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写真:大里 康正
地図を見るイタリア「ローマ」市内の「コロッセオ(Colosseo)」は紀元70年から着工し、10年の歳月で完成した楕円形の闘技場です。長径188m、短径156mあり、外壁の高さは49mにもなります。労働者の多くは約3万人のユダヤ人でした。
ウェスパシアヌス皇帝(第9代皇帝 在位69年−79年)はローマの大火、内戦の影響から財政難であったこの時期ですが、娯楽施設としてコロッセオの建設に着手したのです。
時代が中世になると、石切り場として使われ、多くの石が切られ持ちだされました。しかしながら最上段の一部には建設当時の石が今も残されています。
写真:大里 康正
地図を見るこの円形競技場で、剣闘士(グラディエーター)の戦い、剣闘士対ライオンやヒョウという猛獣との戦いが繰り広げられたのです。現代からみれば信じられない娯楽ですが、時代が違うということを考慮せねばなりません。
また、後に罪人の公開処刑場、さらにはキリスト教徒が迫害され殉教した地として、暗い歴史となったのも事実です。しかしながら処刑場であったからこそ、今では死刑廃止を訴えるシンボル的場所となり、殉教地となったことが皮肉にも、遺跡を後世に残す理由となったのです。
写真:大里 康正
地図を見る4階建てのコロッセオは、1階に皇帝、2階に市民、3階は市民の立見席となっていました。市民階級の入場は無料で大人気だったという記録から、政治活動としては成功と言えるでしょう。維持費は皇帝、貴族や政治家、他には裕福な層がまかなっていたのです。
コロッセオ観光で見ておくべきは、単に中央の競技場だけではありません。細かく幾つも分かれた通路が整備されており、その途中では倒れた円柱や地震で崩れた箇所を見ることが出来ます。その一つ一つが歴史であると言えるのです。幾つもの石段がありますが、同じ階段を古代ローマ人も歩いたことに思いを馳せてみて下さい。
写真:大里 康正
地図を見るコロッセオは何度かの拡張工事が行われドミティアヌス皇帝(第11代皇帝 在位81年−96年)になると最上階が完成し、さらには競技場を覆うように巨大な天幕まで張られるようになったのは驚くべきことです。
写真:大里 康正
地図を見る中央の競技場は精密な地下通路の上に出来ていました。なぜ地下通路があったのかですが、観客を驚かせ、飽きさせ無いために、地下通路を通って剣闘士や猛獣が突然出てきたように演出していたのです。
コロッセオの外観の美しさは知られていますが、ぜひとも競技場の地下の様子をじっくりと観察してみましょう。約2000年前の人たちがこのような演出を考え、建築していたことはさすが「古代ローマ帝国」という気持ちにさせられるはずです。
写真:大里 康正
地図を見る一部ですが、競技場の様子を再現した舞台が作られており、そこに立つことが可能です。剣闘士が立っていた高さから、観客席を見上げてみると、改めてその大きさ、高さが実感出来るのではないでしょうか。
写真:大里 康正
地図を見るコロッセオ観光で最後にお勧めしておきたいのが、ライトアップです。昼間とは違って周囲の騒音も小さくなり、その中で美しく浮かび上がる遺跡。ぐるりと一周歩くことが出来ますので、その姿を心にとどめて下さい。
写真:大里 康正
地図を見る少し角度がある場所から見ても、とても美しいのがコロッセオなのです。コロッセオを見つめていると、歴史の重みが感じられるかも知れません。
数ある世界遺産の中でも格段に有名なローマ「コロッセオ」は、イタリア観光ではぜひとも訪ねてみてほしい場所です。
日中は珍しい内部の様子を十分に堪能し、そして夜のライトアップの美しさまで見ておかねばもったいないのです。
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