの置物など、どこかお茶目であったかい素朴な雑貨は、沖縄の旅の思い出としてぴったり。お値段もお手頃なので、あれもこれもとたくさんほしくなりますよ。
おおらかでユーモアにあふれた「玉城焼」の雑貨で、心も体もニッコリホッコリしちゃいましょう。
住所:沖縄県南城市玉城字玉城90-4
電話:098-949-7696
営業時間:9:00〜 20:00
※不定休のため、営業状況については事前に電話でお問い合わせを。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/6更新)
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